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変わりたい、早くよくなりたいのに変化が起きないとき~無意識の抵抗について~ (後編)

2023年2月20日

前回は、無意識の抵抗が起きるとき、私たちの心ではどのようなことが起きているのかについて見てきました。

無意識の抵抗を手放していくことと関連がある、ネガティブな自分像(セルフイメージ)へのアプローチの仕方について書いていきたいと思います。

 

特に、この自分像は、潜在意識のレベルにあるため、普段は気づいていません。そのような自分像は、どのように見つけていけばよいのかから始めていきましょう。

 

どうやって、自分像(セルフイメージ)を見つけるの?

(実際は、OADの気づきの問いかけを使ったセッションを利用されることをお勧めしますが、ざっくりとした説明をしますね)

私たちの思いや感情、感覚は、意識の中で階層となって存在しています。潜在意識にある思いを探っていくには、顕在意識にある思いや感情から、段階を追って下りていくのです。

 

階層を下りていくために使う問いかけがあります。
それは、現状を変えたら、現状から抜け出すと、何がまずいのだろう?というものです。
次のように問いかけてみるのです。

 

・それをやると何がまずいの?
・やらないと何がまずいの?
・治ると何がまずいの?
・よくなると何がまずいの?

 

例えば、先に挙げた人の例ですと、

人の中に交わっていくことにしたら、何がまずいの?と問いかけます。
頭で考えずに体の感覚もよく感じながら問うことが大切です。

 

そうすると、これまで書いてきているように、

「人と交わっていくと、相手にどう思われるかという不安だ」とか、「受けいれてもらえるかわからないから怖い」といった思いが出てきます。

 

ほかの例ですと、例えば、

 

治ってしまったら、家族からのケアを受けられなくなってしまう

不倫関係をやめてしまったら、誰かに受け容れられているという感覚が感じられなくなる

お酒をやめてしまったら、焦りや不安感に直面しなければならなくなる

 

などといった思い(声)がでてくるのです。思いには感情や感覚も伴いますから不安感や、ソワソワした感覚も伴います。

 

 

このような思いを生む自分像を見つけよう

ここまででてきたら、次は、そういう思いを生むのはどんな自分だからだろうと問うのです。

なんらかの自分像(セルフイメージ)があるから、こういった思いや感情、感覚が生まれているからです。

 

具体的には、次のような問いかけをします。

 

・「どんな自分だから、相手にどう思われるかという不安を持つの?」
・「どんな自分だから、相手から受け入れられるかが心配なの?」

そこで返ってくる答えが自分像(セルフイメージ)です。

この人の場合は、例ですが、「自分はつまらないから」という風に答えがでてくるのです。

 

他の例の場合、

・「どんな自分だから、家族からのケアが必要なの?」

・「どんな自分だから、受け容れられているという感覚がほしいの?」

・「どんな自分だから、焦りや不安感に直面することがまずいの?怖いと思うの?」

 

答えの例として(あくまで例です。)

・「一人で立っていられないような自信のない弱い私だから」

・「だれからも愛されない私だから」

・「空虚感で一杯の空っぽの私だから」

 

自分像(セルフイメージ)が見つかったら、どうしたこの思いを信じたのかの理由を探ろう

問いによって見つかった自分像は、一見とても真実味があるように感じられます。しかし、これまでの記事でも書いてきていますが、何らかの思いや感情、感覚に真実味があるのは、それが作られた体験(トラウマ、刷り込みなども含む)とその体験で経験した感情、感覚、思いがあるからです。ですから、トラウマなどの体験で経験した感情、感覚、思いをきちんと解放していけば、真実味は失われるのです。

 

この人の例ですと、実際のセッションでは、「自分はつまらない」と信じている私の感情などをよく感じていきます。そうすると、自然とこの思いを形成した経験、記憶というものが出てきます。例えば、親がいつも姉の話には耳を傾けてくれていたけれど、自分の話はあまり聞いてくれなかったなどの記憶などが出てくるのです。この辛い経験があるために「私はつまらないんだ」と信じた、ということです。

 

具体的には、EFTやマトリックスリインプリンティングといったセラピーを使ってあまり親に耳を傾けてもらえなかった自分がどのような感情や感覚、思いを感じていたのかよく(自身に問いかけて)思い出して感じ、そこで感じた寂しさや、怒りや、悲しさ、孤独感や不安感などを解放をしていきます。

 

不思議なことに感情や感覚、思いがきちんと解放されると、親が単純に忙しかったからなのかもしれない、とか、実は自分の話も聞いてくれていた記憶も浮かんできたりして、姉ばかりではなかったのかもしれない、といったように状況へのとらえ方が変わり、私がこれこれこうだったからだと自分のせいにしなくてよくなる、という風に変わるのです。

 

このように、「自分はつまらない」という自分像(セルフイメージ)を信じさせた感情や感覚を解放するとその真実味がなくなり、この自分像(セルフイメージ)自体から自由になっていけるのです。それはまるで、「柳の影を幽霊と勘違いして怯えていたのか!」という発見によって、ほっとしたり、自分に力が戻ってくるような体験と同じようなものです。

 

 

ここまで、無意識の抵抗を手放すための、ネガティブな自分像(セルフイメージ)へのアプローチの仕方について書いてきました。

 

 

まとめ

ネガティブな自分像(セルフイメージ)から解放されれば、そこからはネガティブな思いや感情(不安や怖れなど)も生まれません。ですから、それらを避けるための何かも必要がありません。これが、私たちが本当に求めている本当の安心、安全でしょう。そしてこの本当の安心、安全の感覚から、これについてはどうしたい?これについてはどう対応ができるだろう?といった風にシンプルに目の前の物事に向き合うことができるのです。そこでの選択や判断は、自然で、無理がなく、自分らしさが表れたものになるでしょう。

 

本当はやりたいのにできない、やらない、またはやめたいのにやめられないという時、その停滞感に苦しむのではなく、なぜやれないのか、なぜやってしまうのかの本当の理由を知ることが大切なのです。なぜなら理由が理解できたところに、必ず本当の安心、安全があるのですから。

 

 

 

 


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トラウマについて~生きづらさから解放されて自分を愛する力を取り戻すために~(後編)

2022年12月29日

前回は、トラウマがどのようにできるのか、そしてそのトラウマがどうして残り続けるのかについてそのメカニズムを見てきました。

今回は、「トラウマ記憶」としてとどまることでどのような影響があるのかについて理解するとともに、前回のメカニズムを踏まえて、どのようにトラウマから回復をしていけばよいのかについてみていきましょう。

 

トラウマ記憶が留まることの影響

トラウマは、自分自身のとらえ方や世界の見え方に影響を与えます。前回みてきたような様々な要素や因子によって、私たちは強い恐怖感、どうにもならないことによる無力感や孤立感、分離感を感じると、それらから自分を守るために3つのFのFreeze 反応を起こし、それらを体の中に留めます。

 

私たちは、元々、感情―感覚―思いを通して、自分や世界をとらえるというしくみを持っているので、留めてしまった感情―感覚―思いが解放されない限り、私たちは自分のことを無力な小さな存在と感じたり、誰からも助けてもらえない存在だと思ったり、世界や社会は怖いところだと感じたりという風に、自分自身や世界へのとらえ方を変えてゆがめてしまうのです。→過去記事リンク

 

では、自分や世界をゆがめてとらえることで起きることとは、どのようなことでしょうか?

