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マトリックスリインプリンティング

ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

だから不安が消えなかったんだ~発作というイメージ~

2019年5月7日

こんにちは!
GWも終わりましたね~ 🙂 みなさんはどのように過ごされたでしょうか?

前回の記事では、

不安感がでてきたときに、どうして雪だるま式に不安感が膨れあがり、
さらに次から次へと不安感を刺激する思いがわんさかでてくるのか?

のワケについて書きました。

今日は、そもそも不安感がなぜでてくるのか?についてです

私もそうでしたが、
パニック発作を経験するまでは、
電車や車での移動も好きで、
海外旅行なども抵抗なく、若いころから飛び回っていました、

でも今は不安が大きくてどこにも行けません
飛行機なんて絶対無理

こういう声、たくさんききます

時間がたてばそのうち発作のことは忘れて、不安感がなくなるのかと言えば残念ながらそうもいかない

こうした声からもわかるとおり
どれだけパニック発作の経験がその後に影響しているか、ですよね~

できていたことができなくさせるほどのインパクトがあるんですものね

 

その影響のされ方というのは、
発作の経験を、
私たちが心の中にどのように取り込んだのか、

です

発作が起きたときに
どのように対処したのか、できなかったのか、
周りの様子はサポーティブだったか、冷たい感じにうつったのか
など

例えば、
私だけが一人焦りまくっていて、
周りはすごく無関心で我関せず
恐怖感に押しつぶされそうになっているのに、
私の感情とは無関係に電車はそのまま走り続けている

この時の自分の状態(感情や思いも)、
周りの様子や空気感なども一気に私たちは自分の中に閉じ込めるのです

 

そして、似たような状況(電車)は、自分の中に閉じ込めたものを刺激してきます
またあの状態になったら?あれよりひどくなったらどうしよう?
不安感の想像物語が始まってしまう
(ちなみにこうなると、当然体は緊張するし、防衛モード。交感神経優位モードに切り替わっていく不安にさらされると疲れるのも、当然ですよね。。。)

単なる電車を想像しただけでも、
(自分が電車の中にいるわけでもないのに!)
あの発作の時に経験した状況や自分を通してでしか見えなくなってしまう

 

全く話が飛びますが、今自分がすごくうれしかった時や、楽しかった時のことを思い出すと、体の感覚はどうなるでしょうか?

私は、友達と大学時代の思い出話に花を咲かせて大笑いしていた時のことを思い出したのですが、
ほっぺが緩んで、あの時の和気あいあいの雰囲気が思い出されて、
かつ面白かった話の内容を思い出して、思わずニヤニヤしました

こんな風に、思い出しただけで楽しくなったり、ニヤニヤするわけですから、
私たちって、「イメージ」にも反応しているということですね

これを発作に置き換えると、

今、全く安全なところにいるにも関わらず(例えば、今TVを見ながら座っているだけなのに)、
明日出かけると思うと、
発作に「やられてしまった」自分や状況という「イメージ」に体が反応をして、結果、「大丈夫かな~」という思いとともに不安感がでてくる、
ということです

 

さて、では、このイメージですが、
このイメージって何なのか?

やはりここにあるのも、発作の中で私が経験した思いー感情―感覚の集積 です♪

・急に心臓がばくばくしだして、怖い
・誰も無関心ですごく孤独
・気がおかしくなるのではないかと思ってすごく怖い
・私だけが挙動不審で恥ずかしい
・この状況をなんとか乗り切らなきゃ そう思えば思うほど、焦る、そして孤独
・この場、空間が冷たく感じて、絶望的になる

などなど、
こうした思いー感情ー感覚をイメージとともに一気に取り込んでいるわけですよね
そしてこれらの思いー感情―感覚、イメージに使えるのがセラピーです

特に、体を通して取り込んでいるので、
体にもアプローチしながら、感情、感覚を解除していくことができるセラピーが有用になりますね
私は、EFTやEFTの発展型セラピーのマトリックスリインプリンティングがとても有効でした

 

さて、前回の記事でも書きましたが、

思いー感情―感覚は、もともとは変化するものであって、あやういもの、実体がないもの
それらを
信じ、握りしめ、それらから影響を受けているわけですが、

どうして信じてしまったの?
どうして握りしめているの?

