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癒し

ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす

本当の安心感は思考を介さない~「どうありたい?」に戻ろう

2019年2月5日

こんばんは!

立春も過ぎましたね。都内は今日は春のような陽気でした

さて、不安な時に一番欲しいものは安心感だったりするわけですが、
その安心感はどこから得られるのでしょうか?

ということで、いきなりですが、
私たちには、一番自然で、ナチュラルで、力が入らなくて、守らなくてよいラクな状態があると思うのです
というか、あるのです

それは、
何かをするとか、方法を見つけるとか、対策を練るとか、といった行動の前にある、
自分が「どうありたいか」 です!

そして、それがわかっているときというのが、
私たちに、自然でナチュラルで、ラクな状態を自ずともたらしてくれます

自分を振り返ると、
不安になったり、発作を怖がっているとき、
上司や同僚とうまくいかなかったとき、
家族が悩んでいるとき、

ついつい、
必死にそこから抜け出す方法を考えたり、
情報を集めたり、

あるいは、悲しみや不安から無気力になっていたり、
さらにそういう状態に対してバッシングをしていたり、

していましたし、はっと気づくと、今もそうなるそうなるです・・・

怖れや不安、正論をベースにした思考がでて、
そして、その思考は、
当然、どこか無理があったり、緊張がある行動へと駆り立てますよね

こういう時は一見、自主的に考えているようで、
実は、
状況や相手が中心になっており、
それをどうにかする方法を探したり、行動したりしているので、
自分からは力を奪われてしまいます
これがたまると、不満感につながったりもしますね
思いあたるところたくさん(*^^*)

で、こういう時は、
意識されるか無意識かにかかわらず、
必ずどこかに緊張があったり、力が入っていたりしませんか?

ですが、
どんな状況、状態、相手、に対峙していたとしても、
私たちには、自分にとって一番自然な状態、ナチュラルな感じ、流れが自然と流れているような状態、
が必ずあります

それが、
自分がどうありたいか?をわかっているときです

それが見えづらくなっているときや、、
そこに立ち返るために、
以下の質問をして私は私を正気にもどします

「今、この状態、状況があるけれども、私はどうありたい?どうあれたら一番自分が自分らしくいられる?」

ある意味、自分がくるくる頭の中で描いていた物語から、一歩外に抜け出させてくれます

例えば、
今あるこの症状がいつ治るのだろう?と不安になっている状況があるとして、

その状況の中で、私はどうありたいかな?どうあれたら、一番自分がラクで自然かな?と自分に問うてみるのです(感じてみるのです)
思考は答えをもたらしませんので、答えを探る際に、体を感じながら、、、というのも大切です

そうすると、例えばですが、
「自分を信頼している自分でありたい」とか

という答えがでてくるかもしれないですね
(何らかの答えがでてきたときに、自分に力を与えてくれる感じがすればOKです)

「自分を信頼している自分でいる」時をイメージしてその時の体の感覚などもよく感じてみるといいでしょう
この時の体感はきっと、変な力が入っていなくて、
でもなんだか根拠なくどっしりとして、
自分にとってとても自然なものであるはずです

で、この「自分を信頼している自分である」立ち位置から、
最初の問題を見てみます
そうすると、きっと感じること、見えるもの、景色が変わっているはずです

そして同時に、「自分に力があるな、力が戻っているな」という感覚も感じられるでしょう

また、そこで初めて
「できること」「やれること」がおのずと見えてきたり、考えてみることができるでしょう

ここからの言動は、怖れベースではないですから、
行動にも責任がとれますし
(相手や状況が変わらないことがあっても、意識的に選択しているときは、
私たちは相手のせいにしないので、力を奪われないままなのです)
ずーと自分の中心にたったまま、どっしりと、でもとても自分にとってナチュラルなものになるでしょう

相手や状況に一切影響されない
安定していて、ラクにくつろげる場所があることを知っている、というのは、
とても安心で、強さ、安定をもたらしますね

「自分はどうありたい?」

この問いから、
無理のない、力強い安心感が自然とわきあがる
それは、どんなに不安があっても、
どんな症状があったとしても、
すご~く支えになることでしょう

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます
ゆるみましょう~
深呼吸して~~ 自分にやさしく♡


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ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす

