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予期不安

ブログ 乗り物恐怖 会食・嘔吐恐怖 その他恐怖症 心のしくみを理解し安心をとりもどす

パニック発作の繰り返し、長期化させないコツ~自分の思いや感情に気づこう~

2019年2月28日

誰にとっても不快だなと思う、パニック発作の時の体の反応

ですが、この反応は、危険から私たちが生き残れるようにと起こしている
防衛反応としての反応なので、
体の機能としては、全く正常な反応なのです

危険と遭遇したときには誰もが、闘うか逃げるかの体制をとりますが、
発作も、同じ反応です

そういう意味で、自分を守るために作用している
ある意味とても大切な反応ですので、

発作がでる自分を責めたり、
発作自体を嫌うのではなく、

むしろ、危険がないのになぜこの反応がでているのか?
に目を向けてあげるといいですよ(*^^*)
(*発作自体の怖さや不快さは十分理解しております)

発作が出るほど、
日ごろあまり意識されていなかった疲労や
いつも頭の中で回っている声(あれができていない、これはこうすべきだ、私はこうあるべきだ、などなど)
解消されていない気持ちや、感覚たち(焦り、不安、怒り、緊張などなど)
そういったものがないかな?なかったかな?

というところに目を向けてあげるということです

発作そのものから解放されていくには、
発作ひとつひとつの体験で経験した恐怖感や、思いなどを解放していったり、
そもそも発作を起こす原因となったトラウマがなかったか、や
発作を経験した(特に一番最初の)頃にどんなことが人生で起きていたか、
その頃にどんな感情や思いを持っていたか
を見ていくことが必要ですが、

とはいえ、
日常の中で意識的に自分の感情や思いに気づいていくことは、
パニック発作を繰り返すことや、広場恐怖への連鎖を断ってくれます。
長期化させないコツがここにあると思います

本当は疲れていない?
緊張してる?
こうあるべきって思いに縛られていない?それって本当?そうしなかったら本当にまずいことが起こるの?
強がってない?
本当は心細さもあったりしない?

疲れているからってすぐに休めとか
何かをやめてしまえ
とかといったことを言っているのではなく、

私たちは、
自分の気持ちや思いに気づいてもらえると(気づくと)
思いも、感情も体感も、ふわっと必ず緩みます
その瞬間は、自分を縛っていた、こだわっていた思いや感覚から自由になれる時ですし、
感情や思いが動きますので、
無意識に心の中に感情や思いを溜めなくてすんでいきますね

そして、
なぜ自分はこれらの思いや、行動にこだわっているのかな?
と自分にさらに目が向き始めるかもしれませんね

私たちは、
とどめてしまっているもの
抑圧しているものに無意識だと
必ずコントロールされてしまうんです(それも無意識に!)
そういう心のしくみを持っているんですよ

なので、逆に
それらを解いていくことで

楽になっていける
本来の自分らしさに出会っていける
本質のエネルギーに還っていく

ことができますね

そういう意味でも
「発作」を悪者扱いせずに、
「発作」を入り口に
自分の中にある声に気づいてあげる機会としていただけるといいなと思います

「闘い」は抵抗であり、停滞を生み、抑圧と同じになっちゃいます
そうではなく、
気づくことから動きや変化が生まれますよ
なぜなら感情や思い、感覚は、動き、変化する、というのが、もともとの性質なのですから

 

深呼吸して~ 自分にやさしく♡

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー

◎セミナーについて:https://bit.ly/2GTvxkd

◎開催概要
【日程】2019年3月31(日)
【時間】13:00~15:30
【会場】下田屋寛子セッションルーム
東京都中央区(最寄り駅:都営大江戸線 勝どき駅)
お申込みの方に詳細をご案内いたします。
【参加費】8,000円
【対象者】パニック障害、不安症の方、またそのご家族など
【お申し込みフォーム】
パソコン・携帯共用:http://ws.formzu.net/fgen/S59511152/


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パニック障害セミナー ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー開催します(2019年3月31日)

2019年2月22日

先日はNHKのクローズアップ現代プラスでもパニック障害がとりあげられましたね。

100人のうち3~4人がパニック障害に悩んでいると言われ、この15年で診断を受ける人の数が9倍にも増加しているとも番組の中でも言われていました。

薬物療法、行動療法が改善の方法として取られることが多いパニック障害ですが、
診断を受ける人が増えていたり、
症状が長期化したり、
それに伴って、制限された生活からなかなか抜け出すことが難しくなるのは、なぜなのでしょうか?
私たちは何を見落としているのでしょうか?

