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心のしくみを理解し安心をとりもどす

ブログ 心のしくみを理解し安心をとりもどす

予期不安を断つ鍵♪~発作の時に心の中で何が起きたのか?それをどう解釈したのか?~

2019年12月19日

身体がノーという時-抑圧された感情の代価ー」の著者であるガポールマテ氏のことば

トラウマとは、
何があったか、ではなく、
その時心の中で何が起きたのか?どうとらえたのか?である

発作から予期不安や広場恐怖へとつながっていくメカニズムは、まさにマテ氏の言葉のとおり、
発作の時に心の中で何が起きたのか?それをどう解釈したのか

この解釈がある限り、
対象物を避けたとしても、
脳、自律神経も、この解釈に反応するので、
結果として不安感、恐怖感が出続けてしまいます
また永遠に対象物を避け続けていくというのも、大きなストレスとなるでしょう

一方でグッドニュースは、
この解釈も、その解釈とともにある感情を解放すると変えることができる
ということ

発作の経験をどうとらえたかが
どのように心、脳、自律神経に影響があるのか

解釈とともにある感情を解放するとなぜ解釈が変わるのか
有効な心理療法はどんなメカニズムなのか

このようなパニック障害にまつわるしくみについて1月にお話をします。

このようなしくみがわかると
どのようにケアしていけばいいのか
どんな風にアプローチしていけばいいのかが
自ずと見えきますよ

理解をしながら、実践的に対応のヒントを得たいと思われている方、
なかなかよくならない、改善の鍵を求めていらっしゃる方
是非ご参加ください!
ご参加お待ちしております♪

 

☆開催概要☆
【日程】2020年1月18(土)
【時間】13:30~16:30
【参加費】8,000円
【対象者】パニック障害、不安症の方、またそのご家族など
【お申し込みフォーム】
パソコン・携帯共用:http://ws.formzu.net/dist/S2276840/

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パニック障害セミナー ブログ 乗り物恐怖 心のしくみを理解し安心をとりもどす

パニック発作、予期不安のしくみを知ることから見える改善、解消のヒント~パニック障害セミナー(オンライン:2020年1月18日)~

2019年12月10日

こんにちは!

100人のうち3~4人がパニック障害に悩んでいると言われ、
この15年で診断を受ける人の数が9倍にも増加しているとも言われています。

薬物療法、行動療法が改善の方法として取られることが多いパニック障害ですが、
診断を受ける人が増えていたり、
症状が長期化したり、
それに伴って、制限された生活からなかなか抜け出すことが難しくなるのは、なぜなのでしょうか?
私たちは何を見落としているのでしょうか?

私が初めて発作を経験したのは、1997年
不安感、制限される生活に苦しみ、
様々なことを試し、上手くいかず、悪戦苦闘し、
10年超にわたって苦しい時期を過ごしました

ストレスが発作を引き起こす?
脳内の伝達物質の異常が発作と関係ある?
そのストレスって何?中身は何?
伝達物質がどんな風に作用、関係があるの?

こういったことを苦しみながらも探し求めていた10年でした

そして、その探求の中で出会ったのが
心のしくみ、トラウマのしくみ、自律神経のしくみ、脳のしくみ
でした
それらが複雑に絡みあって、発作や不安感、恐怖感といった反応を引き起こしている(いた)
ということがみえてきました
また心、自律神経、脳の”しくみ”をベースに、
症状や反応を断つことができる心理療法に出会えたことも助けになりました
(*私の先生である溝口あゆかさんが提唱されているインテグレイテッド心理学やOADという癒しのプログラム(カウンセリングとセラピーの組み合わせ)との出会いがありました)

当時は無自覚でしたが、
かなりの生きづらい世界観の中に生きていましたし、
これじゃ~発作や症状がでてもおかしくなかったなと今は思えます 🙂

”しくみ”や心理療法に出会ったのが2010年
それ以来セッションを受けたり、セルフワークをしたりしながら、
約2年で不安感、恐怖感が消え、
症状から解放されましたし、
さらに、「生きる」ということが楽にもなっていきました
症状がなくなっていくのと同時に、
症状とは関係のない人間関係や、生き方、自分への見かた(大嫌いだったのが、こんな私でもよいかもという緩んだ見かたに変わっていけた)にも大きな変化をもたらしました

