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ブログ 不安なときの対処方法 心のしくみを理解し安心をとりもどす

変わりたい、早くよくなりたいのに変化が起きないとき~無意識の抵抗について~ (後編)

2023年2月20日

前回は、無意識の抵抗が起きるとき、私たちの心ではどのようなことが起きているのかについて見てきました。

無意識の抵抗を手放していくことと関連がある、ネガティブな自分像(セルフイメージ)へのアプローチの仕方について書いていきたいと思います。

 

特に、この自分像は、潜在意識のレベルにあるため、普段は気づいていません。そのような自分像は、どのように見つけていけばよいのかから始めていきましょう。

 

どうやって、自分像(セルフイメージ)を見つけるの?

(実際は、OADの気づきの問いかけを使ったセッションを利用されることをお勧めしますが、ざっくりとした説明をしますね)

私たちの思いや感情、感覚は、意識の中で階層となって存在しています。潜在意識にある思いを探っていくには、顕在意識にある思いや感情から、段階を追って下りていくのです。

 

階層を下りていくために使う問いかけがあります。
それは、現状を変えたら、現状から抜け出すと、何がまずいのだろう?というものです。
次のように問いかけてみるのです。

 

・それをやると何がまずいの?
・やらないと何がまずいの?
・治ると何がまずいの?
・よくなると何がまずいの?

 

例えば、先に挙げた人の例ですと、

人の中に交わっていくことにしたら、何がまずいの?と問いかけます。
頭で考えずに体の感覚もよく感じながら問うことが大切です。

 

そうすると、これまで書いてきているように、

「人と交わっていくと、相手にどう思われるかという不安だ」とか、「受けいれてもらえるかわからないから怖い」といった思いが出てきます。

 

ほかの例ですと、例えば、

 

治ってしまったら、家族からのケアを受けられなくなってしまう

不倫関係をやめてしまったら、誰かに受け容れられているという感覚が感じられなくなる

お酒をやめてしまったら、焦りや不安感に直面しなければならなくなる

 

などといった思い(声)がでてくるのです。思いには感情や感覚も伴いますから不安感や、ソワソワした感覚も伴います。

 

 

このような思いを生む自分像を見つけよう

ここまででてきたら、次は、そういう思いを生むのはどんな自分だからだろうと問うのです。

なんらかの自分像(セルフイメージ)があるから、こういった思いや感情、感覚が生まれているからです。

 

具体的には、次のような問いかけをします。

 

・「どんな自分だから、相手にどう思われるかという不安を持つの?」
・「どんな自分だから、相手から受け入れられるかが心配なの?」

そこで返ってくる答えが自分像(セルフイメージ)です。

この人の場合は、例ですが、「自分はつまらないから」という風に答えがでてくるのです。

 

他の例の場合、

・「どんな自分だから、家族からのケアが必要なの?」

・「どんな自分だから、受け容れられているという感覚がほしいの?」

・「どんな自分だから、焦りや不安感に直面することがまずいの?怖いと思うの?」

 

答えの例として(あくまで例です。)

・「一人で立っていられないような自信のない弱い私だから」

・「だれからも愛されない私だから」

・「空虚感で一杯の空っぽの私だから」

 

自分像(セルフイメージ)が見つかったら、どうしたこの思いを信じたのかの理由を探ろう

問いによって見つかった自分像は、一見とても真実味があるように感じられます。しかし、これまでの記事でも書いてきていますが、何らかの思いや感情、感覚に真実味があるのは、それが作られた体験(トラウマ、刷り込みなども含む)とその体験で経験した感情、感覚、思いがあるからです。ですから、トラウマなどの体験で経験した感情、感覚、思いをきちんと解放していけば、真実味は失われるのです。

 

この人の例ですと、実際のセッションでは、「自分はつまらない」と信じている私の感情などをよく感じていきます。そうすると、自然とこの思いを形成した経験、記憶というものが出てきます。例えば、親がいつも姉の話には耳を傾けてくれていたけれど、自分の話はあまり聞いてくれなかったなどの記憶などが出てくるのです。この辛い経験があるために「私はつまらないんだ」と信じた、ということです。

 

具体的には、EFTやマトリックスリインプリンティングといったセラピーを使ってあまり親に耳を傾けてもらえなかった自分がどのような感情や感覚、思いを感じていたのかよく(自身に問いかけて)思い出して感じ、そこで感じた寂しさや、怒りや、悲しさ、孤独感や不安感などを解放をしていきます。