このセミナーでは、
・パニック発作や予期不安、広場恐怖を生み出すメカニズム
・パニック発作や不安になっている時に、体がどのように反応しているのか、またそれはなぜなのか

これらを心のしくみ、神経系、脳のしくみから解説していきます。

それらを踏まえての、
症状の軽減や根本的な改善につながるアプローチについてもお話をさせていただきます。

自分の体、心に起きていることに理解をしていくは、安心にもつながると思います。自分に力を与えてもくれるでしょう。

私自身の「パニック障害史」をご紹介しながら、苦しんでいた約10年間で見落としていたポイント、効果がなかった理由を「心のしくみ」という観点からも解説していきます。
なかなかよくならないと感じていらっしゃる方の参考にしていただけると思います

セミナーの帰りからすぐに使える不安感や恐怖感を軽くする方法についてもお教えしますので、
理解をしながら、実践的に対応をしていきたいと思われている方、是非ご参加ください!

◎セミナーについて:https://bit.ly/2GTvxkd

◎開催概要
【日程】2019年3月31(日)
【時間】13:00~15:30
【会場】下田屋寛子セッションルーム
東京都中央区(最寄り駅:都営大江戸線 勝どき駅)
お申込みの方に詳細をご案内いたします。
【参加費】8,000円
【対象者】パニック障害、不安症の方、またそのご家族など
【お申し込みフォーム】
パソコン・携帯共用:http://ws.formzu.net/fgen/S59511152/

深呼吸して~ 自分にやさしく♡


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ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす 活動と実績

パニック障害からの快復~意味づけの解体が鍵~

2019年2月12日

週末はハートレジリエンス協会のOAD心理セラピスト養成講座にて「パニック障害とその対処法」の講師を務めました

「パニック障害です」と診断を受けなくても、
発作を経験したことがあって、〇〇が怖いんだ、発作が起きないか不安と感じている方は実は多いと言われるこのパニック障害
そういう意味で実は身近なモノだったりするものかもしれないですね

薬物療法、行動療法がとられることが多いですが、
薬の副作用に苦しまれる方、行動療法がさらなるトラウマになりうることもあります

じゃーどうやって副作用やトラウマにならずに、
症状を軽くしたり、改善、快復へ進めていくことができるのか?

それは、ジャン!「自分の意味づけを解体」していくこと

発作や発作を引き起こす対象への意味づけ
症状があること、そこから派生する状況への意味づけ
発作を引き起こす引き金となった状況・状態への意味づけ

をそれぞれ解体をしていくんですです

解体するのにベースになるのが、
すべての人がもっている心のしくみ・作用
自我の性質

そして意味づけは潜在意識にあって、
普段は気づいていないので、
ここにセラピーを組み合わせていく

意味づけのない世界は、
事実が事実としてあるだけ、になり
事実のやさしさが見え、
本当の安心に触れることができます

症状だけでなく、
世界の見え方も変わるので、
自然と生きやすくなってるというおまけもついてきます🤗
いやむしろそっちの方が大きなギフトかもしれないですね🙂💗

 

*参考:「意味づけ」について書いた記事
◎「乗り物恐怖~不安の中身を整理する~
◎「乗り物恐怖~乗り物が止まったり、混雑しないか気にしていますか?~

 

深呼吸して~ 自分にやさしく♡


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ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす 気づきの問いかけ

乗り物恐怖~へっちゃらな自分になろうと頑張っていますか?~

2019年1月19日

こんばんは!