 

元々の私たちの自然な状態から遠ざかる(PTSDの症状)

体験がトラウマとなると、自分は小さな存在、犠牲者であると自分のことをとらえることで、下記のような反応のしかたを起こします。これらをPTSDの症状と言います。

 

・脅威感から抜け出せない:心も身体も警戒を解けないので、常に不安で、緊張している状態になる。そのことによって不眠、イライラするなど感情の調整がしにくくなる、身体への影響(例えば疲れがとれない、頭痛、過敏性大腸炎など)としても現れます。

 

・体験が過去のこととして整理されずに再体験症状として現れる:体験した当時と似たような状況に遭遇したり、ふとした何らかのトリガーによって、体験時にうけた感覚がそのままよみがえって、体験を再体験(フラッシュバック)する状態になる。

 

・トラウマを思い出したり、考えたりしたくないために回避行動をする:トラウマの記憶と関連するものを考えないようにしたり、思い出すきっかけとなるものを回避しつづける状態になる。時には、再び傷つかないように、心を麻痺させる方法として、アルコールや薬物などに依存をしていくこともあります。いずれも回避行動を取ることで、自分の普段の行動は制限され、生活の質が落ちていくことにもつながっていきます。

 

このように、自分や世界をネガティブにとらえてしまうと、私たちが本来もつ活力や元来の自然な状態から遠ざかる方向へと向かうので、生きづらさへとつながってしまいます。

 

安定した人間関係を築くのが難しくなる

トラウマ体験によって自分は守られない、世界は安全ではないといった、自分や世界への信頼が損なわれた状態になると、人間関係を築いていくことは当然難しくなってしまいます。

 

トラウマ体験によって自分や世界についての認知がゆがめられると、自分はいつも小さく無力な存在として存在することになり、その反対に人々や世界は信頼できない、やさしくない大きな存在として存在することになるでしょう。

そうなると、相手のことを怖いと思って避けたくなったり、逆に、本当は危険な相手かもしれないのに「こんな自分でも受け入れてくれる人なのではないか」と思って、過剰に相手に期待や好意を抱いてしまい、それが与えられない場合そのことで傷ついてしまったり、ということが起きます。

 

また、簡単に「支配―被支配」の構図に取り込まれてもしまいます。自分は無力だと思っているので、力の欠乏感を埋めるために、自分よりも力を持っている何か(人やモノ)を必要としてしまい、その相手の言いなりになったり、逆に虚勢を張ってあたかも自分に力があると感じたいために「誰か(何か)を支配する」ことに固執するといったことが起きます。境界線の記事でも書きましたが、共依存がトラウマと関連があるのは、トラウマによるゆがんだ自分や世界への見え方が、自分と相手との間のパワーバランスを見誤らせてしまうからなのです。

 

 

このように自分や世界への信頼や信用が欠落した状態は、自分と相手との適切な距離感をわからなくさせ、安定的な人間関係を築くことの障害となってしまうことにつながります。

 

抑圧することにエネルギーを使ってしまう

トラウマによって、凍らせた感情―感覚―思いは、解消されない限り、過剰な神経の高ぶりをもたらしたり、ふとしたはずみに再体験の症状がでたり、心にも身体にも影響を及ぼし続けます。このような状態が続くと、私たちは、野生動物のように解放するという方向ではなく、それがあまりにつらいので、さらに抑圧をしつづける、ということをします。

この、何かを思い出さないようにしよう、抑えようとする動きには、相応のエネルギーが必要です。ここにエネルギーが費やされると、抑うつ状態になったり、自分が何を感じているのか、何を思っているのかがわからなくなくなってしまう「感情的なマヒ状態」に陥ります。感情的なマヒ状態になると、自分の感情の扱い方、向き合い方がわからなくなってしまいます。トラウマの解消のためには、凍らせた感情―感覚―思いにアプローチして解消をしていく必要がありますが、この感情的なマヒ状態があると、感じたり、向き合ったりすることが難しくなり、それがトラウマからの回復を阻み、トラウマに苦しみ続けてしまうことにもつながってしまうのです。

 

ここまで、凍らせた感情―感覚―思いによって変えられたネガティブな自分や世界への認知がどのような形で影響がでるのかについて見てきました。

前回の記事で書いたように、野生動物は、トラウマを残しません。それは、捕獲者によって脅かされた生命の危機が去ると、自ら凍らせた状態(仮死状態)からゆっくり起き上がり(醒めて)、深呼吸し(腹側迷走神経系を刺激している)、体をぶるぶるふるわせて、留めていたエネルギーをリリースするからでした。

 

私たちがトラウマから回復していくには、上記の野生動物のように、フリーズさせて留めてしまったエネルギー(感情―感覚―思いの集積委)を解放することが大切です。

 

それでは、この凍らせた感情―感覚―思いをどのように解放し、トラウマから回復していけばよいのかを見ていきたいと思います。

 

トラウマからの回復のプロセス

凍らせた感情―感覚―思いを解放するには、まず、安心安全を感じられる状態になることが重要です。なぜなら、それが感じられないと、すでに書いたようにそもそも感情にアクセスすることができないからです。感情にアクセスできなければ、負の感情や感覚を解放することもできません。

 

感情にアクセスするためには、体験をトラウマにしてしまう4つの要素(UDIN)のうちの、I(一人で対処するしかなかった:Isolated)の部分にアプローチします。トラウマから回復するには、体験をトラウマにしてしまう4つの要素を取り除けばいいわけですが、特にトラウマは「誰も助けてくれない」という無力感と孤立感が支配する究極の状態なので、この状態と最も関係があるIからアプローチしていくことが効果的です。

そうすることで、これまで感じられなくなってしまっていた「安心安全」の感覚を取り戻すことをできるようにするのです。そこから入ることで、4つの要素の他の要素にアプローチしやすくなります。

 

I の要素にアプローチする方法は、「自分はひとりぼっちじゃない」というポジティブな感覚を感じてもらうことです。具体的には、トラウマの解放ワークに入る前に、サポーターになってほしい人や存在をイメージする、というワークを行います。

 

また、いきなり一番ショックが大きい場面や記憶の感情は扱わず、まずは全般的な負の感情を解放することも行います。具体的には、「もし思い出すとしたなら」という風に尋ねて、向き合うことへの怖さや不安感などを軽くするのです。(この際に、次に述べる感情解放のテクニック(EFT)などの心理療法を用います)これによって、トラウマの記憶に向き合うことへの抵抗も緩まり、感情や感覚へアクセスすることもしやすくなります。

 