 

不思議なことに感情や感覚、思いがきちんと解放されると、親が単純に忙しかったからなのかもしれない、とか、実は自分の話も聞いてくれていた記憶も浮かんできたりして、姉ばかりではなかったのかもしれない、といったように状況へのとらえ方が変わり、私がこれこれこうだったからだと自分のせいにしなくてよくなる、という風に変わるのです。

 

このように、「自分はつまらない」という自分像(セルフイメージ)を信じさせた感情や感覚を解放するとその真実味がなくなり、この自分像(セルフイメージ)自体から自由になっていけるのです。それはまるで、「柳の影を幽霊と勘違いして怯えていたのか!」という発見によって、ほっとしたり、自分に力が戻ってくるような体験と同じようなものです。

 

 

ここまで、無意識の抵抗を手放すための、ネガティブな自分像(セルフイメージ)へのアプローチの仕方について書いてきました。

 

 

まとめ

ネガティブな自分像(セルフイメージ)から解放されれば、そこからはネガティブな思いや感情(不安や怖れなど)も生まれません。ですから、それらを避けるための何かも必要がありません。これが、私たちが本当に求めている本当の安心、安全でしょう。そしてこの本当の安心、安全の感覚から、これについてはどうしたい?これについてはどう対応ができるだろう?といった風にシンプルに目の前の物事に向き合うことができるのです。そこでの選択や判断は、自然で、無理がなく、自分らしさが表れたものになるでしょう。

 

本当はやりたいのにできない、やらない、またはやめたいのにやめられないという時、その停滞感に苦しむのではなく、なぜやれないのか、なぜやってしまうのかの本当の理由を知ることが大切なのです。なぜなら理由が理解できたところに、必ず本当の安心、安全があるのですから。

 

 

 

 


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変わりたい、早くよくなりたいのに変化が起きないとき~無意識の抵抗について~(前編)

2023年2月12日

今回は2回に分けて「無意識の抵抗」について書いていきたいと思います。

 

意識上では、今の状態から抜け出したい、やった方がいい(やめた方がいい)、慢性の症状からよくなりたいと思ってはいるのですが、変化を起こせないときがあります。そんな時は、「無意識の抵抗」が働いている可能性があります。

カウンセリングやセラピーを何度受けても、変化を感じられない、よくならないという場合も、この抵抗が働いていることが考えられます。

 

 

「無意識の抵抗が働いている状態」とは、言ってみれば、アクセルを踏みながら、ブレーキを踏んでいるような状態で、現状に満足していないのだけれども、たとえネガティブな行動や状態であったとしてもそれを手放すことができず、そこに留まってしまう状態を指します。

 

2回にわたって、抵抗が働いているときの例を出しながら、無意識の抵抗が起きるしくみを解説するとともに、その上で、抵抗を緩めるのにどうしたらいいのかについても書いていきたいと思います。

 

1回目のこの記事では、無意識の抵抗が起きるしくみを解説していきます。

 

無意識の抵抗の例

抵抗の例には、次のようなものがあります。

・やればいいとわかっているのに、取り掛かれない、できない

・お酒やスマホ、過食、ゲーム、ギャンブルなどを、やめたいと思っているけれどもやめられない

・物事や人間関係が上手くいっているのに、やめたくなったり、壊したくなったりする

・別れた方がよいと思っているのに、関係を絶つことができない

・パートナーができないと悩んでいるけれども、相手に拒絶されるのは怖いので、寂しいけれども人と交わらずに一人でいることを選択してしまう

・引きこもりから社会復帰したいと思っているけれども、抜け出せない

・転職をしたいけれども、自分の能力に自信がないと感じ、現状に留まり続けてしまう

・腰痛、頭痛などの慢性の身体の不調、パニック障害、強迫性障害、鬱など、長年にわたってもっている症状から改善したいと思うが、よくならない

 

このような無意識の抵抗が起きるとき、私たちの心ではどのようなことが起きているのでしょうか? また無意識の抵抗をどのように緩めていけばよいのでしょうか?