乗り物恐怖シリーズも3回目ですね
前回の意味づけからの話の続きですが、引き続き心のしくみから書いていきたいと思います

前回は、
私たちは「電車」が怖いと思っていますが
(乗り物の種類はたくさんありますが、前回からの流れで電車の例でいきますが、対象は違ってもしくみは同じです。ご自分が苦手と思っているもので読み替えてくださいね)、

実は、心の眼には、電車そのものは映っていなくて、
自分の頭の中(心の中)にある

例えば、

・自分を焦らせ、不安にさせ、私のぶざま姿を友人に見られる可能性のあるモノ
・私を不安で圧倒させるモノ

という意味づけを電車に見ている、ということをお話しました。

さて、私たちはなぜこういった意味づけをするのか?ですよね

これらの意味づけは、心の深いところ(潜在意識)にある思いやビリーフ、セルフイメージが関係しています。

例えば、
心の深いところで、「私はなんとかやれる人」と思っている人と、
「私は弱い人」と思っている人の場合、
友人と一緒に電車に乗る、とか、
快速電車に乗る、

という状況への意味づけはどうでしょう?

当然違うものになりますよね

そういう意味で、

誰かから「友人と一緒の何が嫌なの?むしろ助けてもらえるかもしれないからいいじゃない」

とか、

「快速電車だって、各停電車だって、安全なのは同じだよ」

と言われ、説得させられたり、納得しようとしても、

心の深いところの思いが意味づけを生み出している以上、

本当の意味で
「友人がいても気にならない」

とか、

「どの電車であっても安全」

などとは思えない、のです

反対に無理して思おうとしても難しいのはこういうしくみが働いているからですね

なので、「思えたらいいけど、思えない」そんな自分を責めるということをしばしばしがちですが、
自分を責めなくていいですし、

「友人がいても気にならない自分」や「快速電車がへっちゃらな自分」に頑張ってなろうというのではなくて、

それよりはむしろ、
私たちは、
心の深い部分にある気がついていない思いやセルフイメージ(自分から自分をどのように見ているのか)を通して、対象物を見ているわけですから

どんな思いやセルフイメージが自分の中にあるのかを探ってあげる、
ということをする方が、対象物の見え方を変えるにはいいですよね

ちなみに、
心のしくみに沿って、心の深い部分にあるものを探っていくというのは、
自分にとって納得感がありますし、
納得感がある中での癒しは、自分がどうしたいかを選択していける、
癒しのプロセスに責任を持てるといった意味でも
自分に力があるということを感じながら向き合っていけますね。
そんな風に今起きている反応の元を探っていけるのは、
自分を大事にしているなとも思えると思います

さてさて、「心の深い部分」と言っている潜在意識については、
次回また書きたいと思います。

深呼吸して~~ 自分にやさしく♡


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ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

乗り物恐怖~乗り物が止まったり、混雑しないか気にしていますか?~

2019年1月15日

こんにちは!

前の記事で不安な時は、不安の中身を整理するといいですよ、ということを書きました(「乗り物恐怖~不安の中身を整理する~」)

 

で、なぜ中身を整理するといいのかというと、

私たちは、不安や恐怖感を感じるものがいくつかある場合、
その中での強度の違いがあるはずで、
それは、自分の中での「意味づけ」が違うからで、

そこを一緒にしてしまうと自分が一番何を怖れているのか?
苦手と思っているのか?がはっきりしなくなって、さらに不安が増してしまうからでしたね。

例えば、電車に乗ることを例にした場合、

一人で電車に乗るのは気楽でいいけど、
友人や同僚が一緒だと嫌だな・・・
とか、

各駅に停車する電車には乗れるけれども、
快速は苦手だぁ~ 乗れない・・・

というのもあるかもしれませんね。

この違いが「意味づけ」の違いです

「友人や同僚と一緒であること」や「快速電車」に
「一人で乗ること」や「各停の電車」よりも
違う意味づけを持たせていて、かつ、他方(一人/各停)より、自分にとってより困る解釈をしているということです。

 

例えば、
友人と一緒ということは、
自分が焦ったり、不安になることを見られてしまう可能性が高まる、それはまずいな
と思っているのかもしれないですし、

快速だと、
不安になった時にすぐに下りられなくて、不安に圧倒されてしまう、と思っているのかもしれないです
(※ちなみに、普段はあまりこの意味づけすらもうっすらとしか意識されていないことが多いです。)

ということは、「電車」に、
これらの思いを「投影」している、ということです

 

