こんにちは!
心理セラピストの下田屋寛子です。
先日Facebookのページで投稿した記事をこちらのブログにもアップしておきます。
14人に1人が不安障害に悩んでいると言われ、不安感の悪循環に陥ると鬱や引きこもり、自殺にまでつながってしまったりもする
が、ケンブリッジ大学の調査によると、
貧しい地域に住んでいる女性と、豊かな地域に住んでいる女性を比較すると、
貧しい地域に住んでいる女性の方がよりリスクが高いという結果が出た一方で、
その地域の中であっても、不安感への何らかの対処方法を持っている場合は、不安感を感じないという結果もでているとのこと。
また、別の調査では、紛争や自然災害の被害に遭っても、何らかの対処のリソースを持っていた人は、その後も精神の病に罹らずに健康でいられた、とのこと(添付動画から引用)。
そういう意味で、どんな対処のツールを持っているのか、ということが大切なのだろう
「対処のツール」と言っているが、それはどれだけ「意識的か」と言い換えることができると思う
不安障害に関わらず、私たちが苦しむのは、意識的であれなくなったときであるから
苦しみの中にあるときに、「自分らしく生きたい」とか「自分の本当の声を聴きたい」という言葉に惹かれることからもそれはわかる
私がおすすめしたいのは、事実と解釈に分けること
不安に取り込まれているときは、事実(実際に起きている(た)こと)が見えなくなっていて、自分の解釈の中で不安を増幅させる、ということが起きるので
例えば、
明日人と会う約束がある、私は今机の前に座っている(←これらは事実)
ちゃんと話せるだろうか?相手がどんな反応をしてくるかわからないから怖い(←これらはすべて解釈)
この「事実」の平和で、中立な立ち位置に触れる時間が増えれば増えるほど、
自分が、解釈を選択できること、自分が選べるんだという感覚も育ってくるだろう
ここでも意識的になれるのだ
自分の中に力が戻ってくることも感じられるだろう
また、この立ち位置にいられればいられるほど、
不安のストーリーへ引き込む自分なりの解釈やその解釈にくっつく、感情の大きさにも気づいていくことができていくだろう
また、解釈の中に「自分らしさ」や「本当の声」への答えがないことにも気づくだろう
だからこそ「解釈が選べるのに、どうして私はこう解釈するのだろう?なぜなの?」
「事実を見えなくさせるものは何なの?」
という自分の心への興味、好奇心へと導かれる
そしてこの先に、不安を生み出す、気づいてほしいと待っている声があるのだ
そう「自分らしさ」や「本当の声」に開かれている場
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この場が自分の中にあるという経験を重ねれば重ねるほど、
安心して不安になれるのだ(なんということだ!^^)
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さぁ、「意識的である」というツールを持とう、身に着けよう
(「事実と解釈に分ける」ことはまずその一歩!おススメですよん)
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆
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