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心のしくみを理解し安心をとりもどす

ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす

新型コロナ 緊急事態宣言解除後 今だからやるとよいこと

2020年5月31日

こんにちは!心理セラピストの下田屋寛子です。

緊急事態宣言が解除されましたね。

宣言が解除されて、リアルに会えなかった友人、知人再び会える、交流ができると嬉しさを感じる一方で、

しばらく距離をおけていた環境、人間関係の中に再び戻る、それらが再開することに戸惑いや、不安、憂鬱さを感じている方もいらっしゃるかもしれないですね

外出制限などは解かれたのに、心の中の自由はどれぐらいあるでしょうか?

例えば、

・宣言が解除されようがされまいが、この仕事、プロジェクト、締め切りは変わらないし、私には関係ない(あきらめ、無関心モード)
・あの上司とまた顔をつきあわせて仕事をするのか
・通勤、通学が始まるかと思うと億劫
・リアルな学校生活が始まるが友達ができるかな
・少し距離がおけていたママ友とのつきあいがまた始まっちゃう
・夫や妻の実家に顔をださなきゃいけない

などなど

これらの思いがあると
その状況、環境をどう上手く切り抜けるかということに頭がいきがちにもなるでしょう
いろんなシチュエーションを想定しなければならなくなるので
さらに思考も活発になります

さて、ところが

このような自分ではコントロールできない状況、環境にあっても(上司は変わっていないし、リアルな密なつきあいが始まるのだけれども)
憂鬱にならずに、そして無理にポジティブにもならずに、前向きでいられる方法がちゃんとあります!

 

それは、

自分が心の中で状況や環境の「奴隷」になっていないか

仕事、勉強や出会い(人間関係)が、いつの間にか「手段」から、「目的」になってしまっていないか

を確認してみることです

仕事でも勉強でも家事でも、趣味でも、人間関係でもすべてに通じることですが、
初めは、純粋に好きとか興味があるからやる!という感じで始まったことであっても、
なぜ自分がそれをやっているのか、何を実現したいからやっているのか、という視点が失われてしまうと、
私たちは、必ず、もれなく、「やらされている」という感覚を感じてしまうものです

 

反対にいうと、

いつもの上司、締め切りのあるプロジェクト、ママ友、友人たち、あの家族がある(いる)のだけれども、

この仕事や勉強、出会い、関係を通して、

私は何をしたいのか、何を実現したいのか、なぜそれをやっているのか、の視点をもっていれば、

決して、上司、プロジェクトやこれらの人間関係の犠牲者にはならなくてすみます

 

そして、さらに、この視点、立ち位置があると、
状況、環境は変わらなくても、
その実現したいことに向かってずっと自分を動かしてもくれる原動力ともなります

 

ちょっと例を使って説明をすると、

例えば、ある語学を習っているとして、
この語学を勉強、習得することによって、世界の貧困を解決する仕事に就きたい、からやっている

とか、

家庭の中でお料理するといったときに、家族の健康を守っていきたい、からお料理している

とか

これらは、なぜ自分がそれをやっているのかをわかっている、意識できている状態です

 

そして、もし、途中で例えば自分が怪我をしてしまって料理ができなくなったとします。

でもこの時に、自分が何のために家族に料理を提供しているのか、を忘れていなければ、

自分が料理ができないとしても、

家族の健康を維持できる方法は何だろうという視点から、
料理ができない中で、選択や行動をとっていけますね
(誰かに頼むとか、栄養が高い料理を提供しているところから買うとか)
ね♪ そうなりますよね?

 

つまり、料理をしている時もいやいや料理をしていないし、
怪我によって料理ができなくても怪我の犠牲者にもなりません

 

このように、自分が主体的で、なぜそれをやっているのかを意識できていると、
語学やお料理を、自分の目的を実現するための手段として使う立ち位置にいられ、
自分からは力は奪われません

 

語学、お料理で書いてきましたが、
これは、
仕事、プロジェクト、〇〇を学ぶこと、△△さんとの人間関係などでも同じことがいえます。

自分がうまくやれるか
評価をあげれるか
失敗しない方法はどれか
あっているのか
結果が早いのはどれか
といったことへの答え、やり方が私たちを安心させると思いがちですが、実はそうではなくて、

一番自分を安定させ、力を与えてくれるのは、

なぜ自分はそれをやっているのか、何のためなのか?という
主体的な立ち位置、視点に立てている時です
(この立ち位置にたつと、
これを達成、実現するためには何ができるかな、という風に考え始めますから、方法、やり方は、自ずとその視点に立った「後(あと)」に見えてきます♪)

 

というわけで、
もう一度、
仕事、プロジェクト、〇〇を学ぶこと、△△さんとの人間関係など、
それらを通して
私はどうしたいのか、
どうありたいのか、
なぜそもそもそれをやっているんだっけ?
どう関わっていきたいと思っていた(る)んだっけ?それはどうしてだっけ?