 

無意識の抵抗が起きるしくみ

私たちには、根源的な死への怖れ(食べていけるか/他者から受け入れてもらえるかの怖れ)があります。そのため、潜在意識のレベルで、常に、「生き残り」が大切となり、生き残りを高めてくれるものに安心や安全を感じるという性質があります 。常にどちらがより安心で安全か、どちらがより生き残りの確率を高めてくれるか、という判断を走らせているのです。この性質があるので、ネガティブな思いや感情がわいたときに、安心や安全を与えてくれる何かが必要になります。安心、安全を得られるのは何か?を探すのです。

そして、それがたとえネガティブな行動や思いであっても、そこにより安心や安全を見出すと、その行動や思いを持ち続けたり、選択し続けるということが起きるのです。これが無意識の抵抗です。

 

 

例えば、先に挙げたパートナーができないと悩んでいるけれども、相手に拒絶されるのは怖いので、寂しいけれども人と交わらずに一人でいることを選択してしまう、という例の場合、

 

「一人でいる」というのは、寂しさなどを引き起こすのですが、一方で、「人と交わっていくこと」は、相手にどう思われるかという不安や、受けいれてもらえるだろうかといった怖れも引き起こします。安心、安全を求める性質がある私たちは、この不安や怖れを感じなくてすむ安心、安全を与えてくれるものは何だろうと探し始めるのです。この時に「一人でいる」ことに、より安心安全を感じた場合、この状態を選択する、ということです。

 

そのために、頭ではパートナーがいないと悩んでいても、一人でいる、人と積極的に交わらない、人を避けるということを選択しつづける、ということです。

 

この方の頭と心の中で繰り広げられる会話、行動、顕在意識での悩みは次のようなものです。

 

☆頭と心の中で繰り広げられる会話:
「人と交わっていく時に感じる感情、感覚、思いを感じるのは不快、怖い」
「これを避けられるものは何だろう?」
「そうだ、できるだけ人と関わらないことだ!」
「たとえ人と関わらないことで寂しさを感じるとしても、人と交わっていく時に感じる不安や怖れを感じなくてすむのなら、人と関わらない方がより安心、安全だ」
 
☆表層にでてくる行動:一人でいる、積極的な関わり方をしない、避ける、相手が積極的だと離れたくなる
 
☆顕在意識での悩み:パートナーができない。パートナーがほしい。

 

このように、より安心、安全を求める性質がある私たちは、ネガティブな行動や思いであっても、その行動や思いによって、ネガティブな思いや感情、感覚を避けられるというメリットを見出すと、その行動や思いを手放すことが難しくなったり、留まり続けてしまうのです。

つまり、「無意識の抵抗」はネガティブな思いや感情、感覚を避けるために起きるということです。それほど、ネガティブな思いや感情、感覚を避けたいと思っているということでもありますね。

 

では、それほど避けたいと思っているネガティブな思いや感情、感覚はどこから生まれるのでしょうか?

 

潜在意識にあるセルフイメージから生み出されるネガティブな思いや感情、感覚

私たちの顕在意識上で感じる思いや感情は、それがポジティブであっても、ネガティブであっても、いつも潜在意識レベルにある自分像(セルフイメージ)と関係し、その自分像(セルフイメージ)から生まれています。潜在意識レベルにある自分像(セルフイメージ)とは、「自分は〇〇(だから)」という思いのことです。

この人は、人と交わっていく際に相手とうまくやっていけるだろうか、受けいれてもらえるだろうかといった不安や怖れを感じています。これらのネガティブな感情は、この人の潜在意識にあるなんらかのネガティブな自分像(セルフイメージ)から生まれているのです。例えば、「自分はつまらない」とか、「自分は学歴がない」とか、「自分は気が利かない」とか、といったものです。

 

例えばこの人に「自分はつまらない」というセルフイメージがあるとしましょう。このセルフイメージがあると、人と交わっていくことに自信は持てないでしょう。そのために、相手とうまくやっていけるだろうか、受けいれてもらえるだろうか、という不安や怖れが生み出されやすくなります。

 

このように、無意識の抵抗によって避けたいと思うネガティブな思いや感情、感覚は、ネガティブな自分像(セルフイメージ)から生まれており、逆に言えば、このネガティブな自分像(セルフイメージ)がなければ、無意識の抵抗をする必要がないということです。

 

ですので、無意識の抵抗を手放すには、このネガティブな自分像(セルフイメージ)にアプローチしていくことが必要になります。

 