私が採用している心理療法としては、「感情解放のテクニックEFT(Emotional Freedom Technique)」や「マトリックス・リインプリンティング」があります。これらは、エネルギーポイントである体のつぼ(経絡)を刺激していくのですが、つぼの刺激によって気が整うとともに、トラウマ体験によって留めてしまった感情や感覚、思いにアクセスがしやすく、アクセスができればできるほど抑圧していた(凍りつかせていた)感情や感覚、思いを解いていくことができるので、結果として歪んで解釈してしまった自分や世界へのとらえ方も変わることとなり、本来の自分、自分らしい自分へと回帰していくことができるのです。

 

また、トラウマケアの方法として「トラウマ解放エクササイズ(TRE)」という療法があります。これは、動物のように身体を震わせる運動をして、身体の中に残っている緊張感、エネルギーを解放することができるものです。ストレスの軽減から、紛争や自然災害などによる重度のトラウマケアにも使われています。

 

トラウマからの回復に大切なこと

再体験しないように注意する

トラウマの解放の治療を受ける、セッションなどの施術を受けるなど、トラウマに向き合うためには、前提として、「再体験」をしないように留意することが大切です。

 

なぜなら、凍らせたものが一気に急激に噴出してしまうと、処理したり整理したりする許容範囲を超えてしまい、それが新たなトラウマになってしまうことがあるからです。

 

炭酸水のボトルを急激に開けると、中の炭酸水が急激にあふれ出たという経験があるかと思いますが、トラウマも同じです。トラウマと向き合うためには、凍らせたものが一気に溶け出してこないように、ボトルのふたを緩やかに開ける際のあの手のひらや指の力を「うまく調整する」必要があるのです。

 

トラウマについての十分な知識、経験がある治療家、施術者を選ぶ

前述のような理由からも、トラウマからの回復のために治療や施術を利用する際には、トラウマやトラウマによってどのような症状や状態が引き起こされるのかについて十分な知識やトラウマ解放についての経験がある治療家、施術者を選ぶことも大切でしょう。

 

自分自身でも安心安全の感覚を育てる

前述の「うまく調整する」力を適切に働かせることに関係があるのが自律神経です。特に自律神経の回路の一つである腹側迷走神経がきちんと機能しているかがその調整力の鍵を握っています。

腹側迷走神経は、「ここは安全である」と判断されていればいるほど、交感神経と、安心して休息できることと関係のある背側迷走神経とを、バランスよく行き来することを可能にさせてくれる働きを持っているからです。

 

トラウマ体験というのは、自分の中から安全な感覚や安心感をそがれる経験なわけですから、トラウマワークをする際に、「安心、安全の感覚」を持ちながら向き合うためにも、また再体験をしないためにも、腹側迷走神経の機能を回復していく、より活性化できるようにしていくということが必要になってきます。また特に、腹側迷走神経系が十分に発達していない幼い頃に、長期間にわたり、繰り返し心の傷を負う体験をしてきた場合は、このステップがなおさら大切です。

 

腹側迷走神経を刺激する方法として、横隔膜から上の部分にある部位を活性化していくとよいです。以下は過去の記事にも記載しましたが、再掲しますね。

 

・顔のマッサージ・バーボーブーと口、表情を動かしながら声を出す・ハミングする

・深い呼吸を意識する(特に吐くのを長くする)

・自分にとって快適と思える音楽や音に触れる

・自分にとって、安心感や力をもたらしてくれるものをイメージして、イメージすることで得られる感覚をよく感じたり、自分の土台づくりのための資源(リソース)として活用する

・安心感や安全だなという感覚を与えてくれるものと接する(自然に触れることかもしれませんし、安心できる人やペットとの交流などかもしれません。)

 

ここで、このエクササイズを使われたAさんのケースをご紹介します。

Aさんは海外に住んでいらっしゃるのですが、一時帰国する日の前日にパニック発作に見舞われました(これが人生で初めての発作だったので、まさに4つの要素のUDINが揃った体験だったと言えます。)。それからというもの、神経が異常に高ぶり、何をするにも不安で、周りの音や気配など全てに過敏になるなどPTSDの症状に苦しんでいらっしゃいました。この時にご連絡をいただいたのですが、この時感情にアクセスすることが難しい状態でしたので、まずは、上記のエクササイズをご紹介しました。

そして約1ヶ月後にご連絡をいただいた時には、悩まされていた脅威感が消え、気持ちも穏やかな状態になられていました。聞くと毎日欠かさず上記のエクササイズを実践されていたとのこと。改めて腹側迷走神経の調整が、安全安心の感覚を取り戻すことに効果をもたらしたと感じる経験でした。

 

自分も世界も安全であるという感覚を取り戻そう

2回にわたって、トラウマのでき方、残り続けるトラウマによる影響について、またそこからどのように回復していくのかについて書いてきました。

 

トラウマのエネルギーは、私たちを過去に留め、私たちの生命力を閉じる方向へと向かわせてしまいます。

しかし、たとえ、絶望や生きづらさがあったとしても、「どんな体験も感情―感覚―思いの集積で構成されている」という私たちの心と身体のしくみに立ち返って、苦しみを生み出す感情―感覚―思いに向き合い、解消していくことで、今を生きているという感覚を取り戻したり、自分も世界も安全であるという感覚を回復することができます。この状態で自分自身や世界と関わっていきたいですね。

 

 


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苦しみを解決するには感情をみてみよう! その2 思い込みやビリーフの解体に必要なこと

2022年1月28日

前回の記事では、苦しみから解放されるには、「能力がある自分になる」「繊細でない私になる」という方向ではなく、どうして私は「能力がないとダメだ」「制裁だとダメだ」と信じているのか? どんな経緯、理由があったのか? を自身が理解していくことがカギとなる、ということから、まずは、私たちの中になぜこのような思い込みやビリーフが生まれるのか、その仕組みを見ていきました。

 

私たちの思い込みやビリーフは、体験を通して形成され、その体験の中にあるものは、思いや感情、感覚、ストーリー、イメージなどとともに客観的な判断をされることなくダイレクトに潜在意識へと埋め込まれていくものであることを、発達の観点や脳波との関係からも理解していただけたかと思います。

 

 

今回は、いよいよ、その思い込みやビリーフが自分を苦しめている場合、どうやってその思い込みやビリーフから自由になっていくのか、それをみていきたいと思います。そのために、体験の中にある思い/解釈や感情、感覚、ストーリー、イメージをどのように解体していくのかについて、【感覚―感情―思い/解釈】の関係を紐解きながら解説していきたいと思います。

 

ビリーフを構成する【感覚―感情―思い/解釈】

ビリーフは、経験した事実に対しての、感覚、感情、思い/解釈が合わさってできています。

前回の両親が不仲の家庭の例で考えてみましょう。例えば、自分の目の前で、お父さんがお母さんに対して「〇〇と言っている」。それに対してお母さんが「△△だと言った」、という状況に対して、子供は、ビクビクし(感覚)恐怖感(感情)を感じながら、「お父さんとお母さんが喧嘩している」(思い/解釈)ととらえながら見ます。

 