というのを改めて、自身に問うてみるといいでしょう

 

そうすれば、必ず自分の中にパワーが戻ってきます。
もうどこにも加害者もいないですし、犠牲者の私もいません。

そして、自分の中にパワーが戻ってくるからこそ、いいアイデア、選択、新しい視点へも自ずと開かれることでしょう

 

心に、だれからも侵されることのない自由を携えて6月も過ごしていきたいですね♪

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆


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自粛ポリスと正直さ

2020年5月15日

こんにちは!心理セラピストの下田屋寛子です。

最近ネットなどで見かける「自粛ポリス」「自粛警察」という言葉

記事を読むと
県外ナンバーがいるとSNSに投稿された、とか
お店開けていると通報された、とか、
子供を外で遊ばせるなと非難された、など

 

う~む、、かなり激しい警察ぶりだなと驚きますが、
一方で、
自分を振り返ると、自分もいつの間にか
自分へのポリス(私、十分自粛できてる?、仕事に行ってていいの?、子供を外で遊ばせてて大丈夫かしら?、などなど)

他者に対してのポリス(感染者数上がってる!誰だよ!、もっと離れて並んで!、お店開けてて大丈夫?、などなど)にもなっていませんか?
前回の記事の私のマスク事件(?!)のように(≧◇≦)

 

 

私たちの心は、
不安や恐れ、無力感に無意識だと、
これらをずーと持ち続けていることはしんどいので
(特にこれらの感情や感覚は、不快だし、重たいし、だから、持っていたくないと思う)
問題のすり替えをします。
これらの感情を刺激してくる相手や状況が悪いんだ!と。

そして、
大きな勘違いなのですが、私が平和でいられるために、
相手や状況が、自分が決めた(それも自分が勝手に決めている!^^)基準どおり、思い通りになっていてもらわないと困る!
とも。

なので、その基準、思い通りに沿っているかどうかの管理、監視体制に入っていきます。

そう、自粛ポリスの出来上がりです✨✨

 

しかしながら、
不安感、怖れ、無力感は持ち続けたままなので、
管理、監視体制を援護、強化してくれるものが、とても必要にもなります。

それらが、正論だったり、誰かの教えだったり、方針かもしれないし、何らかの指示かもしれないですね(うんにゃ~妄信自粛ポリスだぁぁぁ)

一見がちがちに堅牢なポリスに見えますが、
本当は、砂上の楼閣のようにもろく、あやういポリスでもあります
なぜなら、不安感、怖れ、無力感はあり続けているので。。。。

 

今これを社会、世界みんなでやっている感じですよね^^
監視し、自分を守り、相手を攻撃し
ネットの記事は、これらがわかりやすくでた形として紹介されているだけで、
自分も含めて、だれしもの心の中で起きていることだろうと思います。

 

 

さて、こんな窮屈で、あやうさを秘めた状態、あなたの心は喜んでいるでしょうか?

「防衛のない心に真の平和がある」という言葉(※出典は後述)を私は思い出します。

 

私たちの心は、守らなければならなくなればなるほど、
相手の真の姿を見誤り、
ゆえに、相手があたかも大きくて力をもった亡霊のように映り、
だからこそさらに武器(正論など)を携えて、守りに入らなければならなくなる

 

ですが、この言葉にもあるとおり、
真の平和は、防衛を手放したとき

何から防衛しないのか
それは、自分が本当は感じている思いや感情、
から
です

 

つまりここでは、自分の中にある不安感、怖れ、無力感のことです
あるいはこれに抵抗がある方は、まずは、
「これらの不安感、怖れ、無力感を感じることを嫌だって思っているんだな」、という思いを受け止めることから始めてもよいでしょう

 

自分の中にある不安感、怖れ、無力感がある、
ということをしっかり受け止めて(認めて)、

そして深呼吸です

 

 

この正直さによって、心のよろいを外したときに、
本当はだれも監視しなくともよかったのだな
と、そんな風に気づくことでしょう

 

そして、自分や相手を監視することに使っていたエネルギーを
真に使いたいことに使うことができるでしょう

 

たとえば、

さらに不安感、怖れ、無力感に向きあうもよし(*これはトラウマや刷り込まれたビリーフによって生み出されているので、セラピーなどでみていかれるとよいでしょう)

健康によい栄養のある食べ物、レシピについて調べるもよし

子供と楽しめる遊びを考案するもよし

遠慮しながらやっていた何かを心から楽しみたいなと思うもよし

さぁ、あなたは何がしたくなるでしょう?

 

「新型コロナ」にまつわる状況を変えずに、
この状況の中にあっても犠牲者になることなく
自分の心を唄わせることができますよ♪

 

※出典:自我のしくみについてわかりやすく書かれている「奇跡の学習コース」のレッスン153にある言葉。
溝口あゆかさんが提唱されている「インテグレイテッド心理学」を学ばれた方は、【防衛、攻撃】のセクションにも掲載されています。

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆


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ブログ 不安なときの対処方法 心のしくみを理解し安心をとりもどす

新型コロナウィルス禍の中でも、不安に取り込まれず、冷静に、落ち着いて、行動できるコツ

2020年5月3日

こんにちは!心理セラピストの下田屋寛子です。

前回、前々回の記事で、自分の思いに「気づく」というのが、
苦しみの元を心の深いところに探る入り口になるよ、
また、自分が何を感じているのか?思っているのか?に気づくこと自身が、
「自分を愛する」というステップの一つでもあるよ、ということを書きました(*^^*)

 

☆「不安定さと付き合うことを知っている不安な私たちがさらに知っておくとよいこと
☆「感情や感覚が苦しみを生むのではない・・・じゃ何が?

 

今日は、私に起きたことを題材に、
「気づく」ことと、
この新型コロナウィルスによる状況下の中で、
不安に取り込まれずに冷静に落ち着いて行動できることについて、
書いてみたいと思います
*動画でもお話していますが、文章で詳細に解説している感じなので、参考に見る、読んでいただけたらと思います!