ちなみに、無意識の抵抗を持ち続けた場合、この抵抗によってネガティブな思いや感情、感覚を避けることができたとしても、「自分はつまらない」といった思い(セルフイメージ)がある限り、ネガティブな思いや感情、感覚は生まれ続けてしまいます。これは、「人とできるだけ交わらない」と決め、そこに一旦安心感を得られたと感じたとしても、実際には、他者に対して羨ましさがでたり、自分に対して情けなさを感じたりして、「パートナーができない」と悩み、苦しむことからは逃れられないことになります。 ですので、抵抗によって一旦得られる安心、安全は、あくまで「まやかしの安全」なのです。

 

「まやかしの安全」ではなく、本当の安心、安全を感じるためには、ネガティブな自分像(セルフイメージ)にアプローチすることが必要なのです。

 

それではどのように「自分はつまらない」といったような自分像(セルフイメージ)にアプローチしていけばよいのでしょうか?
特に、この自分像は、潜在意識のレベルにあるため、普段は気づいていません。そのような自分像は、どのように見つけていけばよいのでしょうか?

 

次回は、どのように自分像を見つけていけばよいのかから解説を始めて、ネガティブな自分像(セルフイメージ)へのアプローチについて書いていきたいと思います。

 

 

 

 


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鬱からの回復に必要なことは?

2020年1月13日

パニック障害から鬱っぽくなったり、外に出にくくなったりすることもあると思いますが、
今日は鬱について、鬱からの根本的な回復に必要なことについて書いてみたいと思います
鬱以外の他の症状でも置き換えて読めると思います・・参考にしていただけましたら嬉しいです😊

 

様々な形で便利な生活、環境の中にいるにもかかわらず、
鬱や引きこもりが問題となっている昨今
医療も発達しているのに何を見落としているのでしょう?

環境を変える、職場(学校)から離れる、休む、抗うつ剤をのむ・・・
これは症状への「対処方法」でしかないでしょう
同じ状況でもとらえ方は、その人それぞれの心(セルフイメージ、ビリーフ)によって違い、
(ある人は例えば、プロジェクトを任されたときに、平気なのに、ある人は大きな重圧と感じてしまうなど・・・)
そしてその心(セルフイメージ、ビリーフ)をもったまま、環境から離れたり、休んでいても、
自己否定があるままなので、体も(脳、自律神経もまきこむ)常に緊張状態の中におかれ、
本当の意味での休養、回復とはならないでしょう

ずっと続く緊張状態から体はシャットダウンし、
動けなくなる、不眠、頭痛、やる気がおきないなどの状態にもなっていきます
(うつから引きこもりになってしまうのはこの流れがあるからでもある)

また私たちは、哺乳類として、つながり、共感をベースに進化をしてきた生き物です
このつながり、共感を感じられること、あることというのが、本来、自然な姿です

しかしながら、このベースを崩される経験があると(継続的に虐待やニグレクトがあった、あるいは人生の中での経験)
心の状態(セルフイメージ、ビリーフ)もネガティブになりがちになり、
その状態が、物事のとらえ方にも影響を与えるでしょう

そういう意味でも、鬱からの回復には、
やはり一人一人のそれぞれの心の状態がどうなのか?どうだったのか?をみていくことでしかわからないでしょう

一見自分にとってはすごく真実味のあるセルフイメージやビリーフも
批判や否定の目ではなく、
受容と共感から向き合うことをしていけば、
必ず変容をしていきます

同時に自分の中にも自ずと力も戻ってくる・・・
自己否定から自己受容ができると
自然と、つながり、共感を感じられる
他者、世界にも興味関心がわく
その中で自分が何ができるのか、したいのかも見えてくる
他者の多様性にも寛容でしょう