つまり、電車そのものは私たちの眼には映っていなくて、
自分の頭の中にあるこの意味づけを、電車に見ている、ということです。

例えば、

・自分を焦らせ、不安にさせ、私のぶざま姿を友人に見られる可能性のあるモノ

・私を不安で圧倒させるモノ

という風にです

 

う~~これじゃ電車は怖いモノに見えてしまうし、
当然乗るのをためらう、苦手な対象と見えてしまいますね

 

そして次に、私たちがやり始めるのは、
相手(対象)を攻撃し始めることです

私も、
電車が遅れたり、事故で止まったりすることで混雑することが耐えられなかったので、そういうことを起こす鉄道会社が悪い!と本気で責めていましたし、

ラッシュアワーがある都会の生活を嫌っていたり、
そんな中で生活している自分を責めたりもしていたものです

でもでも、本当は、
自分の意味づけによって、
不安になったり、恐怖感がわいたりしている、のにです!!!

ということは!!逆に言うと、

自分のこの意味づけが変われば、電車が単なる電車として見え始める!
不安や恐怖を与えるものから、単なる「電車」に見えるということです!
そう、あの、何も怖いとか不安だとか、そんなことを感じていなかったあのときに戻れる、ということです

意味づけをしているのは私なので、
私の中の意味づけが変われば、
私は、電車の被害者でいつづけなくてもよくなるのです
今どんなに不安や怖さがあっても、自分に力を取り戻すことができるということ

でもそれはどうやってできるのでしょうか?

次回は、その意味づけを変えること、方法について、
引き続き心のしくみから書きますね!

深呼吸して~~ 自分にやさしく♡


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発作や不安感がでると落ちこんだり、自分を責めてしまうんです

2018年12月28日

状態が小康状態だったり、上向きになってきた時に、
不安感が再び高まったり、何らかの反応が出ると、
それで落ち込んだり、自分を責め始めたり、そんなことはありませんか?

 

私は沢山ありました。

不安を感じることが少なくなってきていると思ったのに、
パニック発作が出てしまった時などは、そんな自分にがっかりして、悔しくて、まだだめだ、と、
布団を被って泣いたりしたものです(ちょっと昭和ちっくですが 笑)

 

さて、そんな時ですが、
そもそも、落ち込んだり、がっかりしてしまうのはなぜか?に立ち止まってみるのはどうでしょう?

そこで見えてくるのは、

早く症状が改善されたり、良くならなければといった焦りや、
小康状態や上向きな状態を維持しなければという緊張や、
何らかの反応がでることへの嫌悪や抵抗

などではないでしょうか?

 

そしてどうでしょうか?

これらに気づくと体が少しふわっと緩みませんか?

 

これらの焦りや、緊張
現在の状態への否定感を抱いていることに無意識であると

不安感が再び高まる、
何らかの反応がでる、
というのが「悪いこと、ダメなこと」となりますね。

だから、結果として、落胆や、失望となってしまう。

 

でも本当に気づいてあげたいのは、

焦りや緊張、否定感を生み出すほど、
実は今の状態を嫌っている理由、
状態が悪くなることへの恐れの気持ち

ですね。

 

不安感が再び高まると何がまずいの?
何らかの反応が出るのは私にとってはどんな意味があるの?
私はどうなっちゃうと思っているの?

すると、
不安に翻弄されてしまう小さく弱い私になってしまう、
そんな私じゃ立ち行かない、怖い、助けて、悲しい
などと感じているのかもしれないです

セッションではこれらの感情や思い、声を聴いていくことで(セッションではセラピーを使います)
自然と、
不安感がでること、何らかの反応がでることへの恐れや否定感が減っていきますので、
当然、焦りや緊張、抵抗も解消していきます

 

ということで、
落胆や失望を感じたときは、
その落胆、失望のストーリーに流されずに、
そもそもそれがでるのはなぜかな?
何か気づかずに設定している回復の計画や、イメージがないか?
またそこに感情や感覚が伴っていないか?