 

さて、何があったのかと言いますと、
昼間にス―パーに行ったのですが、その時にコーヒー豆を買い忘れたことに気づいて、夕方にもう一度行くことにしました。
出かける前までは覚えていたのですが、外に出て、気づくとしていませんでした!マスクを!
でも近くのスーパーだし5分、10分で終わる買い物だから、と、そのまま行くことにしました。

が、私の中で何かがザワザワとし始めます。
・・すれ違う人、スーパーの店員さんたちの目がどうも気になるのです。
ということで、これは何だ?と自分の思いを探ってみました。

すると、それはまるで彼らが
「あらっ マスクしていないのね!」と言っているような気がする・・・
「配慮がないわね」と思われているような・・・
「無頓着な人ね」と見られているように感じる・・・

のです・・・

 

いやいや、待て待て、誰もそんなこと言ってないし、言われていない

ということで、「あ~これは私が思っていることだな!」「私の思いだな」と、
「気づく」ことをしました。

みなさんもよくありませんか?
「気の利かない人」と思われたんじゃないか?
「嫌われて」いるんじゃないか?「空気読めない人」だと思われたんじゃないか?
など

誰も何も言っていないのにこのような思いが走るときは、
まずは、この思いが「自分の思いなんだ」、「私がそう思っているんだ」
というところに立ちどまることが大切です!

そう、「他人の目は自分の目」!

他人が言っているように思える、見えることは、自分の思いである、ということです

 

そして、私はさらに自分に問いかけてみました。気づく作業のつづきです。
「マスクしてないわね」「配慮がないわね」「無頓着な人ね」の中で一番言われたら痛いことはどれだろう?と

すると、「無頓着な人」と思われるのは嫌だ、と。

ここでの自分の気づきとして、
私は「無頓着な人」と思われたくない、そこにこだわりがあるのだな、
ということに気づきました。

 

そして今回の場合の私にとっての「無頓着」というのは、何なのだろう?と、また問いかけてみました。
自分の思いに気づくために(*^^*)


「みんなが新型コロナウィルスについて不安を感じたり、怖がっていたりする中で、
自分も同じ程度に、同じように不安を感じたり、恐怖感を感じていない」と
「『無頓着』と思われそう!」と思っていることがわかりました!!

ひぇ~

そうです、いつの間にか「みんなと合わせないといけない」「合わせるべき!」となっていた、、、のです、私。
それに気づいたのです!!
こう思ってたら、そりゃ、マスクしてないことで他人の目が気になるの、当然ですね。。。

 

 

逆に、本当は私の中では、
「今はこんな状況だけど、なんとかそのうちなんとかなるんじゃないかな?」とか
「日本は欧米に比べると死者数が格段に少ないから大丈夫なんじゃない?」
という思いがあったのですが(あるのですが)、

この「合わせるべき」という思いで、
私の本当の思いは抑圧されてしまいます。

こんな思いを持っていることがバレては、
みんなから後ろ指をさされて、仲間はずれにされて、独りぼっちになる、
という、恐れがあるからです。
(「自己価値を失う(死)」と自我が信じているからです。(←これは前々回の記事でもお話しましたね))

 

しかしながら、心のしくみとして、抑圧された思いがあると、
それは外に投影されるので、
誰かがその思いを持っていることになります。

なので、すれ違う人、店員さんが、
私のことを「無頓着」と思っているような気がする、
「みんなと違うことをしている、合わせていないよね」と言われているような気がする

その結果、私の中でザワザワする、といことが起きていたのですね

 

心って本当に面白く、奥深い!
気づく、ということをしていく中で、
自分が気づいていなかった思いや感情がこうして浮上してくるのですから♪

 

さて、私の中のバレたくない思いに気づく(ある意味、その思いに正直になるということですね^^)ことで
次に何が起きたか、ですが、

今のこの新型コロナウィルスの様々なニュース、情報の中で、
社会、世界全体が不安のエネルギーが広がっていますが、
自分の恐れが、この不安のエネルギーにすっかり巻き込まれて、
かつ、無意識にそれに同調しなければということになっていた!、ことにも気づけました。

不安のエネルギーに自分を明け渡していたなぁと痛感です。

と同時に、ふぅ~と緩むこともできました。

 

そして、なぜ緩むのか?

それは、

ひとつには、なぜ自分が苦しかったのか?の理由がわかるからです
なぜマスクを忘れたことでザワザワしていたのか、の理由がわかる

 

そしてさらに、理由がわかると、
「ザワザワ反応していた自分」そんな自分を自分が赦すことができるからです。

なぜなら、私たちって、「自分が苦しい思いをしている」ということをどこかで”よし”としていないのですよね。

ザワザワ反応することをよいと思っていない(否定している)ので、
その反応の理由がどこからきていたのかがわかることで、
この否定から解放される

なので、緩みを感じることができるわけです。

つまり自己否定から、自己受容♡が起こるから、という言い方もできますね!

 

そして、もうひとつ起こることがあります。

それは、明け渡していた自分のエネルギーを
自分に戻すことができるということです。

 

自分に力が戻ってくると、
「みんなに合わせるべき」という恐れからではなく、
この状況の中で、自分はどうしたい?どうありたい?という視点に立ち戻れるということです。

当たり前ですが、自己受容ができているときに、自分や他者を傷つけたい、とは思わないですよね

つまり、動画でも言っていますが、
この状況下の中にあって、
シンプルに「自分にも他者にも配慮したいな」
「自分のできる範囲やペースで、予防しているよ、するよ」
という自分にとって自然なスタンスに戻れます

 

そして、当然、この視点、立ち位置から

今の状況、状態の中であたっていく方が、確実に、

冷静に、

落ち着いて

対処ができますよね

 

今回は、私の題材を通して、
「気づく」のやり方、またそれがもたらすもの、またそれはなぜか?を解説してきましたが、

心の中で、新型コロナウィルスの犠牲者にならずに
この時期、この状況を乗り越えるためのヒントにしていただけましたら嬉しいです!

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆


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ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

感情や感覚が苦しみを生むのではない・・じゃ何が?