今私たちをとりまく世界は
「競争」をベースとした世界にありますが、

自分に力を取り戻す人、
自分が、自分の責任と自由をもって生きているんだ、とわかっている人が増えていくとしたならば、

本当に大切なことは何なのか?に基づいて行動ができ、
それぞれが力を発揮し、
自由で、多様で、循環をベースとした世界ができるでしょう

話はちょっと大きくなりましが、
でもやっぱり一人一人の中の心の状態をみていく、そして変容が起きていく、
それは、大きな流れにつながっていくことでしょう

私も含めて、
今どんな状態であったとして、
年齢も関係なく、
変わることができる
そのこと、忘れたくないな🍀
そう思います🙂

ランキングに参加しています。励みになります。いつもありがとうございます

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複雑性トラウマ(愛着障害)、鬱のしくみについての学び

2019年1月14日

週末は、OAD心理セラピスト養成講座にアシスタントとして参加しておりました。

今回の授業は、
複雑性トラウマ(Complex PTSD・愛着障害)、鬱のしくみと対処方法、についてでした。

複雑性トラウマの状態とは、長期にわたる虐待(肉体的だけでなく精神的なものも含みます)やニグレクトなどにより、深く傷つき、自分も信頼できない、当然他者も信頼することが難しくなっている状態のことを言います。
当然、強い自己否定、他者否定があるので、人生のあらゆる面で生きづらさ、苦しみを生み出します。

とはいえ、これは、虐待やニグレクトなどをうけた人だけの話ではなく、
多かれ少なかれだれもの中にこの状態はあり、

今回、あらためて自分の傷つきが今の人生や言動にどのように表れているのか、ということにも気づくことができました。

複雑性トラウマ(CPTSD・愛着障害)の授業 講師は、浦松ますみOAD心理セラピストさん

また、心理セラピストとして、どのようにCPTSDのクライアントさんに対応していくのか?といったこともケーススタディから学んでいきました。

でも、そこにあるのは、ハウツーではなく、セラピストとしてどうありたいのか?ということになってきます。

健康な境界線を引きながら(セラピストの自分の心地よさをないがしろにしての対応は、セラピストも疲弊しますし、その中でのサポートは苦しいサポートになってしまうでしょう)、そのうえで対応ができることをやっていく、終わり!(それによる相手からの反応がどんなものになるかはわからないけれども、私ができるサポートはこれですよ、それについては責任もちますよ、というスタンスとでもいいましょうか)

そしてそれができるようになるには、やっぱり自分を見つめていくことにつきるのだな、ということにも戻ってきます。

 

OAD心理セラピスト養成講座のモットーは、

「自分を癒せて初めて、人を癒せる」です。
やはりここに戻ってくるのです(*^^*)

 

そして2日目は、鬱のしくみと対処法でした。

鬱のしくみと対処法の授業風景 講師は、溝口あゆかさん しくみについて、OADセッションの進め方について実践的に学びました

WHOによると、2025年までには、病気の中でも2番目に多い病気になるだろうといわれているそう

マクロ的にとらえると、鬱という症状を生み出すものに、社会的、心理的、身体的といろいろなアスペクトが関わっていますが、
でもミクロへと突き詰めていくと、その社会や環境の中で活動しているのは、一人の個人

そうであるとすると、やはりその”個人”を見ていかなければならないでしょう

また、同じ状況、環境にいても鬱になる人とならない人がいるわけですから、
そういう意味では、その個人の”中”をよく観察していく必要があるでしょう
その状況、環境をどのようにとらえたのか?解釈したのか?
それは自分のことをどう見ているからなのか(セルフイメージ)?

そういったことを見ていくことで、本当の意味で
重度のトラウマやストレスといった、鬱の根本の原因から解放されていく、

そしてそのプロセスは、力を奪われていた自分が、力を取り戻していく、というプロセスとも重なりますので、
鬱の症状からも自ずと解放されていく、ということになるでしょう

さらに、鬱という時に体では何が起きているのか?を
脳科学の観点から、
また神経系の観点をポリヴェーガル理論に沿っても学んでいきました。

心の状態がどのように体に影響があるのかの視点を持つことは、
目の前のクライアントさんがどのような状態にあるのか?をセラピストが把握することにも大いに役立ちます。

ということで、心の面、体の面からも多く学びを得られました。

 

そして、何より、クライアントさんと対応する際に、

表れとしてどんな状態であろうとも、必ず健康な面がある、傷ついていない面がある、ナチュラルな部分があるということを忘れていない

それは、症状や表れの中に巻き取られない、
何とかしなければ!という恐れからの変な力の入り方のサポートではない、
どこか安心で大丈夫であるとわかっているサポートであり、

そのようなサポートをしていきたいとも思いました。

そしてそれは、やはり自分の中に大丈夫感を育てていく、そこに戻ってくるのだな、とも思っております。

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます♪
深呼吸して~~ 自分にやさしく♡


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