これらの感覚―感情―思い/解釈の発動は瞬時に、そして同時に起きています。このビクビク(感覚)―恐怖感(感情)―両親が喧嘩をしている(思い/解釈)から、例えば、「世界は安全ではない」といった思い込みや、「自分は守ってもらえない存在」といった自分への解釈/セルフイメージを持つに至っていくのです。

 

ちなみに、物事をとらえる際に、私たちは、体感型、感情型、思考型といった風に優位に働くチャンネルの違いがあり、どれが優位に働くかのタイプの違いによって、思考よりも感覚を先に感じるとか、思考で捉えるのが先など、感じ方の順番の違いが生じます。とはいえ、基本的に事実や状況に対して、感覚―感情―思い/解釈が同時に起こり、捉えている、というのは共通です。

 

 

このように、ビリーフの形成には、経験した事実に対して、その状況に対するセットで起こる【感覚―感情―思い/解釈】が関係している、ということです。

 

【感覚―感情―思い/解釈】の関係

思い/解釈を強める感情、感覚

次にこのセットの中の【感覚―感情―思い/解釈】の関係について、考察をしてみたいと思います。

 

私たちが感動したり、楽しさや充足感を感じたりしている(た)時、あるいは、ショックを受けたり、傷ついたりしている(た)時、これらには必ずそれ相応の感情や感覚の量が伴っていないでしょうか? ポジティブ、ネガティブ関わらず、心が動いた、心に残っている(った)というものは、その時に感じた(ている)感情や感覚が共にあるはずです。

 

私たちが、状況をとらえるときに起きる、【感覚―感情―思い/解釈】のセットですが、このセットの中の感情や感覚が大きいと、思い/解釈は、比例して真実味が強まります。

例えば、何かの演奏を聴いてものすごく胸が熱くなったり、鳥肌が立ったりして感動すると、「この演奏は素晴らしい」という思いになるでしょうし、両親の会話から怖さや恐れを感じると、「両親が喧嘩をしている」という思いを持つでしょう。逆に、高揚感をあまり感じていないときに「この演奏は素晴らしい!」とはならないでしょう。

また、いくら頭で「そんなことはないだろう」と納得しようとしても、どうしてもある考えから抜け出せない、という経験が誰しもあるかと思います。これも、感情や感覚が大きいために、思い/解釈を変えることが難しいことの例です。逆に言うと、この感情や感覚の量が減ったり、解消したりできれば、無理なく、自然に、この思い/解釈が変わるということです。(これを「認知のシフト」と呼びます。)

 

ちなみに、「量」という表現を使っていますが、怖さと悲しさなど様々な「種類」の感情や感覚が伴うことも含みます。様々な感情や感覚があることきも、思い/解釈の真実味は強まります。

 

つまり、私たちが状況をとらえる時には、【感覚―感情―思い/解釈】がセットで動き、その中で感情や感覚の量や種類が多いと思い/解釈の真実味が強まり、ひいては、そこから持つことになる思い込みやビリーフをあたかも真実かのようにさらに信じていく、という流れ、つながりになっている、ということです。

 

思いと感情と感覚は、栄養を与え合う

【感覚―感情―思い/解釈】の関係について、世界的に有名な精神的リーダーであるエクハルト・トールは、その著書『ニュー・アース』の中で、思いと感情と感覚との連動作用の観点からも述べています。

 

「思考と不可分なものとして、もう一つのエゴの次元がある。感情だ。・・・・(中略)・・・身体は頭の中の声が語る物語を信じて反応する。この反応が感情である。そして今度は感情が、感情を生み出した思考にエネルギーを供給する。これが観察も検討もされない思考と感情の悪循環で、感情的な思考と感情的な物語づくりにつながる」(『ニュー・アース』サンマーク出版、p.147)

 

 

例えば、ある人に「これ知ってる?」と言われたとき、「あの人は私をバカにしている!」という頭の中の声を信じている(思考)と、怒りや辱めを受けたような反応(感情や感覚)が起き、これらの反応がさらに自分の頭の中の声を信じ込ませて、「ほら、やっぱり私をバカにしている!」とさらに自分のストーリーにはまっていってしまう、という状態のことです。

 

このように、感覚、感情、思い/解釈は、お互いに連動して、栄養を与え合う、という性質があるのです。これが、ポジティブな場合はよいのですが、ネガティブな連動の場合は、相当苦しくなってしまいます。ですから、思考と感情、感覚の連動作用を緩やかなものにして、悪循環にならないようにしていくことが、苦しみから抜けるカギの一つである、ということもわかるかと思います。

 

 

このように、感情や感覚の量や種類が多いと思い/解釈の真実味を強めること、感覚―感情―思い/解釈はお互いに連動して栄養を与え合う、ということからも、苦しいビリーフ(解釈)を形成する【感覚―感情―思い/解釈】のセットの解体には、感情、感覚にアプローチしていくことが大切だ、ということが見えてくるかと思います。

 

感覚や感情を解放するには体に働きかける

それでは実際に、感覚、感情にはどのようにアプローチをしていけばよいのでしょうか?

 

私の行っているセラピーでは、【感覚―感情―思い/解釈】が発動している「体」そのものに働きかけることを行います。なぜなら、何かの体験をするとき、私たちは体(頭も含む)を通してそれを体験しているからです。例えば、両親の言い合いの状況についての、ビクビク(感覚)―恐怖感(感情)―両親が喧嘩している(思い/解釈)のセットは、体がなければ何を感じ、思っているかがわからないはずです。

 

体が感覚を感じる媒体であることは、わかると思いますが、体と感情とも、密接な関係にあります。

このことは、私たちの感情と姿勢の関係を考えてみるとわかりやすいと思います。

例えば、嬉しい時は、自然と笑みが出て飛び回りたくなったり、小躍りしたくなったりし、 一方で、悲しい時は、肩が落ちたり、うつむきかげんになったりするといった具合です。逆に、下を向いて背を丸めて嬉しさを味わえといっても、なかなか難しいですし、小躍りしながら悲しさを感じろといっても、これも難しいと思います。

また、例えば、災害のトラウマなどがある場合、頭ではもう終わったことだ、時間がたったのだから、と思っていても、本当の意味で解決していないのは、「それはもう終わったこと」「自分はもう大丈夫」といった新しい思い/解釈を持つための体の感覚や感情が伴っていないからだと考えられます。

 

 

このように、苦しみを生み出している思い込みやビリーフがあればあるほど、感覚や感情を解放するために、体に働きかける必要がある、ということが、このことからもわかるかと思います。

 

そのために、私の場合は、体の所定の経絡(つぼ)をトントンと刺激しながら、感覚や感情を解放し、【感覚―感情―思い/解釈】のセットの解体ができるEFT(Emotional Freedom Technique:感情解放のテクニック)というセラピーを使用したり、EFTの発展型のマトリックスリインプリンティングという療法も使用しています。

 

現在、多くの心理療法が開発され、利用することができる環境になってきていると思います。

 

その中で、私たちが苦しくなるときに、

 