そこに立ち止まれると

そこでは、本当に気づいてほしかった思いや感情と出会え、

落胆した私、失望した私、布団を被って泣いていた私へも暖かい理解と赦しを向けることができます

そしてその立ち位置からの癒しは
今の状態を否定したまま癒しに取り組むのとは全く違う
自分への好奇心に満ちた、リラックスしたものであるでしょう

そしてその立ち位置だからこそ、癒しが進むといってもいいかもしれないですね

 

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます。

深呼吸して~、自分にやさしく💛


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パニック発作と予期不安の関係を心のしくみと感情・感覚から読み解く

2018年11月30日

こんにちは!

今年は比較的暖かい日が続いていますね。

さて、最近、私の身近な友人の中にも、発作がでてしまった、〇〇の場所が苦手になっている、〇〇のことを考えたりすると動悸がしたり、汗がでたりする、といった相談があったり、

また芸能人もパニック障害で休養に入る、などのニュースも耳にしたりで、

改めて、パニック障害に悩む人は多くなっているな~と思います。
(「パニック障害」という名前が昔よりも認知がされるようになったというのもあるとも思います)

 

さて、このような相談を受ける時には、発作と予期不安の関係を少しお話したりして、なるべく早く、発作の時の感情的なショックを解除することを奨めるということをします。(もちろん最終的にどうされるかの判断はご本人によりますが。)

ということで、少し、発作と予期不安の関係を
心のしくみと感情・感覚という観点から説明をさせてください。

パニック発作を経験された方はよくおわかりだと思うのですが、

動悸、息がしにくい感じ、現実感がなくなる、死ぬのではないかという大きな恐怖感などなどを経験しますね。

で、もし発作を何度も繰り返したり、あるいはこの発作自体が自分にとって感情的に(無意識的であったとしても)ショックが大きな経験だとすると、

◎「パニック発作」を怖がる予期不安へと発展しますし、

◎パニック発作と、発作を経験した場所や状況とが結びつくことによって、
予期不安+広場恐怖へと広がる

ことも起きます。

この連鎖で苦しいのが「パニック障害」なわけですが、、、。

 

では、なぜこのようなつながりが起きてしまうのか?ということです。

私たちは感情・感覚で経験を学習する

ちょっと話が飛ぶようですが、
例えば、幼い頃に、犬に吠えられて怖い思いをしたとか、噛まれた、などの経験をしたとしましょう

それ以降、犬が怖いといった犬恐怖の人がいるとします

その人にとっては、小さなチワワも、もしかすると犬の置物ですらも、怖い存在として映ることでしょう。

この時何が起きているのでしょうか?

それは、幼い頃の、吠えられて怖かった、噛まれて痛くて怖かった経験の中で感じた感情や感覚を通して、このチワワや犬の置物を見ているからです。

つまり、実際のチワワや置物ではなく、
心の眼では、幼い頃吠えられた犬や噛んだ犬を見ているわけです。

何十年も前の話だから怖くないでしょう?と言っても、
この人にとっては、意味がないことがわかりますよね

さて、それでは、パニック発作を経験した後に、
発作や、発作が起きた場所や状況に対して怖くなるという状態に話を戻して考えてみましょう

これも犬が怖い人のケースと全く同じしくみです。

パニック発作時に経験した感情や感覚を
「発作」や「発作が起きた場所や状況」に対して、
投射します。(「投影」ともいいます)

「発作」や「発作が起きた場所や状況」は怖いものとして心の眼には映ります。
それが予期不安や広場恐怖ですね。

 

また、パニック発作で感じた感情や感覚というのは、当然ですが体で感じていますので(体がないと何を感じているかわからないですよね)、
きちんとケアをしたり、リリースをされていないと、
ある意味、体に留まっています。

感情・感覚にアプローチすれば“怖いもの”という認知が変わる

そういう意味で、発作での感情や感覚にアプローチする際に「体」も鍵になってくるということです。

ここで私がいいなと思うのは、ちゃんと体を使いながら、感情や感覚にアプローチする心理療法(セラピー)がある、ということです。

一つは、感情解放のテクニックEFT、

もうひとつは、EFTの発展型のマトリックスリインプリンティング

です。

 

両方のセラピーとも、体のつぼへのタッピングで、物理的に体に滞った感情を流していけるのと、

タッピングしながら、アプローチしたい(解消したい)感情を“感じること”で、

違う感情や感覚、思い(例えば、ここは安全だとか、安心感など)にシフトが起こすことができる手法です。

 