2020年4月27日

こんにちは!心理セラピストの下田屋寛子です。

4月も終わりに近づいてきましたね。

 

4月というと15年前に起きた尼崎JR脱線事故を思い出します(ちょうどおととい25日でした)
というのも15年前の3月に大きなパニック発作を経験し、
その頃予期不安でとても苦しんでいました。

その状態の中で、事故が起こり、そのニュースを見た私は、
それまでなんとかぎりぎり保てていた状態から、一気に自分への自信や信頼を失わせるような、、そんな感覚を経験するニュースとして映ったのでした。

それからの不安感に乗っ取られた日々は本当に私を苦しめました。

 

心の状態でいうと、
3月のパニック発作によって、「私は無力な存在」というビリーフをガツンと刺激され、
それにより次の発作を怖がる、なにをするにも不安という予期不安が大きくなり、
そういう状態のところに、さらにニュースで無力感を刺激され、、、
こういうことが起きていたわけですよね。

不安感、恐怖感に支配されたようになるのも当然です。

 

 

私の場合はこの5年後に心のしくみセラピー(心理療法)に出会って、約2年で状態が改善しました。

 

出会ってからは、
発作での恐怖感、無力感、絶望感などの感情や、誰にも助けてもらえないなどの思い、

また発作を起こすことになった低い自己価値観や自己像(ここにもたくさんの思いや感情がありました)
と向き合うということをやりました。

いかに
抑圧してきた感情や思いがあって、
それらを通して世界を見、
ゆがんで見えている世界を事実と勘違いし、
そしてまた自分が苦しくなる
そんな悪循環の中にいたことか!

そんな気づきと解放の2年間でもありました・・・・

(もちろん、自分癒しのプロセスはまだまだ続いていますが、、、)

 

そんな経験から、
気づいていなかった(抑圧していた)感情や思いに出逢っていくこと、
抑圧していたものが解かれていくこと、
感情や思いを解放していくこと、

それらがどんなにか、

生命の力や動きを取り戻し、
世界のとらえ方が変わること、
人生を取り戻すこと、
それらに関係しているのかがわかります。

 

先日「食べて、祈って、恋をして」の著者でもあるエリザベス・ギルバートさんのトークを見ました。

 

彼女は、
今のこの状況の中で様々な扱いにくい感情がでてくるかもしれないけれども、
そうなることは当たり前であること、と理解をしながら、
それらの思いや感情たちに慈しみと思いやりを向けることが大切だ

と述べていました。

 

私たちは、苦しいときは、どうしても

どうやったらといった解決方法を求める方向や
こうしたからに違いないなどといった分析に行きがちになりますが、

でも、苦しみを生むのは、思いや感情、そのものではなく、

感じていることに「抵抗」「抑圧」をしたときです。

 

彼女のトークの中で、「私たちは逆説的存在である」と。

この地球上で私たち人間は、どんな種の中でも最も不安を抱えている種である

が一方で、

最も、リソースにあふれていて自己調整力があって、最も切り抜くことができる種でもある、と。

苦しみから解放されて、
後者を発揮できるのは、
自分の感情や思いにどれだけオープンであるか、とつながっているよ、と。

心のしくみからも、また自分の経験からも本当にそうだなぁと実感します。

 

というわけで、

今何を感じているかな?何を思っている?
どんな感情、思いがでてきてもOKのスタンスで、
本当は不安?
本当はさみしい?
本当はうらやましさがある?
本当は焦っている?
(*「向き合うのは怖いな」という思いがあれば、それもそのまま気づいて、受け容れます(「そう思っているんだな」と)

と問うてみるのはいかがでしょう?

 

さらに、
何を怖がっているのかな?
避けようとしているのかな?
恐れているのだろう?

と問いかけてみてもよいですよ

 

それらは、
生命の力や動き(リソース、自己調整力)へと必ず導いてくれますよ

 

 

*感情や感覚を感じるのにセラピー(フォーカシング、EFT、マトリックスリインプリンティング)もとても役にたちます。

*彼女のトーク動画「It’s Ok to feel overwhelmed. Here’s what to do next」はこちら↓
https://bit.ly/3bEsEAw

 

パニック障害からサバイブした一人の声が、みなさんに響き、
ご自身の心への関心へとつながったらとても嬉しいです
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆


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ブログ 不安なときの対処方法 心のしくみを理解し安心をとりもどす

不安定さと付き合うことを知っている不安な私たちがさらに知っておくとよいこと

2020年4月20日

こんにちは!心理セラピストの下田屋寛子です。
緊急事態宣言が全国に範囲が拡大されて発出されましたね
みなさん疲れていませんか?

雨風で始まった先週のはじめ 天候も崩れたり、回復したりの気圧の変化に私はちょっと疲れ気味でした。週の後半はお腹の動きも悪くなってしまった💦(泣)まだいまいちじゃ~。。。

さてさて、今のように毎日感染者数が、医療の現場が、といった情報にあふれている状況の中で、私たちは不安定な状態にいます。
普段から不安感を感じやすい方であれば、不安定さと付き合うことがどんな感じであるのか、ということも知ってもいますよね。

普通にしていてもこの非日常な状況は影響を及ぼしますので、

そういう意味で、不安感を感じやすい方が、より不安感を感じること、今不安定な感じであること、に自己嫌悪に陥ったり、自分責めにならないようにしてくださいね。

 

そして、自己嫌悪に陥らずに、今の自分の状態への受容感をもちながら、
不安感を生み出す心のしくみについての理解をもっておくというのも、さらに役に立つことと思います。

 

ということで早速始めていきますが、

私たち自我の根源的な恐れは、「2種類の死」への恐れにつながっていると言われます。

ひとつは、「肉体の死」

日々増える感染者数や、芸能人が入院した、死亡した、というニュースをみて、例えば、「自分もうつったらどうしよう」と思うのは、心の深いところでこの「肉体の死」への恐れが刺激されるからなんですね。
(感染する→働けなくなる→収入がなくなる→生きていけない→死)