・苦しみをもたらす思い込みやビリーフは体の奥深くにある
 
・思い込みやビリーフは、【感覚―感情―思い/解釈】のセットによって成り立っている
 
・感情、感覚の量や種類の多さが、思いを強めたり、連動してストーリーへと発展させていく

 

という仕組みがある、ということをベースに、体に働きかけながら、思い込みやビリーフを形成している【感覚―感情―思い/解釈】のセットにアクセスでき、感情や感覚を解放、変容できる療法を選んでいくとよいでしょう。

 

解体のプロセスは自分への愛

今回は、その1,その2と二部に分けて、苦しみとなる思い込みやビリーフをどのように解体していくのかについて解説してきました。

 

解体のプロセスは、気づいていなかった感覚、感情、思い/解釈に気づいていく、理解していくという、自分へと向けられる愛がベースになっているとも思います。

私たちは、苦しい時ほど、「能力のある私になる」や「繊細でない私になる」といった外に求める方向、言い換えるとさらに自分を痛めつける方向に行きがちですが、上記の自分の内側を見るという自分へ愛を向けることをベースにして、自分がなぜ信じてしまっているのか、どんな経験があったからなのか、それらの中身(【感覚―感情―思い/解釈】のセット)は何なのかを、自分がまず自分の理解者になる方向で、自分に向き合っていってあげたいですね。

 

ビリーフから生まれる悩みと実際のセッションではどう扱うのか?
 

ちなみに、思い込みやビリーフ、例えば「私は能力がない」、「私は醜い」、「私は嫌われ者」、「私は繊細」などというのは、潜在意識の深いところにあるので、普段は気づいていません。そして、悩みとして表れる時には、「嫉妬してしまう」、「比較が走ってつらい」、「みんなが私を受け入れてくれない(他者ばかりが受け入れられているように思える)」、「いつも自分でいられなくなる」などといったようなものになります。

 

ですから、悩みから解放されるためには、悩みを生み出すコアな思い込みやビリーフを見つけていく必要があります。そのためには、潜在意識にアクセスするために、前回の記事でも書いた心の階層を下りることを可能にする「気づきの問いかけ」を使ったり、体に働きかける心理療法(セラピー)が必要となるのです。

 

 


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苦しみを解決するには感情をみてみよう! その1 思い込みやビリーフはどう作られるのか

2022年1月12日

前回の記事では、自分の中に自己否定があると苦しむメカニズムについて見てきました。今回は、さらに一歩進めて、そのメカニズムで大きな役割を果たす「思い込み」や「ビリーフ」について、見ていきます。

 

自己否定で苦しむメカニズム

前回の記事では自己否定は、自分がよしとしない思いや感情を自分が持っていること自体を受け止めたくないために起きるということをお話ししました。

 

自分にとって持っていたいか、いたくないか(否定するかしないか)は、これも、以前の記事で書きましたが、私たちの中に根源的に死への怖れがあるため、どれぐらい死への怖れが刺激されるか、によって決まるのでした。例えば、「私は能力がない」、「私は醜い」、「私は嫌われ者」、「私は繊細」などという思い込みやビリーフがあったとして、これらが生き残りの可能性を低めると解釈されると、持っていたくないものになる、否定したいものになる、というわけです。

 

ある人は、「私は繊細だ」という思いがあっても、あまりネガティブにとらえていないのに、ある人にとっては、とても否定的に響いてしまう、という違いがあるのは上記の怖れが刺激される度合いの違いなのです。

 

「私は〇〇だ」という思いが人によってとらえ方、響き方が違うということは、これは、絶対的なものではなく、「能力がない」「繊細だ」といっても何をもって「能力がない」「繊細」というのかも人によって違うでしょうから、私たちは、それぐらい、相対的で、非常にあやふやなものを信じていると言ってもよいかと思います。

 

ですから、苦しみから解放されるには、「能力がある自分になる」「繊細でない私になる」という方向ではなく、こんなに相対的であやふやな思い込みであるにもかかわらず、どうして私はそれを信じているのか? どんな経緯、理由があったのか? を自身が理解していくことがカギとなります。

 

そこで、今回は、まずは、私たちの中になぜこのような思い込みやビリーフが生まれるのか、その仕組みを見ていきたいと思います。

そして、その仕組みがわかれば、どのように思い込みやビリーフを解放していけばよいのかについても理解ができます。一緒に見ていきましょう。

 

体験を通して作られる思い込み、ビリーフ

私たちは、自身が経験したこと、見たこと、聞いたことなどを通して、思い込みやビリーフを形成していきます。
子供から、大人へと成長していく過程の中で、私たちを取り巻く家庭や学校の環境での体験、友人・交友関係での経験、社会にある常識や価値観などが、私たちの思い込みやビリーフの形成に影響を及ぼします。

 

子供時代というのは、家庭や幼稚園、保育所、学校での生活というのが、子供の世界の大半を占めている時期であり、様々な情報や価値観、世界観に触れられる機会が少ない時期です。そのために、起きた事柄への判断が客観的にできにくく、誤った解釈、認識などもストレートに信じこんでしまう時期とも言えます。

 

例えば、両親の間でのケンカが絶えないなど、家庭の雰囲気がピリピリした中で育った場合、安心安全の感覚が養われないままとなり、「社会は安全ではない」といった思い込みや、親が不仲なのは自分のせいだと思いこみ、その結果、「私は愛されない存在、いらない子」といったビリーフ(セルフイメージ)を持ちやすいことになる、ということです。もし、虐待やニグレクトがあった場合など、ビリーフ形成にどれだけの影響があるかは想像に難くないでしょう。

 

それに加えて、特に発達の段階では脳波も大きく関与していると言われています。
私たちの脳波ですが、4つの状態に分けられ、通常の状態は、ベータ波。リラックスしている時は、アルファ波が出ています。瞑想状態や浅い眠りの時はシータ波で、深い眠りの時の脳波はデルタ波です。

 

私たちが生まれてから6,7歳までの脳波は、
生まれてから2歳までは、主にデルタ波と言われ、2歳から6,7歳にかけてはシータ波が増えてくる時期と言われています。
つまり、6,7歳までの期間、デルタ波とシータ波が占める子供の脳は、催眠状態のようにあらゆる情報を吸収し、刷り込みや主観的にとらえた信念や考えを潜在意識にダイレクトに蓄積していくのです。

 

このように、6,7歳までの時期と思い込みやビリーフ形成には、深い関係があることが理解できるかと思います。

 

思い込みやビリーフを形成する体験の中にあるもの

思い込みやビリーフは各自の体験をもとに形成されるということを考えると、「私は愛されない存在だ」という一見同じビリーフを持っている2人の人がいたとしても、そのビリーフとともにある思いや感情や感覚、ストーリー、イメージなどはそれぞれ違うものである、と言えるでしょう。

 

前述の「私は繊細」というビリーフのとらえ方が、ある人はあまりネガティブにとらえていないのに、ある人には否定的に響いてしまうと書きましたが、それは、このように、このビリーフを形成した体験の中にあるものが違うためなのです。そして、体験の中の思いや感情、感覚、ストーリー、イメージが、死への可能性に近ければ近いと解釈されるほど、思い込みやビリーフは、苦しいもの、否定したくなるもの、持っていたくないものになってしまう、ということです。