と自分に丁寧に聴いていってあげる

 

それは「発作の犠牲者」という立ち位置から
私が、私が感じていたものをケアしていく、私がしんどい思いをした自分を助けにいくという「私に力を取り戻す」ポジション
その時、不安感という感情との関係性も変わることでしょう♪

発作の経験の中で私は何を閉じ込めたのだろう? 見ていってあげたいですね 🙂

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます♪

深呼吸して~ 自分にやさしく♡

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パニック障害ランキング

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【日程】2019年5月12(日)
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【対象者】パニック障害、不安症の方、またそのご家族など
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◎「パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー
2019年6月23日(日)13:30~16:30@東京 東池袋

☆セミナーについて:https://bit.ly/2GTvxkd

☆開催概要
【日程】2019年6月23(日)
【時間】13:30~16:30
【会場】あうるすぽっと 3F 会議室B1
東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル3F
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【参加費】8,000円
【対象者】パニック障害、不安症の方、またそのご家族など
【お申し込みフォーム】
パソコン・携帯共用:http://ws.formzu.net/dist/S59511152/

ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

パニック発作と予期不安の関係を心のしくみと感情・感覚から読み解く

2018年11月30日

こんにちは!

今年は比較的暖かい日が続いていますね。

さて、最近、私の身近な友人の中にも、発作がでてしまった、〇〇の場所が苦手になっている、〇〇のことを考えたりすると動悸がしたり、汗がでたりする、といった相談があったり、

また芸能人もパニック障害で休養に入る、などのニュースも耳にしたりで、

改めて、パニック障害に悩む人は多くなっているな~と思います。
(「パニック障害」という名前が昔よりも認知がされるようになったというのもあるとも思います)

 

さて、このような相談を受ける時には、発作と予期不安の関係を少しお話したりして、なるべく早く、発作の時の感情的なショックを解除することを奨めるということをします。(もちろん最終的にどうされるかの判断はご本人によりますが。)

ということで、少し、発作と予期不安の関係を
心のしくみと感情・感覚という観点から説明をさせてください。

パニック発作を経験された方はよくおわかりだと思うのですが、

動悸、息がしにくい感じ、現実感がなくなる、死ぬのではないかという大きな恐怖感などなどを経験しますね。

で、もし発作を何度も繰り返したり、あるいはこの発作自体が自分にとって感情的に(無意識的であったとしても)ショックが大きな経験だとすると、

◎「パニック発作」を怖がる予期不安へと発展しますし、

◎パニック発作と、発作を経験した場所や状況とが結びつくことによって、
予期不安+広場恐怖へと広がる

ことも起きます。

この連鎖で苦しいのが「パニック障害」なわけですが、、、。

 

では、なぜこのようなつながりが起きてしまうのか?ということです。

私たちは感情・感覚で経験を学習する

ちょっと話が飛ぶようですが、
例えば、幼い頃に、犬に吠えられて怖い思いをしたとか、噛まれた、などの経験をしたとしましょう

それ以降、犬が怖いといった犬恐怖の人がいるとします

その人にとっては、小さなチワワも、もしかすると犬の置物ですらも、怖い存在として映ることでしょう。

この時何が起きているのでしょうか?

それは、幼い頃の、吠えられて怖かった、噛まれて痛くて怖かった経験の中で感じた感情や感覚を通して、このチワワや犬の置物を見ているからです。

つまり、実際のチワワや置物ではなく、
心の眼では、幼い頃吠えられた犬や噛んだ犬を見ているわけです。

何十年も前の話だから怖くないでしょう?と言っても、
この人にとっては、意味がないことがわかりますよね

さて、それでは、パニック発作を経験した後に、
発作や、発作が起きた場所や状況に対して怖くなるという状態に話を戻して考えてみましょう

これも犬が怖い人のケースと全く同じしくみです。

パニック発作時に経験した感情や感覚を
「発作」や「発作が起きた場所や状況」に対して、
投射します。(「投影」ともいいます)

「発作」や「発作が起きた場所や状況」は怖いものとして心の眼には映ります。
それが予期不安や広場恐怖ですね。

 

また、パニック発作で感じた感情や感覚というのは、当然ですが体で感じていますので(体がないと何を感じているかわからないですよね)、
きちんとケアをしたり、リリースをされていないと、
ある意味、体に留まっています。