 

またもうひとつの恐れは、「自己価値の死」です

自己価値の死の恐れというのは、自分は周りに受け入れられているのか、私は大丈夫か、という自分の価値を守られるのかという恐れです。

最近、感染した人が謝罪するべきだ、いや不要だろう、などというのが議論にあがってきたりしていますが、そういいった論争を目にした時に、どっちが正しいのだろう?と答えがほしくなる感じになるのは、

例えば、

自分が感染した→誰かに責められる→村八分にされて誰からも相手にされなくなる→天蓋孤独で、死んでいく
といった、「自己価値の死」の恐れを刺激されるストーリーが走ったりするからでしょう。

 

 

そしてこれらは私たち自我が持つ恐れとしてある意味ビルトインされているので、
普段それほど不安感がない人であっても、今のような非日常の中におかれると影響を受けます。

不安感を感じやすい人の場合は、それは、さもありなんですよね。

 

そして、さらに、

もともとの自我のそのような恐れがベースにある中で、

  • 環境や状況に敏感だったり繊細なタイプの方(最近は「HSP(Highly Sensitive People)」と言って、たくさんの本や情報が出るようになりましたね)は、影響をうけがちでしょう。(私も立派なHSPです^^)

 

  • また、成長の過程で、守られるとか、安全なベースがあるという感覚が十分に持てなかった場合(それが、トラウマだったり、家庭や教育の場などでの自分自身へのすりこみなど(「私は能力がない」とか「私は弱いなど」によって)、
    今のような状況は、私たちの中の無力感を非常に刺激します。
    そして結果的に、精神的に落ち着かない、不安定な状態にされる、ということが起きてしまいます。

 

影響されていたり、不安定な状態であればあるほど、先の「死」へのストーリーも膨らみます!それもとってもリアルな感じを伴いながら!!あ゛~悪循環にはまっていってしまいますね。。。

 

ということで、ここまでは、不安感を生み出させるしくみとして、
1)自我のもつ恐れ
2)その恐れがベースにある上に、自身の性質や自分が経験したことからの自分への刷り込み・思いこみ

があるよ、ということを書いてきました。

 

ではではどのように対処していけばよいのでしょう?
セルフでワークできるポイントとしていくつかまとめてみますね

 

1.不安や恐れのストーリーに巻き込まれていることに気づいてみる

「気づく」というのは立ち止まれるということです。
立ち止まれるといろいろ、そのストーリーに信ぴょう性がないことを見抜くことができます。

例えば、そのストーリーに「それは本当?本当にそれが100%起きる?」と自分ツッコミをしてみたりするのです

本当に誰からもサポートを得られないのか?人って本当に冷たかったっけ?

ストーリーはすごい勢いで展開されればされるほど、視野や選択肢を狭めますし(ほとんどないことになっていたりします。我ながら、びっくりしますよ^^)、
自分以外だれもいないことになっていたりします。

そして、自分ツッコミをする際に、このストーリーが走るのは、

1)自我の「死なないように頑張る」という性質があるからだな、
また、
2)自身の性質や自分が経験したことからの自分へのなんらかの刷り込みが働いているからだな、

ということをぜひ思い出してほしいのです!

 

2.敏感だったり繊細な方は、意識的にネットや情報などから離れる

そういった時間を取るということも大切でしょう。

自分のエネルギー的な境界線をちゃんと確保できる環境、時間を持つということです。

その際に、その敏感さ、繊細さをいかして、自分がリラックスできるもの、景色などなどをイメージして、そこから感じる心地のよい感覚を味方にする、というのもよいですね。
自分の安心感を感じる土台のサポートになると思います。

 

3.無力感を癒す(〇〇 対 私)

状況(例:子供がいて集中して仕事ができない、三食食事のことばかり考えなければいけない、子供が勉強をしていない、今月の売り上げ、などなど)

モノ・コト(例:新型コロナウィルス、外出自粛要請、テレワーク、などなど)

 

対、

 

「私」

を、心の中のイメージしてみます。

すると、恐らく相手(状況、モノ、コト)が存在として大きくて、
自分はそれらの犠牲者で、小さな存在の私、になっていると思います。

 

その心の中にいる(イメージした)小さな「私」によーーく気づいてあげます
そして、その「私」が感じている気持ちや思いを、よーーーく探ってみましょう

「怖い」という気持ちがでてくるかもしれませんし、
「いつ倒れるかわからないから不安だ」という言葉がでてくるかもしれません

 

それらを、ただ、批判や判断なしに受けとめてあげましょう

 

もし思いやりや励まし、労いの言葉をかけてあげたい感じでしたら、存分にかけてあげましょう
自分から自分への思いやりや愛情をさしだすこのプロセスを大切にしましょう

 

*セッションでは、この小さい無力感を持っている私がどんな経験から作られたのか、といったところを探っていけます。
ですが今回は、セルフでできる無力感の癒しということでご紹介させていただきますね♪

とはいえ、不安感、不安定さを生み出している自分像を、判断、批判なしで癒すというワークなので、ワークのあとは、自然と落ち着きや、安定感が戻ってくると思います。おすすめです!