 

このような仕組みがあることを踏まえると、私たちに苦しみをもたらすと思える思い込みやビリーフから自由になるカギは、思い込みやビリーフを形成した体験の中にある思いや感情、感覚、ストーリー、イメージを解体していくことなんだな、ということも理解できるのではないかと思います。

 

ちなみに、この記事内で挙げている「私は能力がない」、「私は繊細」、「社会は安全ではない」「私は愛されない存在だ」などの思い込み、ビリーフ(セルフイメージ)は、潜在意識の中にあるため、普段は全く気づいていません。
これらの思い込みやビリーフを見つけるために、心の階層を下りていきながら、これらを探ることができる問いかけ(「気づきの問いかけ」と言います)を使用しています。

 

次の記事では、どのように体験の中にある思いや感情、感覚、ストーリー、イメージを解体していくのかについて、思いー感情―感覚の関係を紐解きながら解説していきたいと思います!

 


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ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす

フリーズ反応を知っていますか?~パニック障害からの回復~

2020年10月11日

私たちは、闘うことも逃げることもできない時、「フリーズ」して脅威に反応をします

私たちを脅威から守ってくれる防衛反応ではあるのですが、
瞬時にその時に感じた思いや感情を体に閉じ込めます

結果、下記のイラストのような反応を起こします

©avanmariedoodles

・集中することが難しくなる

・回避行動をする

・関節などの柔軟性が悪くなる

・意欲、やる気がなくなる

・ひどい疲労感

・恐怖感を感じる

など

 

一方で、私たちは、心にある思いや感情を通して世界を見るというしくみがあります

そこで、このフリーズ反応を「パニック障害」にあてはめてみると、

◎発作よって閉じ込められた恐怖感や無力感などがあれば、発作が起きた場所や状況が怖くなる、などの予期不安を呈することになるでしょう

 

◎また、発作を経験したことがなくても、この閉じ込めた思いや感情が一杯になってしまうと、何らかの刺激で、発作を起こすということも考えられるでしょう

例えば、幼少時に継続的な虐待やニグレクトがあって、複雑性トラウマがある場合や、
または自身や世界に対するビリーフを形作る何らかの経験や出来事があれば(それらがネガティブであれば)、
人は怖い、世界は大きい、自分は小さいという世界観で私たちは生きますので(そこには様々な思いや感情もありますよね。同時にそれらの感情や思いが滞ったままであれば)、何かが引き金になって、発作という形で現れてしまう、ということです

 

いずれにしても、

何かを滞留させるというのは私たちにとって不自然なことです
変化する在り様のものが、「変化している」というのが自然な姿です
それに逆らった瞬間にそれは苦しみとなってしまうでしょう

 

そういう意味でも
体、心にとどまったものをケアしていく、解消していくということが
不安感の解消や、発作の解消、症状の改善、生きづらさからの解放へとつながっていきますね
また逆に言えば、ここをケアしていけば必ず何かが変わってきますよ

 

 

*解消のツールは様々ありますが、上記のとどまってしまった思いー感情ー感覚(体)にアプローチできるものがよいですね♪

ちなみに、私は心のしくみをベースに、フォーカシング、EFT(感情解放のテクニック)、マトリックスリインプリンティングなどのセラピー(心理療法)を使っています。

◎EFT:http://jmet.org/

◎マトリックスリインプリンティング:http://matrixreimprinting.live/

 

~パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー~

~パニック障害、不安症の症状に悩んでいる方、またそのご家族などに~

心のしくみの観点から発作、不安感、恐怖感が起こるしくみを解説しています。
しくみを踏まえると、心、身体(神経系、脳科学)に起きている反応に対して、どのような方法、アプローチをとればいいのかも見えてきます。
根本的な解消に効果のある最新の心理療法についてもご紹介します。

◎10月開催:2020年10月24日(土)10:00~12:30

◎11月開催:2020年11月28日(土)10:00~12:30

フォーム:http://ws.formzu.net/dist/S2276840/

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます♪


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ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

感情や感覚が苦しみを生むのではない・・じゃ何が?

2020年4月27日

こんにちは!心理セラピストの下田屋寛子です。

4月も終わりに近づいてきましたね。

 

4月というと15年前に起きた尼崎JR脱線事故を思い出します(ちょうどおととい25日でした)
というのも15年前の3月に大きなパニック発作を経験し、
その頃予期不安でとても苦しんでいました。

その状態の中で、事故が起こり、そのニュースを見た私は、
それまでなんとかぎりぎり保てていた状態から、一気に自分への自信や信頼を失わせるような、、そんな感覚を経験するニュースとして映ったのでした。

それからの不安感に乗っ取られた日々は本当に私を苦しめました。

 

心の状態でいうと、
3月のパニック発作によって、「私は無力な存在」というビリーフをガツンと刺激され、
それにより次の発作を怖がる、なにをするにも不安という予期不安が大きくなり、
そういう状態のところに、さらにニュースで無力感を刺激され、、、
こういうことが起きていたわけですよね。

不安感、恐怖感に支配されたようになるのも当然です。

 

 

私の場合はこの5年後に心のしくみセラピー(心理療法)に出会って、約2年で状態が改善しました。

 

出会ってからは、
発作での恐怖感、無力感、絶望感などの感情や、誰にも助けてもらえないなどの思い、

また発作を起こすことになった低い自己価値観や自己像(ここにもたくさんの思いや感情がありました)
と向き合うということをやりました。

いかに
抑圧してきた感情や思いがあって、
それらを通して世界を見、
ゆがんで見えている世界を事実と勘違いし、
そしてまた自分が苦しくなる
そんな悪循環の中にいたことか!

そんな気づきと解放の2年間でもありました・・・・

(もちろん、自分癒しのプロセスはまだまだ続いていますが、、、)

 

そんな経験から、
気づいていなかった(抑圧していた)感情や思いに出逢っていくこと、
抑圧していたものが解かれていくこと、
感情や思いを解放していくこと、

それらがどんなにか、

生命の力や動きを取り戻し、
世界のとらえ方が変わること、
人生を取り戻すこと、
それらに関係しているのかがわかります。

 

先日「食べて、祈って、恋をして」の著者でもあるエリザベス・ギルバートさんのトークを見ました。

 

彼女は、
今のこの状況の中で様々な扱いにくい感情がでてくるかもしれないけれども、
そうなることは当たり前であること、と理解をしながら、
それらの思いや感情たちに慈しみと思いやりを向けることが大切だ

と述べていました。

 

私たちは、苦しいときは、どうしても

どうやったらといった解決方法を求める方向や
こうしたからに違いないなどといった分析に行きがちになりますが、

でも、苦しみを生むのは、思いや感情、そのものではなく、

感じていることに「抵抗」「抑圧」をしたときです。

 

彼女のトークの中で、「私たちは逆説的存在である」と。

この地球上で私たち人間は、どんな種の中でも最も不安を抱えている種である

が一方で、

最も、リソースにあふれていて自己調整力があって、最も切り抜くことができる種でもある、と。

苦しみから解放されて、
後者を発揮できるのは、
自分の感情や思いにどれだけオープンであるか、とつながっているよ、と。

心のしくみからも、また自分の経験からも本当にそうだなぁと実感します。

 

というわけで、

今何を感じているかな?何を思っている?
どんな感情、思いがでてきてもOKのスタンスで、
本当は不安?
本当はさみしい?
本当はうらやましさがある?
本当は焦っている?
(*「向き合うのは怖いな」という思いがあれば、それもそのまま気づいて、受け容れます(「そう思っているんだな」と)

と問うてみるのはいかがでしょう?