日々のこと~自分に慈愛を♡~

2019年1月31日

1月最終日を迎えましたね~
都内は夜に雪と言っていますが本当に降るのかな?
今日は比較的気温も高めで、湿度もあったので、お肌には嬉しい感じでした

ここ数日は私は疲れがでてしまったのか、体調もあまり思わしくなく、気持ちもなんとなく低空飛行な感じでした
思い通りに体も動きにくいので、
やりたいことがたくさんあるのにそれもできなかったりするので、
そんな自分を責めたりもして、、

どんどん自分をかたくなにしてしまいますよね

低空飛行ながらも、
そんなかたくなな感じや、ダメ出しを一杯する自分の声に
ただ寄り添っていました

もしかするとこのままになっちゃうかもしれないとか、
もう動けなくなるんじゃないかとか、
こんなの絶対いやだとか、
もうそりゃ一杯の声もでてくるのですが、、、

でもただただ、この体のだるい感じや、感覚や、声に抗わずに
浸るつもりで一緒にいました

 

花屋さんで、蝋梅があったので、購入
それは、途中立ち寄ったお菓子屋さんで、白いラナンキュラスと蝋梅の組み合わせでお花が生けられていたので、
それに触発されたのでしょう

英語では、「Winter Sweet」というそう

花言葉は、「慈愛」だそうです
寒い冬の中でも甘い香りを放ちながら咲くその黄色い小さな花の姿
春の訪れを待ちながら、長い冬に寄り添う、そんなやさしさを秘めているのかもしれないですね

つぼみもたくさんつけています

どんなかたくなさがあったとしても
慈しみや、愛に溶けていくしかないこともどこかではわかっている
なぜならそれそのものであるのだから

だからやっぱりこの感覚や感じと一緒にいる

 

そんなことをこの数日の私、
そして蝋梅との出逢いから感じた1日でした

 

深呼吸して~ 自分にやさしく♡


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ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす 気づきの問いかけ

乗り物恐怖~へっちゃらな自分になろうと頑張っていますか?~

2019年1月19日

こんばんは!

乗り物恐怖シリーズも3回目ですね
前回の意味づけからの話の続きですが、引き続き心のしくみから書いていきたいと思います

前回は、
私たちは「電車」が怖いと思っていますが
(乗り物の種類はたくさんありますが、前回からの流れで電車の例でいきますが、対象は違ってもしくみは同じです。ご自分が苦手と思っているもので読み替えてくださいね)、

実は、心の眼には、電車そのものは映っていなくて、
自分の頭の中(心の中)にある

例えば、

・自分を焦らせ、不安にさせ、私のぶざま姿を友人に見られる可能性のあるモノ
・私を不安で圧倒させるモノ

という意味づけを電車に見ている、ということをお話しました。

さて、私たちはなぜこういった意味づけをするのか?ですよね

これらの意味づけは、心の深いところ(潜在意識)にある思いやビリーフ、セルフイメージが関係しています。

例えば、
心の深いところで、「私はなんとかやれる人」と思っている人と、
「私は弱い人」と思っている人の場合、
友人と一緒に電車に乗る、とか、
快速電車に乗る、

という状況への意味づけはどうでしょう?

当然違うものになりますよね

そういう意味で、

誰かから「友人と一緒の何が嫌なの?むしろ助けてもらえるかもしれないからいいじゃない」

とか、

「快速電車だって、各停電車だって、安全なのは同じだよ」

と言われ、説得させられたり、納得しようとしても、

心の深いところの思いが意味づけを生み出している以上、

本当の意味で
「友人がいても気にならない」

とか、

「どの電車であっても安全」

などとは思えない、のです

反対に無理して思おうとしても難しいのはこういうしくみが働いているからですね

なので、「思えたらいいけど、思えない」そんな自分を責めるということをしばしばしがちですが、
自分を責めなくていいですし、

「友人がいても気にならない自分」や「快速電車がへっちゃらな自分」に頑張ってなろうというのではなくて、

それよりはむしろ、
私たちは、
心の深い部分にある気がついていない思いやセルフイメージ(自分から自分をどのように見ているのか)を通して、対象物を見ているわけですから

どんな思いやセルフイメージが自分の中にあるのかを探ってあげる、
ということをする方が、対象物の見え方を変えるにはいいですよね

ちなみに、
心のしくみに沿って、心の深い部分にあるものを探っていくというのは、
自分にとって納得感がありますし、
納得感がある中での癒しは、自分がどうしたいかを選択していける、
癒しのプロセスに責任を持てるといった意味でも
自分に力があるということを感じながら向き合っていけますね。
そんな風に今起きている反応の元を探っていけるのは、
自分を大事にしているなとも思えると思います

さてさて、「心の深い部分」と言っている潜在意識については、
次回また書きたいと思います。

深呼吸して~~ 自分にやさしく♡


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ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

乗り物恐怖~乗り物が止まったり、混雑しないか気にしていますか?~

2019年1月15日

こんにちは!