心は、

違う感情や感覚、思いへとシフトが起きると、
今度はそれを通して、対象を見始めますので、
自ずと「怖い対象」とは映らなくなる(チワワがそのままチワワに見える)

ということが起きていきます。

 

ここまで書いてきたことは、

私たちがもつ心のしくみや感情の性質をベースにするから理にかなってもおり、だからこそ自然で無理がない変化が起こる

とも言えるなと思います。

もちろん副作用もないです(*^^*)

 

長くここまで書いてきましたが、

予期不安や広場恐怖に悩まされないために、

パニック発作の時の感情的なショックを解除するといいよ、というのは以上の理由になります。

またその方法もあるよ、ということです♪

 

私も予期不安や広場恐怖に長い期間悩みました。

ですが、そこから自由になることができました。

そのプロセスにあったのは、感情や感覚を見ていくということでした。

しくみを理解して、滞りを解除していく、解放していくということをしていけば、必ず変わりますよ♪

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます☆

深呼吸して~ 自分にやさしく♡

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心のしくみを理解し安心をとりもどす 活動と実績

パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー 開催しました

2018年8月26日

こんばんは!

本日「パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー」を開催いたしました♪

2015年から開催していたこのセミナー。
昨年は開催できなかったのですが、今年ようやく開催いたしました(*^^*)

このブログを読んでくださっている方、見つけてくださった方の中には、
パニック発作、そこからの予期不安、広場恐怖で苦しんでいる方も多いと思います。

予期不安、広場恐怖へ広がるメカニズム
発作の原因は、ストレスと言われて久しいですし、
身体や脳のしくみから解説されることも、私が初めて発作を経験した頃に比べると情報として触れることが容易になったように思います。

ただ、しくみはわかったけれども具体的に
症状や状態にどのような方法を取っていけばいいのか?
がまだまだMissing pointのままになっているのではないかと思います。そして根本的な原因にアプローチしていく方法もです。

セミナーでは、
◎発作から予期不安、広場恐怖へつながっていくのはなぜなのか?
◎なぜ「危険」でないにも拘わらず、「危険」と認知して発作として発動してしまうのか
◎発作の原因と言われる「ストレス」とは何なのか?

を、

全ての人がもつ心のしくみや
身体ー神経系の観点
から解説していきました。

またその観点をおさえたうえでの、不安感や恐怖感にアプローチする有効な心理療法、セラピーについてもご紹介させていただきました。

長く不安感を持っていたり、予期不安、広場恐怖にさらされていると
「こんなものかな」
「なんとかやりすごせればいいや」
「避けていけばなんとかなるだろう」
といった傾向になりがちですよね

でも、あらためて症状を起こすメカニズムを知ること、
自分の中で起きていることを理解することは、
どこに対応をしていけばいいのかという
具体的な行動へと促してくれると思います。

またそこには、今不安や恐怖感で一杯な自分であってもそんな自分に向き合っていく、愛していく、というプロセスの始まりだとも思います。

そうした一歩を踏み出してもらえるきっかけとなるよう、
みなさんの中にある力をまた取り戻すことができるよう、
このセミナー、継続して開催していきたいと思います♪

************************
本日、本当に遠方からいらしていただいた方も多く、本当にありがとうございました。感謝、感謝です♡

帰りの電車何も反応がでませんでした、というメールをいただいたり、

今まで苦しかった理由がパタパタと埋まるように理解できてどこを見ていけばいいのかがわかった、

とおっしゃっていただけたり、

嬉しいです

ご参加いただきましたみなさまありがとうございました<(_ _)>💕

 

パニック障害セミナー ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー (2018年8月26日)

2018年7月26日

こんにちは、毎日暑い日が続いていますね。

私はちょっとバテつつもなんとかやっております~^^

 