 

さらに、
何を怖がっているのかな?
避けようとしているのかな?
恐れているのだろう?

と問いかけてみてもよいですよ

 

それらは、
生命の力や動き(リソース、自己調整力)へと必ず導いてくれますよ

 

 

*感情や感覚を感じるのにセラピー(フォーカシング、EFT、マトリックスリインプリンティング)もとても役にたちます。

*彼女のトーク動画「It’s Ok to feel overwhelmed. Here’s what to do next」はこちら↓
https://bit.ly/3bEsEAw

 

パニック障害からサバイブした一人の声が、みなさんに響き、
ご自身の心への関心へとつながったらとても嬉しいです
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆


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ブログ 不安なときの対処方法

不安を和らげ、免疫力を高める【EFT】

2020年4月10日

こんにちは!
心理セラピストの下田屋寛子です。

新型コロナウィルスの影響で、首都圏等でも緊急事態宣言がでましたね。
自分の仕事、働き方、家族との時間の持ち方、自分の時間の持ち方などにも影響がでていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

変化する状況の中で、気持ちが揺らいだり、イライラしたり、落ち着かなくなったりしていませんか?
私たちは感情の生き物、存在ですから、
今の時期、特に、免疫力を落とさないようにと思ったときに、
どれだけ自分の感情に気づいているか、ケアをしているかというのが大切になってくるでしょう。

なぜなら気がついていなく、ケアがされていないとそれらの感情は
外に映し出されます。

どういうことかと言うと、例えば、
不安感に気づいていないと、買いだめのニュースを見て焦りがでるとか、
近くに感染者がでた、というニュースを聞いてその人に対して怒りがでるとか、
実家の家族などに対してすごく心配する気持ちが起きたり(無性に何かをしてあげたくなったり、も同じ心の働きです)

また解消されずにたまっていく感情は身体にも影響を及ぼします。
不安を感じながらふわぁ~とリラックスはできないのと同じで、
緊張を生みますし、緊張しているということは、常に警戒モードでいる、ということです。
これが続けば、眠れなくなる、消化機能にも影響がでる、疲れがとれない、など
体調不良にもつながるでしょう
あれ?私の免疫力は??ということになりますね

じゃ~不安感などに気づいて、ケアすればいいのね、
それはわかったけど、どうやったらいいの?ですよね(*^^*)

 

ということで、
今日は、様々なネガティブな感情を解消することができる
EFT(感情解放のテクニック)というセラピーについて動画を作ってみました。
*あっ、動画の中で言い忘れておりますが、私はJMETという団体のEFTトレーナーです。
プラクティショナーを養成したりすることに携わっていたりもします。

タッピングのポイント、フレーズの作り方、実際のテーマでのやり方を
「手ほどき編♪」としてまとめてみました(本来、プラクティショナー講座は3日間の受講が必要です)

感情が解消されていくと、
自然に違った視点(考え方)がでてきたり、体が緩んだりします(あくびがでたり、涙がでたり)
無理にポジティブになる必要がない、という点でも
感情をためなくてよくなるので、すっきりしたり、軽くなったりしますよ(*^^*)

 

免疫力とは、私たちの体が感染などから防衛するもともと備わっている力のことです
それらが本来の力を発揮できるように、
感情のケアをしてこの局面乗り切っていきましょう♪

 

タッピングポイントはこちら

 

 

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます♪


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ブログ 不安なときの対処方法

肺を広げる呼吸法(EFT)~ダイアモンド・プリンセスからの帰還~

2020年3月18日

こんにちは!

日曜日にFBページではシェアをしたのですが、ダイアモンド・プリンセス号の乗客で、
新型コロナウィルスに感染したイギリス人夫婦が、日本の病院で治療を受けていて、その様子を毎日動画にあげていました。

以下はこの動画をシェアしてくださった溝口あゆかさんの文章をそのまま引用しますね
動画がその後に続きます

~〇。~〇。~〇。~〇。~〇。~〇。~〇。~

夫のデイビットさんはもともと糖尿病持ちでその上肺炎にかかり、息切れが激しく、足も衰え、車いすでしか動けなくなってしまうぐらい悪化したそうです。
妻のサリーさんは、本気でデイビットさんが死んでしまうと思ったそうです。

 

とりあえず、様々な検査を受け、医師から肺の酸素レベルが90以下になったら、呼吸器をつけると言われたそうです。

 

そのときのデイビットさんの酸素レベルは93。
仕事柄(具体的には語っていなかった)、重症の患者さんの家を訪問することが多かったという彼は、呼吸器をつけた人の多くが死んでしまうことを見ていて、そこでEFTのエクササイズの一つである「Constricted Breathing」をやってみることにしたそうです。(EFTの話は20分あたりから)

 

すると、48時間以内に彼の酸素レベルは98まで上昇し、呼吸器が必要にならなくなったばかりか、他のすべての数値が正常化し、ついには数度にわたる検査でも陰性となり、無事退院となりました。

 

これを語っているときのデイビットさんの目がキラキラしているのが分かります。
相当なスピードで回復していったようです。ちなみにデイビットさん、病院の医師や看護婦さんはほんとうに素晴らしかったとおっしゃっています。

~〇。~〇。~〇。~〇。~〇。~〇。~〇。~

新型コロナウィルスのニュースや閉塞感がある雰囲気の中で、
知らずしらずのうちに疲れがたまっていた、呼吸が浅くなっていた、ということもあるかもしれません。

そんな時は一息、一息の呼吸を大事にやってみるのはどうでしょう?
「今ここ」に戻ってこれて、思考の量も落ちますよ(*^^*)
※逆にいうと、呼吸が浅いな、しにくいときには、
疲れやストレスが溜まっているのかも?と振り返ることができますね

呼吸や深呼吸について書いた記事はこちらもご参考にしてみてください

またEFTについては、JMETのサイトやり方などの動画もあります

 

それにしても、体調が悪い中でも、何年も前に学んだEFTについて思い出して、
自ら治癒力を開いていったディビッドさん、素晴らしく、勇気づけられますね♡
※ご夫妻は3月15日にイギリスに帰国されて、その模様も動画でアップされていました
(TVプログラムに出るなどの予定もあるようです)

 

みなさんも心穏やかに過ごせますように

 

今回も最後までお読みくださりありがとうございます


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ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