前の記事で不安な時は、不安の中身を整理するといいですよ、ということを書きました(「乗り物恐怖~不安の中身を整理する~」)

 

で、なぜ中身を整理するといいのかというと、

私たちは、不安や恐怖感を感じるものがいくつかある場合、
その中での強度の違いがあるはずで、
それは、自分の中での「意味づけ」が違うからで、

そこを一緒にしてしまうと自分が一番何を怖れているのか?
苦手と思っているのか?がはっきりしなくなって、さらに不安が増してしまうからでしたね。

例えば、電車に乗ることを例にした場合、

一人で電車に乗るのは気楽でいいけど、
友人や同僚が一緒だと嫌だな・・・
とか、

各駅に停車する電車には乗れるけれども、
快速は苦手だぁ~ 乗れない・・・

というのもあるかもしれませんね。

この違いが「意味づけ」の違いです

「友人や同僚と一緒であること」や「快速電車」に
「一人で乗ること」や「各停の電車」よりも
違う意味づけを持たせていて、かつ、他方(一人/各停)より、自分にとってより困る解釈をしているということです。

 

例えば、
友人と一緒ということは、
自分が焦ったり、不安になることを見られてしまう可能性が高まる、それはまずいな
と思っているのかもしれないですし、

快速だと、
不安になった時にすぐに下りられなくて、不安に圧倒されてしまう、と思っているのかもしれないです
(※ちなみに、普段はあまりこの意味づけすらもうっすらとしか意識されていないことが多いです。)

ということは、「電車」に、
これらの思いを「投影」している、ということです

 

つまり、電車そのものは私たちの眼には映っていなくて、
自分の頭の中にあるこの意味づけを、電車に見ている、ということです。

例えば、

・自分を焦らせ、不安にさせ、私のぶざま姿を友人に見られる可能性のあるモノ

・私を不安で圧倒させるモノ

という風にです

 

う~~これじゃ電車は怖いモノに見えてしまうし、
当然乗るのをためらう、苦手な対象と見えてしまいますね

 

そして次に、私たちがやり始めるのは、
相手(対象)を攻撃し始めることです

私も、
電車が遅れたり、事故で止まったりすることで混雑することが耐えられなかったので、そういうことを起こす鉄道会社が悪い!と本気で責めていましたし、

ラッシュアワーがある都会の生活を嫌っていたり、
そんな中で生活している自分を責めたりもしていたものです

でもでも、本当は、
自分の意味づけによって、
不安になったり、恐怖感がわいたりしている、のにです!!!

ということは!!逆に言うと、

自分のこの意味づけが変われば、電車が単なる電車として見え始める!
不安や恐怖を与えるものから、単なる「電車」に見えるということです!
そう、あの、何も怖いとか不安だとか、そんなことを感じていなかったあのときに戻れる、ということです

意味づけをしているのは私なので、
私の中の意味づけが変われば、
私は、電車の被害者でいつづけなくてもよくなるのです
今どんなに不安や怖さがあっても、自分に力を取り戻すことができるということ

でもそれはどうやってできるのでしょうか?

次回は、その意味づけを変えること、方法について、
引き続き心のしくみから書きますね!