 

 

さてさて、長く書いてきましたが、

不安さんの私たちの心の中を振り子に例えるとすると、
ある意味振幅の動き、不安定さというものになじみがありますが、

今回の内容やワークによって、

振り子の振幅が小さくなり、中心に戻ってくる、ぴたりと留まる、

その立ち位置から見える状況、モノ、コトはちょっと違ってみえるようになる

そんな体験に役に立ててもらえると嬉しいです

 

ケアをしながらこの状況、局面乗り切っていきましょうね♪

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆


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しくみを知ることから動き出した私の癒し

2020年3月22日

週末はOAD心理セラピスト養成講座でした。
1年間の講座の最終日でもあり、溝口あゆかさんが主宰されてきたロンドンコース10年間+日本での通年講座(1年間×3期)の最終日でもありました。

私が参加したロンドンコースは4期の2010年。
とにかく不安(パニック障害ばりばり)、不安定ぐらぐら、鬱っぽさの真っただ中での参加でした。
自分の心の中に鍵があるよとは言われるけど、どうやってそれを見つけるの?どうしたらいいの?・・・
2007年7月からイギリスに住み始めた頃にたまたま検索で見つけたあゆかさんのブログ
なんか心に響くな・・

なぜ響いたのか、今はよくわかる
そこには、理論とか(誰かの(あゆかさんの))考えとかが書いてなく、
ひたすらに「心のしくみ」について書いてあったから
誰かや何かの手あかがついてなく、ただ、しくみはこうです!と解説があっただけ
それまでは誰かが言っている、誰かがこう思っている、
じゃーそれに合わせなきゃの世界にしかいなかった私にとっては、
それはもう新鮮で、
「しくみ」という万人にフラットでニュートラルな世界のとりこ♡
(本質のエネルギーへの回帰したいという思いに響いたんだよ)
そのしくみを知りたい!から始まったジャーニーだった

そしてそれを知る最も近い場所は実際の自分の心の中だよ、と
苦しくなってるとき、モヤとしている時は、
実際に起きていること(事実)から離れれてるんだなと
何が事実を見えなくさせているの?と
自分の心に「しくみ」をベースに問いかけ、気づき、
すごーく自分を否定しているものへ寄り添い、
をやってきたのだ…な…

途中混乱したり、くじけそうになったり、
もあったけど、
やっぱり、見えなくさせているものを見たい!理解したい!という思いがひっぱってくれたし、

なによりあの「誰も(私も相手も)悪くない」の立ち位置にたてたときの
自分らしくあれる、
自然でいられる、
命への信頼を感じられる、の感覚…
なぜならそれが本質に最も近く、やっぱり本質が私たちそのものであるのだから
そこに戻りたいという動きがあったなと
そしてそのジャーニーはこれからも続いていくでしょう

そして何より、
「体験」を通しての理解をencourageし、
学びを続ける場、
OADという共通項をもつ仲間とのつながりの場を提供し続けてくださっているあゆかさんに心から感謝なのです💕💕

私は2011年から講座のアシスタントや
EFTやパニック障害の講座の講師を担当させていただいたりして、
その中でも自分の体験を振り返ったり、さらに学びを深めるという機会をもらいました。
その部分についてもこのコースに関われたこと、
コース生のみなさん、またアシストをともにしてきたセラピストのみなさんとの交流にも本当に感謝しています

自分癒しは好きなので(笑)まだまだ続きますが、
引き続き、心のこと、身体と心のこと、パニック障害のこと、をお伝えし、
どんな自分にもやさしいまなざしを向けられる人が一杯な世界になるよう、
これまでの体験、これからの体験をこれからも社会に還元していきたいと思います 🙂

 

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます♪


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ブログ 不安なときの対処方法 心のしくみを理解し安心をとりもどす

ニュースやネットに疲れてきたと思われている方へ

2020年3月8日

こんばんは!
今日はやらなきゃなことをやらずに~本を読んで過ごした1日でした~(あー逃避行動 笑♪)

明日からまた新しい1週間が始まりますが、
連日のコロナのニュースや情報などにさらされていると
そろそろ疲れてきた、と感じている方もいるのではないかと思います。

 

自分が感染しないか、
あるいは自分が知らない間に誰かに感染させないか
といった不安感があって、
その不安感に気づいていないと
不安感を感じないようにするための行為、判断を無意識にするものです。
(心のしくみとしてそのような行為、判断をする、ということが起こります)

 

例えば、
消毒、手洗いなどを徹底しようとする
ニュースや情報を集めようとする、最新の情報を把握していようとする
周りの人やお店が予防をちゃんとやっているか、清潔かどうかを気にする
免疫を高める食事や、睡眠などを摂ろうと努める

などなど。

 

私も振り返ってみると、
知らず知らずのうちに気にしていたり、
家族や周りの人に対して「もっとしっかりやればいいのに」と感じていたり、
私の方が意識しながら生活していますよ、と比較、競争してたり

となっていたりします!(*^^*)

 

これらは、本当は不安なのに
それを感じないようにするための行動、思考なわけですが、
それをやっている時には、必ず緊張が伴いますし、きゅうくつです。

 

しかし、私たちって、この緊張やきゅうくつさをも、さらに抑圧します
(緊急事態だ、などと言われたら、私だけリラックスしているワケにいかない、などの思考が働いたりするなど:そしてこれにも無意識だったりします)

 

自分がきゅうくつさの中でも我慢をしていますので、
周り、状況に自由さを与えることを許すことが難しくなります
(「周り、状況も私と同じようにやりなさいよ!」といった声があったり、コントロールしようとする:マスクしなさいよ、咳はするな、手は洗ったの?など)

 

そして、もしそんな中で、誰かに
「それぐらいの予防方法じゃまだまだ甘いね」などと誰かに言われたら・・・・
そう、きっと、ムカッーと腹が立つでしょう
こんなきゅうくつな中でも頑張っているのに!と。

あるいは、
週末に会おうと約束していた相手に
「今度の週末に会う予定、延期にしよう」と言われたら、

「こんなに予防をしっかりしている私のことを馬鹿にした!」とか
「あなたのやり方ではだめよ、と言われている気がして」悲しくなるとか

といったことも起こるでしょう

 