さて、8月にパニック障害のセミナーを開催します。

セミナーでは、10年以上にわたってパニック障害(乗物恐怖、広場恐怖)で悩んだ私が、約2年で投薬、通院なしで克服した理由、またその方法をお伝えしたいと思います。

パニック発作や不安になっている時に、体がどのように反応しているのか、またそれはなぜなのかを、
体と心の両方の側面から解説をしていきます。

まずは自分に起きていることに理解をしていくことが、
何よりの安心につながりますね。

私自身の「パニック障害史」をご紹介しながら、苦しんでいた約10年間で見落としていたポイント、効果がなかった理由を「心のしくみ」という観点からも解説していきます。
なかなかよくならないと感じていらっしゃる方には、改善の方法として参考にしていただけると思います。

セミナーの帰りからすぐに使える不安感や恐怖感を軽くする方法についてもお教えしますので、

理解を深めながら、実践的に対応をしていきたいと思われている方、是非ご参加いただければと思います。

❖こんな状態だったり、こんな風に感じていませんか?
・突然パニックアタックを経験して混乱している
・常に不安感があってざわざわする
・ある特定の状況、場所への恐怖心があって避けてしまう
・パニックアタックを何度も繰り返している
・パニック障害に何年も苦しんでいる ・車、電車、飛行機などの乗り物が乗れなくなった
・人が多い場所、混んでいる場所が苦手で避けてしまう
・美容院、歯医者など特定の場所を避けてしまう
・突然不安に襲われる
・呼吸がしづらい
・ずーと緊張している、リラックスできない、眠れない
・パニック障害に有効なツールを探している
・薬になるべく頼りたくないと思っている
・対処的な方法ではなく、根本的な解決方法を知りたいと思っている
・自分と同じ経験をした人がどうやって克服したのかを聞いてみたいと思っている

❖セミナーの内容
・パニック発作と防衛反応の関係
・心のしくみや、自我の性質から読み解くパニック発作の原因
・パニック発作とトラウマ
・パニック発作とパニック障害について
・不安感、恐怖心が取り除けないワケ
・不安感、恐怖心を解消するのに忘れてはいけないポイント
・発作が来そうだの時の対応方法
・パニック障害改善に普段からやるといいこと、そのやり方
・パニック障害改善、克服の先にあるもの~自分を愛すということ~

❖このセミナーに参加することで
・不安感や恐怖感のメカニズムがわかり、これらの感情に対応ができるようになります
・パニックアタックへの対応方法がわかります
・予期不安が膨らむ理由が理解でき、その対応方法がわかるようになります
・パニック障害を根本的に解決するための方法がわかるようになります
・緊張を緩めて、リラックスできるよう方法がわかるようになります
・不安や恐怖から解放されて、エネルギーがアップするので、生活の質が向上します
・自分へのやさしいまなざし、自己肯定感がアップします
・ハートベースの生き方への第一歩を踏み出せます

❖これまでに参加いただいた方がたの感想
・発見がいろいろあって、本当に参加してよかった
・ためになる内容で、無理なく続けられそうなので、教えてもらったことをやっていきたい
・自分に起こっていたことが理解できて安心できた
・パニック障害の改善だけでなく、自分の思いこみなどに気づくことで楽になれるんだとわかった役立つ知識がたくさん学べた、しかもすぐに使えそう
・図を用いて説明してくださったので、どの時にどんな方法を用いるのか、何がポイントなのか、どこに働きかけているのか、分かりやすくて勉強になりました
・体験談もお聞き出来て、また、実際の色々なケースもお聞き出来て良かったです
・自分と同じ経験や悩みを持っている方がたとも出会うことができて、自分だけが悩んでいるのではないとわかったのもよかった
・お話も面白く自然で、とても聞きやすく、勇気をもらった
・過去の自分、トラウマのことも向き合っていこうと思った
・何よりこの症状をわかってもらえることがともても励みになり、勇気がでました。ありがとうございました。

などのご感想をいただいています。

◎開 催 概 要◎

【日程】2018年8月26(日)
【時間】13:30~16:00(受付開始:13:15~)
【会場】あうるすぽっと 3F 会議室 B1
東京都豊島区東池袋4-5-2ライズアリーナビル
https://www.owlspot.jp/access/
【参加費】8,000円
【対象者】パニック障害、不安症の方、またそのご家族など
【お申し込みフォーム】
パソコン・携帯共用:http://ws.formzu.net/dist/S59511152/

ご参加お待ちしております♪

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。

暑さ続いておりますが、水分補給しながらご自愛の上、お過ごしください💛