深呼吸して~~ 自分にやさしく♡


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ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす

複雑性トラウマ(愛着障害)、鬱のしくみについての学び

2019年1月14日

週末は、OAD心理セラピスト養成講座にアシスタントとして参加しておりました。

今回の授業は、
複雑性トラウマ(Complex PTSD・愛着障害)、鬱のしくみと対処方法、についてでした。

複雑性トラウマの状態とは、長期にわたる虐待(肉体的だけでなく精神的なものも含みます)やニグレクトなどにより、深く傷つき、自分も信頼できない、当然他者も信頼することが難しくなっている状態のことを言います。
当然、強い自己否定、他者否定があるので、人生のあらゆる面で生きづらさ、苦しみを生み出します。

とはいえ、これは、虐待やニグレクトなどをうけた人だけの話ではなく、
多かれ少なかれだれもの中にこの状態はあり、

今回、あらためて自分の傷つきが今の人生や言動にどのように表れているのか、ということにも気づくことができました。

複雑性トラウマ(CPTSD・愛着障害)の授業 講師は、浦松ますみOAD心理セラピストさん

また、心理セラピストとして、どのようにCPTSDのクライアントさんに対応していくのか?といったこともケーススタディから学んでいきました。

でも、そこにあるのは、ハウツーではなく、セラピストとしてどうありたいのか?ということになってきます。

健康な境界線を引きながら(セラピストの自分の心地よさをないがしろにしての対応は、セラピストも疲弊しますし、その中でのサポートは苦しいサポートになってしまうでしょう)、そのうえで対応ができることをやっていく、終わり!(それによる相手からの反応がどんなものになるかはわからないけれども、私ができるサポートはこれですよ、それについては責任もちますよ、というスタンスとでもいいましょうか)

そしてそれができるようになるには、やっぱり自分を見つめていくことにつきるのだな、ということにも戻ってきます。

 

OAD心理セラピスト養成講座のモットーは、

「自分を癒せて初めて、人を癒せる」です。
やはりここに戻ってくるのです(*^^*)

 

そして2日目は、鬱のしくみと対処法でした。

鬱のしくみと対処法の授業風景 講師は、溝口あゆかさん しくみについて、OADセッションの進め方について実践的に学びました

WHOによると、2025年までには、病気の中でも2番目に多い病気になるだろうといわれているそう

マクロ的にとらえると、鬱という症状を生み出すものに、社会的、心理的、身体的といろいろなアスペクトが関わっていますが、
でもミクロへと突き詰めていくと、その社会や環境の中で活動しているのは、一人の個人

そうであるとすると、やはりその”個人”を見ていかなければならないでしょう

また、同じ状況、環境にいても鬱になる人とならない人がいるわけですから、
そういう意味では、その個人の”中”をよく観察していく必要があるでしょう
その状況、環境をどのようにとらえたのか?解釈したのか?
それは自分のことをどう見ているからなのか(セルフイメージ)?

そういったことを見ていくことで、本当の意味で
重度のトラウマやストレスといった、鬱の根本の原因から解放されていく、

そしてそのプロセスは、力を奪われていた自分が、力を取り戻していく、というプロセスとも重なりますので、
鬱の症状からも自ずと解放されていく、ということになるでしょう

さらに、鬱という時に体では何が起きているのか?を
脳科学の観点から、
また神経系の観点をポリヴェーガル理論に沿っても学んでいきました。

心の状態がどのように体に影響があるのかの視点を持つことは、
目の前のクライアントさんがどのような状態にあるのか?をセラピストが把握することにも大いに役立ちます。

ということで、心の面、体の面からも多く学びを得られました。

 

そして、何より、クライアントさんと対応する際に、

表れとしてどんな状態であろうとも、必ず健康な面がある、傷ついていない面がある、ナチュラルな部分があるということを忘れていない

それは、症状や表れの中に巻き取られない、
何とかしなければ!という恐れからの変な力の入り方のサポートではない、
どこか安心で大丈夫であるとわかっているサポートであり、

そのようなサポートをしていきたいとも思いました。

そしてそれは、やはり自分の中に大丈夫感を育てていく、そこに戻ってくるのだな、とも思っております。

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます♪
深呼吸して~~ 自分にやさしく♡


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日々のこと~2019年1月~

2019年1月11日

年に一度の集う会があります
ロンドン時代からのつながりの友人が声をかけてくれる会です(*^^*)
今回は、サステイナブルレストランRosyで集まりました

初対面の方もいたり、お久しぶりの方もいたりで、
活動する分野は様々違うのですが、
どこかでなんらかの共通項がある仲間です
それぞれが興味のある分野、得意とする分野から
なんらかの社会の課題を解決したいと思って活躍されている方たちだったりして