予防をするなとか、気をつけるな、という話をしているのではなく、

いずれも、
「自分の中の不安感に気づいていないと、
不安感を感じないようにするための行為、判断を無意識にする」よ、

そしてそこには必ず緊張、他の選択肢の余地を失わせるような狭窄的な感じが伴うよ、
ということです。

 

特に普段からも不安感を感じやすい方の場合、
ここ最近の状況によっての不安感が重なっていると、
さらにそれらを抑圧する行動、思考を取り、そこにも緊張があるので(交感神経が優位なままで心は戦闘態勢です)、
その結果、疲れもたまっていってしまうということが起きてしまいます

 

そういう意味でも、
不安感に気づいたり、
ためないように(抑圧しないように)していくことは大切ですね

 

ということで、
疲れをためないための簡単なエクササイズをご紹介したいと思います 🙂

 

1.ここ数日で気を遣いながらやっている(た)こと、努めている(た)ことを振り返ってみましょう
(他人のふるまいで気になったこと=自分がこだわっていることでもあるので、そこからわかる場合もあります)

 

2.それらをやっていた時の感覚や感情に気づいてみましょう
それらは緊張感や、きゅっとするような窮屈な感じかもしれないです。
かすかなものかもしれないですが、気づいてみましょう

 

3.それらの感覚、感情があることにダメ出しをせずに、そのまま感じてみます

 

4.感じていると、
不安だったから、とか
怖いの、といった思いがでてくるかもしれません

それらにもダメ出しをせずに、そのまま感じてみます

 

不安がっている自分
怖いと思っている自分
に気づいてあげましょう

 

もししてあげたいことがあれば(手をつないであげる、寄り添ってあげる、肩をもんであげるなどなんでもよいです)、それをしてあげてもよいでしょう

 

5.不安感、怖さが軽くなるような感覚があれば、深呼吸をして終わりにします

 

いかがでしたか?

「落ち着き」の立ち位置から見る世界は、
たとえ未知のモノであっても「モンスター」のようには見えないでしょう

 

そして、
この立ち位置から自己管理をしていく方がきっと楽ですし、

 

この立ち位置から出てくる智慧や工夫は、
柔軟性があって、地に足がついたものでもあるでしょう

 

なぜなら自分に力を取り戻した立ち位置にいるのですから

 

 

新しい週も心穏やかに過ごせますように♡

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます♪

 

パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー

発作の原因、予期不安、広場恐怖へと広がらせない方法について、
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ブログ 乗り物恐怖 会食・嘔吐恐怖 その他恐怖症 心のしくみを理解し安心をとりもどす

Meet fear with Love

2020年3月6日

~Meet fear with love~

自分が小さい、弱い、対処する力がないなど自分への思い込み、そしてそういう自分への否定があると、
目の前のものは大きく映り、
そして「怖れ」「恐怖感」の気持ちが大きくなるでしょう

しかし、
近づけないと思っていた「怖れ、恐怖感」と向き合い始めると、

これらの自分への思い込み、否定にも理由があったことがわかる

そしてたくさんの押し込められた感情たち、思いたちにも

それらは、精神的にも肉体的にも
命をつなぐためにあったのだと
気づく

 

そして今や
抱きしめてあげたいもの
愛おしんであげたいもの
労ってあげたいもの
へと変わる

イラスト©Cécile Carre

 

否定が解ける(溶ける)とき
私を圧倒すると映っていたモノのありのままの姿がわかる

Meet fear with love
その1st ステップは、
怖れ、恐怖感と向き合い始めること

 

 

Lovexx

 

 

*向き合うのにセラピーなどが使えます♪

 

 


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不安を感じたり、ザワザワしていませんか?

2020年3月4日

こんにちは!

世の中至るところで「パニック、パニック」と騒がれていて、
ひょっとしてその言葉を聞くだけでもザワザワしていたり、耳障りな音に聴こえている方もいるかも….

ということで、
ちょっと言葉遊びなのですが、「PANIC」で、やってみました

5文字だけど、この文字でできているいろんな言葉もあるよ、ということで

ちょっとでも地に足がつく感じがするといいなという思いも込めて…🙂💗

P

Peace(平和)、Present(存在している)、Power(力)、Passion(情熱)、Purity(純粋さ)

A

Acceptance(受容)、Awareness(気づき)、Ability(能力)、Affection(愛情)

N

Natural(自然な)、Neutral(ニュートラルな)、Nurture(育てる、養う)

I

Interaction(交流)、Improve(改善する)、Inner(内側の)、Integrity(誠実さ)、Intellectual(知的な)、Intelligence(聡明さ)

C

Compassion(思いやり)、Connection(つながり)、Consciousness(意識)、Central(中心)、Calm(静か、おだやか)

 

自分に優しくお過ごしください♡xx

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呼吸がうまくできるか不安です~相手が上、私が下になっていない?~

2020年2月22日

こんにちは!

パニック障害の方にとって、
美容院に行く、
歯医者に行く、
病院で検査をしてもらう(胃カメラとか大腸がんの検診、MRIなどなど)などは、
ハードルが高いものと感じていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

 

多くは、美容院、歯医者、検査について、
「自分のコントロールがきかない状況におかれる」と感じるので、
それによって発作のようなものが出ないか、出たらどうしようか、
という予期不安を抱く、という流れが働くというものだと思います。

その結果行くのをすごくためらう、
予約は入れたものの気乗りしない、
予約取り消そうとまで思う、、なんてことまで起こりますよね。

 

さらに、コントロールがきかないところでも冷静に対応ができるように、ということでいろいろな方法を考えたり、冷静に対応ができているかどうかのバロメーターとして身体の状態を基準に置いたりもするのです。

今日はそもそも
美容院、歯医者、病院の検査(医師など)をどう見ている?というお話です。

私たちはついつい
サービスを受ける、治療をしてもらう、検査を受ける、
といったときに、
無意識に、心の中で自分が立場が下で、相手が立場が上、
ということになっているということがあります。

自分を振り返ったときにそのようになっていないか、を探ってみるとよいです 🙂

私も気づくとなぜか医師の方が立場が上で、自分が下、
だから相手の言うことは正しくて、こちらか何か要望を言ったり、質問をすることができない
と思いこんでいる、あるいは思いこんでいることにも気づいていない!ということも多々ありました(今も知らないうちにそうなっていることがあって自分の思いこみにびっくりすることもあります!)