飛行機恐怖にEFT~その科学的な検証からわかったこと~

2019年11月28日

私がセッションで使う心理療法の一つであるEFT(感情解放のテクニック)

今回、飛行機恐怖に対するEFTの効果について、新たなリサーチ結果がでました
https://psyarxiv.com/s3hce/
PDF版はこちら

感情を感じること+タッピングのコンビネーションであるEFT
EFTによって気持ちが落ち着いたり、落ち着くにしたがって緩んだ認知が自然に起きたりするのですが、

それが、EFTによって、脳内で何が起きているからなのかというのを検証した研究であり、
神経生理学的な観点からもEFTの働き、効果が示されたリサーチといえます

EFTについて初見の方は、

EFTは、解消したい感情や感覚を感じながら、体の経絡(つぼ)を刺激することで、
不安やイライラ、気持ちの落ち込み、トラウマや、不快な記憶、身体症状を、早いスピードで解放することができるセラピーです。

イギリスでは医療機関にてうつや不安症の治療に使われてもいます。
◎EFTについてさらに詳しくはこちら:http://jmet.org/

【研究要旨】
磁気を使ってミリ秒単位で脳の働きを見ることができるMagnetoenchephalography (MEG)を使っての研究だそうです

このMEGによって、Directに(直接に)ニューロンの活動を測ることができるそう

そして、今回の研究は、MEGを使ったEFTの効果検証という点で初めてのケースで、

EFTを使う前と使った後のニューロンの活動をモニターしたものだそうです

結果として、ニューロンの活動の変化を通してわかったのは、
EFTによって、
恐怖反応と関連がある神経活動が減ること、
と同時に、ストレスとなる刺激に対する、前頭部(前頭葉)の働きが高まっていること
ちなみに、この前頭部(前頭葉)という部位は、大脳辺縁系での反応を調整する働きをもつ場所でもあります

大脳辺縁系と前頭部について付け加えると、

大脳辺縁系は、無意識の感情を左右する部分であり、
帯状回、脳弓、偏桃体、海馬がある場所です

ここでは、感情的な学習をする場所でもあり、
自律神経の活動とも深く関わっている部分でもあります

前頭部(前頭葉)は、大脳皮質の中でも約30%を占める最も大きな部分で、
理性的な判断や行動に関わる中枢部的な役割をしている場所です

ここが、健康的な状態であると、不安や恐怖感がでたとしても調整ができるのですが、
疲れてくると偏桃体での過活動を抑制できなくなり、不安・恐怖のサイクルに陥りやすくなってしまう、
ということが起こります

 

ということで、
今日は、飛行機恐怖にEFTがなぜ効くのか?を
科学的にセラピーのメカニズムを明らかにしていて、
その上で効果の検証がされているというのが、
嬉しく、みなさんにも共有させていただきました。

 

今日も最後までお読みくださりありがとうございます!

深呼吸して~ 自分にやさしく♡

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~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー
予期不安、広場恐怖へと広がる理由、発作の原因について
心と体の観点からしくみを理解しませんか?
しくみから、改善へのアプローチがみえてきますよ♪

◎「【オンライン】パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー
2020年1月18日(土)13:30~16:30
ZOOMを使用したオンラインのセミナーになります。

☆セミナーについて:https://bit.ly/2U0vt52

☆開催概要
【日程】2020年1月18(土)
【時間】13:30~16:30
【参加費】8,000円
【対象者】パニック障害、不安症の方、またそのご家族など
【お申し込みフォーム】
パソコン・携帯共用:http://ws.formzu.net/dist/S2276840/

ブログ 不安なときの対処方法 乗り物恐怖

緊張・闘うモードから安心・安全モードに切り替える方法

2019年10月13日

大きな台風が過ぎていきましたね
被害に遭われたかた、救援を待っていらっしゃる方に心よりお見舞い申し上げますとともに、
一刻も早い支援の手が差し伸べられますように願っております。

 

メディアの情報、
SNSからの情報、
携帯になる緊急速報の音など
いろいろ緊張にさらされた1日だったのではないかと思います

 

私もようやく食欲が戻ってきた~

知らず知らずにたまっている緊張感はそのままにしておくと疲れの原因にもなりますね

 

安心安全モードに切り替えていく方法としていくつか挙げます

深呼吸
5秒で吸って、5秒で吐く
あるいは、
4秒で吸って、8秒で吐く
どちらでもやりやすい方法で♪

深い呼吸ができると、迷走神経がちゃんとここは安全なんだなと判断してそれによって自然と体も緩んで、あったかくなったり、呼吸がなおしやすくなったり、します
心と体の仲介者ともいわれる迷走神経迷走神経は、どんな呼吸をしているかをみていて、どのモード?と判断しているので、呼吸って本当に基本だと思います。

EFTのトントン
今体に感じる感覚を捉えて、EFTのタッピングをします
今、ここが固い感じ、胸がザワザワ、などかもしれません
それらを感じならトントンとタッピングです
鎖骨のポイントをトントンだけでもよいですよ

エネルギーを動かしてくれますので、物理的に体が緩むと思います
私はあくびが一杯でました
*EFTのタッピングによってストレスホルモンのコルチゾールの分泌を適量にしてくれるという効果があります
ストレスに対応しようとする大切なホルモンですが、ですぎると交感神経優位の闘うモードになってしまいます

 

◎人やペットなどとコミュニケーションする
自分が安心できる人、ペット、モノ(毛布とかタオルとか、ぬいぐるみとかでもよい)とハグしたり、コミュニケーションをとってください
私たち哺乳類はつながりの中で生きている動物ですので、
「つながり」をもつのはとても自然なこと

 

◎自分がほっとできる音楽を聴く、ハミングする
つながり、社会系の神経と関連がある腹側迷走神経は耳、顔に分布しているので、ここを刺激してあげることが有効です
ハミングするときは鼻腔を使うので、CO2を吐き出しすぎて不足にならないですみます
CO2不足になると、酸素もうまく吸えず、呼気換気がうまくいかなくなります

 

「私より被害に遭って大変な人がいるから」という、自分を我慢させる思いはちょっと脇において、
自分が感じている気持ちに気づいたり、労ったりしてあげましょう

このように、自分とつながっている時は
力を奪われないですね

ここからの選択や行動は
自分にとっても
相手にとっても楽で、
愛をベースにした行動になるでしょう

愛ベースでの動きが楽なのは、
私たちが愛そのものであるから
そこからは誰もまぬがれない

さ~深呼吸から~♡

 

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しくみから、改善へのアプローチがみえてきますよ♪

まだお席あります~

◎「【オンライン】パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー
2019年10月20日(日)13:30~16:30
ZOOMを使用したオンラインのセミナーになります。

☆セミナーについて:https://bit.ly/2U0vt52

☆開催概要
【日程】2019年10月20(日)
【時間】13:30~16:30
【参加費】8,000円
【対象者】パニック障害、不安症の方、またそのご家族など
【お申し込みフォーム】
パソコン・携帯共用:http://ws.formzu.net/dist/S2276840/