そんな仲間との語らいは、
なかなかの盛り上がりで、
アイデアを交換しあったり、
その中でやりたいことを再確認することもできて
ホントに刺激が一杯の時間でした

チュニジア、ケニア、イギリス話、
走りの話、ココロの話、からだの話、これからの仕事の話、
はては鹿のように跳躍して着地する話などなど
多岐にわたっておりました(*^^*)

Rosyのお味もよかったです💛


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ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす

2019年もよろしくお願いいたします

2019年1月2日

新年 明けましておめでとうございます

新しい年が、健やかで喜びと愛にあふれた一年になりますように

今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

年越しは、30日から名古屋の義弟宅で年越しの準備をしながら
家族で年越しをしました。

名古屋は名古屋駅周辺以外、あまり知らなく、、
なので、今回は、
モーニング、市場での買い出し、近所の散策、味噌煮込みうどん、どて煮など、
いろいろ散策&食べ物が新しい体験で楽しみました

滞在先の近所の神社はとても気がよくて
清々しい気持ちになりました

1日夕方には、実家の富山に入りました

弟家族、叔母家族、いとことたち&ちびっこたちがやってきての新年会でにぎやかに過ごしました

 

家族とともに新しい年を迎えることができありがたい気持ちを感じるとともに、
今年も昨年に引き続き愛を選んでいきたいなと思っております

今年もどうぞよろしくお願いいたします♡

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます。

深呼吸して~、自分にやさしく💛


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ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす

発作や不安感がでると落ちこんだり、自分を責めてしまうんです

2018年12月28日

状態が小康状態だったり、上向きになってきた時に、
不安感が再び高まったり、何らかの反応が出ると、
それで落ち込んだり、自分を責め始めたり、そんなことはありませんか?

 

私は沢山ありました。

不安を感じることが少なくなってきていると思ったのに、
パニック発作が出てしまった時などは、そんな自分にがっかりして、悔しくて、まだだめだ、と、
布団を被って泣いたりしたものです(ちょっと昭和ちっくですが 笑)

 

さて、そんな時ですが、
そもそも、落ち込んだり、がっかりしてしまうのはなぜか?に立ち止まってみるのはどうでしょう?

そこで見えてくるのは、

早く症状が改善されたり、良くならなければといった焦りや、
小康状態や上向きな状態を維持しなければという緊張や、
何らかの反応がでることへの嫌悪や抵抗

などではないでしょうか?

 

そしてどうでしょうか?

これらに気づくと体が少しふわっと緩みませんか?

 

これらの焦りや、緊張
現在の状態への否定感を抱いていることに無意識であると

不安感が再び高まる、
何らかの反応がでる、
というのが「悪いこと、ダメなこと」となりますね。

だから、結果として、落胆や、失望となってしまう。

 

でも本当に気づいてあげたいのは、

焦りや緊張、否定感を生み出すほど、
実は今の状態を嫌っている理由、
状態が悪くなることへの恐れの気持ち

ですね。

 

不安感が再び高まると何がまずいの?
何らかの反応が出るのは私にとってはどんな意味があるの?
私はどうなっちゃうと思っているの?

すると、
不安に翻弄されてしまう小さく弱い私になってしまう、
そんな私じゃ立ち行かない、怖い、助けて、悲しい
などと感じているのかもしれないです

セッションではこれらの感情や思い、声を聴いていくことで(セッションではセラピーを使います)
自然と、
不安感がでること、何らかの反応がでることへの恐れや否定感が減っていきますので、
当然、焦りや緊張、抵抗も解消していきます

 

ということで、
落胆や失望を感じたときは、
その落胆、失望のストーリーに流されずに、
そもそもそれがでるのはなぜかな?
何か気づかずに設定している回復の計画や、イメージがないか?
またそこに感情や感覚が伴っていないか?

そこに立ち止まれると

そこでは、本当に気づいてほしかった思いや感情と出会え、

落胆した私、失望した私、布団を被って泣いていた私へも暖かい理解と赦しを向けることができます

そしてその立ち位置からの癒しは
今の状態を否定したまま癒しに取り組むのとは全く違う
自分への好奇心に満ちた、リラックスしたものであるでしょう

そしてその立ち位置だからこそ、癒しが進むといってもいいかもしれないですね

 

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます。

深呼吸して~、自分にやさしく💛


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ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

乗物恐怖~不安の中身を整理する~

2018年12月18日

乗物恐怖に悩んでいらっしゃる方いますか?

