ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす

怒りから気づいていないものに気づく ~それは愛への転換点~

2018年3月19日

こんにちは!

3月に入りだいぶ暖かくなってきましたが、上がったり、下がったりの気温に体を合わせていくの大変ですよね(*^^*)

 

さて、今日は、

怒りは、自分が気づいていない思いや感情に気づかせてくれる入り口だな~

そして気づいていなかった思いや感情に出会えた時に初めて、
私たちは、本当の意味で自分を理解できたり、
愛ベースへのエネルギーへと転換してくれるな~、

としみじみ思ったことを私の経験からお伝えしようと思います

 

 

今住んでいるマンションでは、自転車を住人でシェアできるシステムがあるのですが、

久々、自転車を借りようと駐輪所に行きました。

 

そして、いざ借りようとすると、

「登録がされていないので利用できません」と。

 

「あー 引っ越ししたから(年明けに同じ建物内で引っ越しをしたという経緯があります)、移転先の部屋番号で、利用者登録を新たなにしなければいけないのだ」と、

慌てて自宅に戻り、

不動産会社から渡されていた、物件の設備の取り扱い説明書がつづられているファイルがあるのですが、それを開けてみました。

 

が、ところが、

肝心の入っているべき「自転車貸出登録の手引き」の書類がファイルからそっくり抜けていて入っていない!

 

さーーここから怒りのスイッチが入ってしまいました!!!

 

不動産会社が引き渡しの時にちゃんと確認をしなかったからだ!

前に住んでいた人がそのまま持っていったに違いない!

それを確認せずに引き渡しをしているのか!不動産会社め!!!!

 

完全に不動産会社が悪者で、めちゃめちゃ攻撃モードです

 

怒りマックス状態

電話をつかんで不動産会社の担当者に電話をする

担当者が不在でなおさらイライラが募る・・・・

 

 

一方、怒りマックス、怒りの渦に巻き込まれてはいるのですが、

一応、職業柄(笑)、心のしくみを学んだり、お伝えしたり、している身、

どこかでは、

「あれ~ えらい怒っているけど、なんだ?これ??」

「私の心の中の何かがすごい刺激されてるんだな~」

と、気づいてもいるのです(とはいえ、怒りはもちろん消えてません)

これは自己ワークで見た方がいいなーと。
*自己ワークには、OADの”気づきの問いかけ”やセラピーを使っていきます

 

さてさて、自転車は借りれなかったので、怒りを半分くすぶらせながら、

目的地が、交通機関で行くには、中途半端な場所だったため、

隅田川沿いをとぼとぼ歩きながら、自分の中にある思いを問いかけていきました。

この怒りは何に反応していたのだろう??・・・と

 

 

ちなみに、この出来事があった時期というのは、

自分の講座が週末に控えていたりして、

そもそも、自転車を借りようと思った理由は、

わずかに空いた時間で、

交通機関に乗って目的地に向かうよりは、

自転車の方が時間短縮できる、時間を有効利用できる、

という思惑があったのです。

 

んんん??・・・

 

ということは・・・???

 

私の中で気づかないうちに、講座の準備について、焦りや不安、緊張をいつの間にか溜めていた???・・・

「あ゛~  そうだわー」と妙に納得できる感覚がわいてきます。。。

もうこの辺りから肩の力がごそっと抜けて、
ふわっと緩む感覚やら、
あんなに怒りを感じていた自分に対しても滑稽さらやら、愛おしさすらわいてきます

怒り劇場から脱出できた瞬間ですね 笑

 

この焦りや不安、緊張は、こうして自分に問いかけをするまで、

完全に私の中ではスルーされていたものであり、

全く気づいていないもの、でした

でも改めて思い返してみると、それは意識の中に埋もれていただけであって、
しっかりあったものなのです

 

インテグレイテッド心理学を学ばれた方はすでにおわかりかと思いますが、
少し”投影”についてお話をさせてください。

私たちは常に、自分の思いを通して、状況や出来事、モノ、人を解釈しています(これを“投影”といいます)。

そして、その物事を解釈する際のフィルターとなる思いは、例えば、
「私は〇歳」というニュートラルなものから、
「私はバカだ」などといった、自分が苦しくなるものまで、
様々なのですが、

特に、私たちが苦しくなるときというのは、

何らかの思いが、

自我として究極に怖れていることを刺激する場合、
これは苦しみとなります。

自我として究極に怖れていることとは、
・肉体の死

・精神的な死
です。

例えば、
「自分はバカだ」と信じていて、
・バカなままだと、いいところに就職できなくて、食べていけなくなる:肉体の死のストーリー

や、

・バカだと人からの評価を失くして、誰にも受け入れられなくなって、独り死んでいく:精神の死のストーリー

を心の深~いところで、すごーく怖れているわけです。

 

反対に言うと、この怖れに直面しないように日々頑張っているわけです!

例えば、
バカがばれないように努力している、
本を読んだり、何かのスキルを身につけたりなどすることでカバーしてするなど

そして、怖れが大きければ大きいほど、
日々の努力は惜しまずにしなければなりませんから、
そこに不安や緊張、焦りなどなどが当然伴いますね

でもこれらの「しなければ」という思い(根底には死の怖れがある)があることや、
その思いに伴っているはずの感情や感覚になかなか気づけません。

 

これらの思いや感情が気づかれないままになっていると、
心のしくみとしてどういうことが起きるかというと、

目の前の事象を、「私を苦しめるもの!」と判断し(時間を取られる!→準備の時間が足りなくなる!)、

相手が(不動産会社が)、私から準備時間をとって、精神の死へ近づける憎き相手と映り(投影)、

それはすごく困るので、相手を攻撃する(怒りマックス~)

ということが起きるわけです~。
(これは、インテグレイテッド心理学でも学ぶ、抑圧→投影→防衛→攻撃のしくみです)

 

ということで、その後私はどうしたかと言いますと、

講座準備を完璧に!と思っていた自分とセラピーを使って対話をしていきました。

心細さ、不安、緊張、焦り、悲しみなどたくさんの感情がありました。

これだけの感情があるのに、それらに気づかずに「万端に!完璧に!」と自分に課していたかと思うと、「ごめんね~、わたし」と、自分に対する優しい気持ちも生まれてきました(*^^*)

そして、不在だった担当者の方から数時間後に折り返しの連絡があったのですが、
普通に対応ができておりました♡

 

さて、長々と書いてきましたが、

このように、

気づいていないもの、

スルーされているもの、

に気づいていくことは、

苦しみから愛のエネルギーへと転換してくれる鍵になることでしょう

 

そう、その時、元々は愛だったとやっぱり気づくのです

 

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます♪

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