ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

転職すべきでしょうか?~迷う、どちらかに決められないとき~

2020年6月28日

こんにちは!心理セラピストの下田屋寛子です。

さて、人生の中で、何らかの選択をしていく、ということは度々あるかと思います。

転職をするかどうか、管理職登用試験をうけるかどうか、引っ越しをする・家を買うかどうか、結婚(離婚)をする、不妊治療をする、、、などなどいろんな選択をしていく局面があるかと思います。

 

そしてその時にすんなり決めれるといいのですが、
どちらに決めたらいいのかわからない、迷いすぎてますますわからなくなる、という状態に陥ることもあるのではないかと思います。

 

 

私たちは一見、決められたらラクになれると思っていますが、

決められなくて気持ちが悪い本当の理由は、

自分の本心、本当の声、本当の意思が見えなくなっているから、です。

ある意味、決められたとしても本心がつぶされたまま決めたものは結局のところすっきりはしていないものです。

 

また迷ったり、決められないときに、
優柔不断な自分を変えなきゃとか、
芯がない自分はダメだとか、
自分を正そうとしたりもしますが、
これも根本的な解決にはなりません。

 

ではどうしたらいいのか?

いつもブログでも書いていますが、
「迷う、決められない」ということを引き起こす
自分の本心、本当の声を聞こえなくさせてしまうものは何なのか?を見ていくとよいですね。

 

さて、この「迷う、決められない」ということが生じるときに大きく関係するのが、
私たちの心の中にあるビリーフやセルフイメージです。

 

どんな風に関係するのかというと、

例えば、

「私の選択や判断は、人と違っていて、周りから理解されない」と心の深いところで信じている方がいて、今の職場にとどまるか、転職をするかしないかの選択がある、とします。

このように信じている場合、当然何かを決めていく、ということは難しいものになっていくでしょう。

 

そして、このビリーフを信じている限り、
「周りから理解される」ための何かを探し始めないといけなくなります。埋め合わせ、補填をしてくれるものが必要になってくるわけです。

それが例えば、

「結果がでやすい仕事かどうか」とか、
「高いポジションをあてがわれるところかどうか」

などといったポイントになったりするわけです。

 

迷っているときというは、私たちは、現在の職場と、転職した場合を比較してメリット、デメリットをリストアップしたりしますが、
その時の判断基準にしているのが、上記のポイントになっているはずです。

 

 

しかしながら、この判断基準も元々は、
「人と違っていて、周りから理解されない」というビリーフから発せられた基準ですし、かつ、
このビリーフに恐れや不安、心細さといった感情がくっついていますので、これらの感情・感覚が解消されない限り、

どんなにリストアップして比較検討をしてもすっきりしないということが起きてしまいます。
まさに迷っている時ってこういう感じですよね、、、 🙄

 

またもし、このすっきりしない状態の中、どちらかに決めたとしても、
何らかのチャレンジは起きますので、それらに遭遇した際に、
解消されていない恐れや不安、心細さが刺激されてしまいます。

 

そしてさらにこれらの感情は感じたくないので、
よくやりがちなのが、

そちらを選択した自分を責めたり、後悔したり(なんでこっちに決めてしまったのだ!)、

時にはどうしてもっとちゃんとしたアドバイスをくれなかったの!と周りにあたったり、周りのせいにしたり、

なんてこともしたりするわけです。ふぅ~、なかなかこれは苦しくなってしまいますね。。

 

 

ということで、迷う、決められない、ということが起きたときに、
見えなくなっている自分の本心、本当の声を探しにいけばよいのですが、
それについてどんな風にやるのかをすごーく簡単にご紹介しますね♪

1.迷っている、決められない時に自分がこだわっているポイントを見つけてみる

結果?
ポジション?
人からの評価?それは、どんな評価?
経済的な損得?
人(家族)への影響?それはどんな影響?

などなど

これらを整理してみましょう(書き出すことをおススメします)

ここは複数がでてくるかもしれませんが、複数でてきたときはその中でも特にこだわるポイントを特定してみましょう

 

<例>
「現在の職場は大企業だが、決定プロセスに時間がかかる(結果がでるまで時間がかかるが)、
ヴェンチャーに転職すれば、決定プロセスが早いので、結果がすぐにでるのではないかと思う」

と思っているというところから、

「結果がでるかどうか」にこだわっている、というのがみえた

 

 

2.こだわりポイントが特定できたら、
次は、どうしてそのポイントにこだわるのかを理解していってあげます。
ここで自分が信じているビリーフやセルフイメージがわかってきます。

<例>
結果がでれば、
「自分の選択や判断が大丈夫だということになる」

「自分の選択や判断が人と違っていて、周りから理解されない自分」がばれなくてすむ、そのような自分に向き合わなくてすむ

という風に思っている、など

 

 

3.そして次は、

「私の選択や判断は人と違っている」と、なぜ信じているのか?をさらに理解していってあげたいですね。

ここは「人と違っている」と思うとでてくる感覚や感情をよ~く感じていくと、自然とこのビリーフを信じた経験(理由)がでてきます(フォーカシングやEFTなどのセラピーを使っていきます)

それらは、例えば、
過去にいじめに遭ったとか、
親に幼少の頃からいつも「お前は変わっている」と言われていたとか、
海外生活が長くて日本の文化や生活にカルチャークラッシュを体験したとか、

こういったことが自然とでてくるのです。

そして、
「人と違っていないか、理解されるのか」といった怖れから解放されると、

「違っている」というビリーフのリアル感が薄れていったり、このビリーフへのこだわりが失われていき、

真の自分の本心、意思、したいこと、ありたい在り方というものがちゃんと顔をだしてきてくれます。

 

 

この本当の本心、自分の本当の声がわかると
結果がでるかでないかという条件はもはや関係がなくなっていますので、
その条件で、現在の職場か転職かを選ぶということをする必要もなくなります。

そうではなく、あくまで、「自分の本心、本当の声を遂行、実現するためにどうしたい?」
という視点で選んでいくことができるわけです。

 

というわけで、
迷ったときこそ、
自分の本心、本当の声が何なのか、
そしてそれが見えなくなっているとしたら、そこにはどんなビリーフ、セルフイメージがあるのかに気づいていけると
真の意味での主体的な選択をしていけますね。

 

そしてその選択は、
もしチャレンジが訪れたとしても、
100%自分の責任として引き受けることができ(被害者意識はでてきません)、
単に「乗り越えるもの」として、実務的に対応する対象として捉えられることでしょう。

 

このように、
自分の本心がわかっているということは本当に自分に力を与え続け、動かし続けてくれるなと思います。

 

「迷う、決められない」は、
自分の本心、自分の声へとつれ戻してくれる愛あふれる心の動きですね♪

 

迷っていて~、決められなくて~、、、そんな自分でも、大丈夫♡

 

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆


パニック障害ランキング

Please follow and like us:

You Might Also Like

No Comments

Leave a Reply

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。