私はパニック障害の中で、特に乗物恐怖に悩みました。

最初は混んでいる電車が苦手になって、

それからだんだん時間がたつにつれて、混んでいなくても、苦手意識が強くなりました。

また、途中止まらない急行が嫌だったのが、最後は、各駅停車の電車でもだめになったりもしました。

このように苦手な範囲が広がっていって、生活に不自由な思いをされている方も多いのではないかと思います。

不安の対象がざっくりだとなおさら不安が増す

乗物が苦手になっていて、乗りたいけど、でも不安・・・

そんな時には、不安の対象の整理をしてみるといいですよ

なぜなら、私たちは、自分が何に一番不安感を感じているのか、わかっているつもりでも、結構わかっていなかったりするんです。

だから、整理をすることで、それだけでもラクになれたりします

不安感、恐怖感に限らず、
自分が何に悩んでいたのかがわかるとそれだけでちょっとすっきりするという経験をされたこともあると思いますがそれとおんなじです。

 

整理には「一番嫌なものを探していく!」

あるクライアントさんのケースで説明していきますね

電車やバスに乗りたいと思っているけれども、まだ怖さがあって乗れない、とおっしゃっいました。

まずは、電車とバスどちらがより怖いかを比べます。

すると「電車」という答えでした

 

次は電車でもどんな状態や、どういう電車、どんな部分が不安なのか?をみていきます。

 

この方の場合、

・混んでいる (> すいている)

・長い車両編成の電車 (> 短い車両編成の電車)

・急行など、各駅に停車しない (> 各駅に停車する)

・地上を走るもの (>地下鉄)

 

という点が不安、ということが分かりました。

 

みなさんはどうですか?

ご自分が怖かったり不安を感じるものが「同じだ~」と思うものもあれば、

「違うなぁ~」という部分もあるのがわかるのではないでしょうか?

 

これは、対象への意味づけが各々違うからなんですよね(これについてはまた書きますね)

 

さて、整理に話を戻して、

このいくつかの苦手ポイントの中でもどれが一番嫌なのか?怖いのか?をみていきます

 

比べ方は、こんな感じです↓

・すいてるけど、急行だったらどう?(空間と、止まる・止まらないの比較)
・混んでるけど、各駅停車だったらどう?(空間と、止まる・止まらないの比較:上記の逆の比較のしかた)
・短い編成なんだけど、急行だったらどう?(編成と、止まる・止まらないの比較)

 

などです。

 

この方は、混んでいるのと、急行とがかなり同じぐらい怖いとおっしゃったのですが、

より怖い方はどっちかを探ってもらうと「急行」とお答えになりました。

つまり、

「私は、各駅に停車しない」ということに一番不安を感じているんだな、ということがわかったということです。

 

何度もいいますが、

私たちは何にどんなことを感じているのかが整理されると落ち着くものです

不安や恐怖感の場合は、漠としていればいるほど、さらなる不安感や恐怖感を生み出してしまいます

しかしこの不安感、恐怖感のスパイラルから抜けるために

「一番何が嫌なのだろう?」

「一番反応する部分はどこだろう?」

と整理をしてみる

やってみませんか?

 

一番嫌なポイント、一番反応する部分がわかったら、

次は、それはどういうことなのか?については次回お話ししたいと思います。

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆

深呼吸して~ 自分にやさしく♡


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日々のこと

2018年12月10日

昨日は、
「#Me too とサバイバーこの時代をサバイブする当事者のために支援者が知っておきたいこと〜」
というワークショップに参加してきました。

性的虐待、性的傷つきに対してどのように支援者として関わるのか
無意識に私の中にあるスティグマや社会、環境の中で無意識に共有していると思っているからこそ見えづらくなっている思いにも気づけた時間でした。

誰もが、当事者、支援者、サポーターになりうるし、なりえる

すごく基本的なことだけど、
想像する、理解する、思いを馳せるという姿勢から、
社会、環境を巻き込みながら支援の風土や認知を高めて行くことができるのだろうな、ということも再認識しました

また、加害者側の「加害」に至る心の中に何があったのかといった加害者の心理へのサポートやも必要でしょう
また加害に至らないためのしくみ、システム、教育。。。

色んなファクターがちゃんと循環して、
全ての人にエンパワメントができるといいなと思いました。

そして私も私なりにできることで関わり、学び、交わって行きたいとも思いました

 

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