 

みなさんはどうですか?よく振り返ってみるとそうなっていたりしませんか?!

 

このように心の中で相手が上、自分が下、ということになっていると、

当然、
自分の状態について説明するとか、
不安になることがあるので、その時は治療を一旦ストップしてほしい、とか
時々声をかけてほしいとか、
自分のペースを尊重してほしいとか、

といったことが言いにくくなってしまう、我慢するのが当たり前だと思う、
ということになってしまいます。

 

でも実際は、
例えば、私たちは一人の顧客として、
サービスを受けたいという意思があり、
そのお店や医院を選び

そして美容師さんや医師は、
自分がこれまで習得したスキルや知識を提供しますよーとお店や医院にいる

サービスを享受したいというニーズがあって、
サービスを提供したいというニーズがあって、
それが合致している(選び、選ばれ)という関係性があるだけ

そういう意味では、
立場が上とか下とかが関係なく、完全にイーブン、対等!

(たとえ、どんな素晴らしい美容学校を卒業していても、どんなランキングの高い学校を出ていたとしても関係なし♡
むしろ自分のためにスキル、知識を積んできてくれてありがとう!という感謝すらでてくるかもしれません^^)

 

この「対等な関係性なんだ!」ということを認識して、
美容院に行く、歯医者に行く、検診に行くなどの状況をもう一度イメージしてみましょう

 

立場の上下はどうでしょう?

自分の中に力が戻ってくる感じがしませんか?

 

その状態で、自分の中に要望や希望がある場合、
どうしたいか、何ができるかもよくイメージしてみましょう

あるクライアントさんは、

歯医者さんに行くのに、

「自分の状態を説明した上で、不安になったら一旦止めてほしい、と言いたい」
「時々声をかけてくれたり、自分の状態を確認してほしい」

と思ってはいたのですが、
これを言ってはいけない、言うのはばかられると思われていました。

そして、これらを我慢する代わりに、呼吸がうまくできていれば治療に対処ができるかも、と。

コントロールがきかないところでも冷静に対応ができる方法をいろいろ考えたり、
冷静に対応ができているかどうかのバロメーターとして身体の状態を基準に置いたりもするのです。
このクライアントさんの場合は、「呼吸がうまくできているかどうか」を基準に置かれていた、ということです。

しかしながら、呼吸は、不安感を抑圧するためのお守りのような存在ですから、
呼吸がうまくできるかどうかが、今度はすごく気になり始めるわけです。
セッションにいらしたときは、
「歯医者に行ったときに、呼吸がうまくできるかどうかが不安」とおっしゃったのですが、
これは本当のテーマではないわけです。

 

そこで、改めて、歯医者さんと自分について、
無意識に心の中で上下関係になっていたこと
(自分が下と思っているので、当然「コントロールできない」という世界観になり、不安感も伴ってしまう)、

でも、サービスを提供する、受けるという点においては、
本当は「対等の立場にある」ということに気づかれたことによって、

「あれ?不思議。。。自分の要望をちゃんと言ってもいいと思える」
「だとしたら、呼吸がどうかはあまり問題じゃなくなる、あれ?あんまり気にならない!」

となられました 🙂

 

というわけで、
こんな風に、いつの間にか無意識に相手が上(下)で、自分が下(上)といった
自分の心の中で、誰かや何かと上下関係を作っていないかな?
というのを確認してみることは大切ですね

これを見逃したままサービスを受けようとしても、

私はあなたにすべて任せてしまいます、あなたの状態に頼りますといった、
相手に力を明け渡してしまっている状態にあるわけですから、

この無力な状態を無意識に補ったり、
抑圧しておくための(向き合わないための)何かを見つけたり、
気を付けたりしなければいけなくなるわけです

ここにはそれなりのエネルギーを知らず知らずのうちに使いますので、
疲れてしまって、

もうサービスを受けることをやめようかという話にまでなってしまう・・・

でもそれは、
本末転倒な結果になってしまいますね

 

今回のクライアントさんの場合は、
思考のレベルで認知が変化したケースですが、

もしそれでもやっぱり上下関係があるように思えるという場合は、
権威とか学歴とか、職業、また自分がパニック障害であることに対して、
どんな風に思っているのか?感じているのか?を探っていくといいですね

もしかすると、自分の中にある無力感や恥ずかしいなどという気持ちを通してこれらを見ているのかもしれません

無力感や恥を持つのが悪いということではなく、
どうしてそう思っているのだろう?と自分に寄り添い、対話していく(セラピーを使うのもよいでしょう)ことで理由もわかってくるでしょう。

そして明け渡してしまった力が自分に戻ると、
サービスの授受も信頼と感謝をベースにしたものに変化します
そんな状態で美容院、歯医者、検診に行ける方がシンプルで自分にとっても優しいですよね

ということで、
誰かや何かの上になっていない?下になっていない?と、
無意識に当たり前にしてしまっている自分の思いこみを確認してみること
これ、大切ですね♪

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます!

自分にやさしくお過ごしくださいね♡

ランキングに参加しています。励みになります。いつもありがとうございます

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