感情・感覚にアプローチすれば“怖いもの”という認知が変わる

そういう意味で、発作での感情や感覚にアプローチする際に「体」も鍵になってくるということです。

ここで私がいいなと思うのは、ちゃんと体を使いながら、感情や感覚にアプローチする心理療法(セラピー)がある、ということです。

一つは、感情解放のテクニックEFT、

もうひとつは、EFTの発展型のマトリックスリインプリンティング

です。

 

両方のセラピーとも、体のつぼへのタッピングで、物理的に体に滞った感情を流していけるのと、

タッピングしながら、アプローチしたい(解消したい)感情を“感じること”で、

違う感情や感覚、思い(例えば、ここは安全だとか、安心感など)にシフトが起こすことができる手法です。

 

心は、

違う感情や感覚、思いへとシフトが起きると、
今度はそれを通して、対象を見始めますので、
自ずと「怖い対象」とは映らなくなる(チワワがそのままチワワに見える)

ということが起きていきます。

 

ここまで書いてきたことは、

私たちがもつ心のしくみや感情の性質をベースにするから理にかなってもおり、だからこそ自然で無理がない変化が起こる

とも言えるなと思います。

もちろん副作用もないです(*^^*)

 

長くここまで書いてきましたが、

予期不安や広場恐怖に悩まされないために、

パニック発作の時の感情的なショックを解除するといいよ、というのは以上の理由になります。

またその方法もあるよ、ということです♪

 

私も予期不安や広場恐怖に長い期間悩みました。

ですが、そこから自由になることができました。

そのプロセスにあったのは、感情や感覚を見ていくということでした。

しくみを理解して、滞りを解除していく、解放していくということをしていけば、必ず変わりますよ♪

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆

深呼吸して~ 自分にやさしく♡

パニック障害ランキング

ブログ 活動と実績

パニック障害に有効な心理療法(セラピー)~マトリックスリインプリンティング~

2018年11月24日

3連休はOAD心理セラピスト養成講座のアシスタントとしてコースに参加しています

今月は、トラウマケアにもとても有効なセラピーである「マトリックスリインプリンティング(略称MR)」のプログラムです

MRは、私が多く扱わせていただいているパニック障害の症状にも効果を発揮します。

発作を引き起こす対象に対しての、恐怖感や不安などの感情を解放することができる→なので発作もでなくなる

また、パニック発作そのものへの恐怖感も解消していくことができるので、
予期不安や広場恐怖も軽減、解消することができていく

ということができるセラピーです

無理やり「ここは安全だ」と、認知を変えようとしなくてもいいですし、
トラウマケアにも使われるセラピーだけあって、恐怖を再体験させないので、
安全で、自分に無理をさせずに変化を得られます

薬に頼りたくないと思っていらっしゃる方や、
予期不安があって、すっきりしないという方にも
使っていただきたいなと思います

明日はMRコースのプログラム最終日、
コース生のみなさんと様々な感情、感覚との出会い、解放のプロセスを楽しみたいと思います


パニック障害ランキング

ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす 活動と実績

マトリックスリインプリンティングのコースのアシスタントを終えて

2018年1月30日

こんにちは!

 

毎日寒い日が続いていますね。

 

さて、週末は、マトリックスリインプリンティングの3日間のコースにアシスタントとして参加しておりました。

マトリックスリインプリンティングは、EFTの発展バージョンのセラピーで、
EFTのタッピングをしながら、
傷ついたと思っている自分の感情や思いを引き出しながら、
解放をしていきます。

傷ついた自分
でもそこには
ただただ、目が向けられなかった感情や思いがあった
ということ

そして、それらを【感じる】ことで
変容が起きていく

そう、それも自然に変化が起こるのです♪

泣いていた自分が落ち着いていったり、
傷つけたと思った相手に対して、違う視点が入ってきたり、

それは相手への赦しであったり、
自分への赦しが
自然に起きる瞬間でもありますね

どれほどのエネルギーチャージがそこにあったのか、あらためて認識させられます

3日間参加者の方はご自分の経験を通して、
これらを体験していらっしゃいました

みなさんのワークをアシストしながら、
感情や感覚を「感じる」こと、これってやっぱり鍵だな~って、
そして、
セラピーいいな~としみじみと感じました☆

 

なかなか頭から離れない思い
モヤモヤとした気持ち
思い出さすと心が痛くなる出来事
など
こういったことに、感情にアプローチするセラピー使ってみてくださいね

DSC_0814

 

集合写真1

 

今日も読んでくださりありがとうございます♪