ということで、
パニック障害という症状を通して上記のような経験、プロセスを経た私なのですが、
このセミナーでは、
心のしくみ、トラウマのしくみ、自律神経のしくみ、脳のしくみをベースに、

・発作の時に体におきていること
・発作から予期不安、広場恐怖へと進む理由
・発作がおこるメカニズム・原因と心の深いところにあるセルフイメージやビリーフについて
・症状がすっきりしない、長期化する理由
・有効な心理療法について
・なぜ感情、感覚にアプローチすることで症状が改善したり、解消するのか、そのメカニズムについて
・セルフケアの方法について

お話していきます

心と体のしくみから、
発作、予期不安・広場恐怖が起こるメカニズムを知ることで、
どのような対応、対処の方法が有効なのかについても見えてくるでしょう
(セラピーや療法が最大限に活きるのは、なぜそれを使うのかがわかっている時ですので)

自分の体、心に起きていることに理解ができるのは、安心にもつながりますね
そして、それは、あなたに力を与えてもくれるでしょう
「症状の犠牲者」のまま向き合っていくのは、つらいプロセスになってしまいますものね

 

理解をしながら、実践的に対応のヒントを得たいと思われている方、
なかなかよくならない、改善の鍵を求めていらっしゃる方
是非ご参加ください!ご参加お待ちしております♪

☆セミナーについて:https://bit.ly/2U0vt52

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【時間】13:30~16:30
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ブログ 不安なときの対処方法 心のしくみを理解し安心をとりもどす

いつも気にしていること、気になることは何?~緩みは私への信頼をもたらす~

2019年12月8日

こんにちは!
12月に入って早1週間! 時間がたつのが早いですね~

 

さて、今日は、パニック障害や不安に悩まされる中で、

いつも気にしていること、
気になることはあるでしょうか?

例えば、渋滞にならない時間帯はいつだろうか?とか
明日の天候はどうだろうか?
乗物の混み具合はどうだろうか?
行ったことがない場所に行くのだけど、体調が悪くならずにたどり着けるだろうか?

意識的にも、無意識にもなんとなくいつも気にしていることってあると思います

 

で、この

「気にしている」
「気になっている」
「いつも考えている」
ということに

「気づく」ということがとても大切です

 

「気づかない」と例えばどういうことが起きがちかというと、

できないことがある自分、何かを避けてしまう自分を「ダメな自分」と分析、ジャッジしてバッシングしだす
家族や周りに迷惑をかけているような気がしだす
いつ治るのだろう?このままなのではないだろうか?という不安感がふくらみ始める
薬や取り組んでいる方法が自分に合っているのかと猜疑心がでてくる
周りが理解をしてくれていない気がして怒りや孤独感を感じ始める

などということが起きてきます

これらは、

いつも気になっている、気にしている
ことで感じている緊張やストレスに無意識であることが起きる二次的な反応です
で、さらにこの二次的な反応は、思考が思考を呼んで、ある意味際限なく膨らませることが可能です

そしてこの二次的な反応は思いー感情―感覚がぐわぁーんとありますから、
この中に取り込まれてしまうと結構つらいですし、
感情、感覚がある分、想像物語なのに、リアルな感覚としても感じられてしまって、ここで苦しんでしまう、ということも起きてしまうのです

またそれだけの思いー感情―感覚があるということは、取り込まれれば取り込まれるほど、なんとかしようという思考(動き)もでてくるので、
なおさら過敏になってしまって、
ここでエネルギーも使われてしまって、疲れてしまうということも起きてしまいます
疲れきると、もうどうしたらいいんだ!という絶望のストーリーにもはまってしまうという悪循環にもなってしまいますね

ということで、
この二次的な反応に苦しまないために、
戻るところは、

どれだけ自分が、
「気にしているのか」「気になっているのか」に

「気づいている」

です!

 

そして、気にしているとき、気になっているときに、
自分の体の感覚や感情にも意識をしてあげるといいです

体のどこに緊張があるか? 肩?胸の辺り?歯を食いしばっている?

不安なのか?怖がっているのか?

 

気づいて、ふぅ~と深呼吸をすると緩みますよ

またEFTをご存知の方は、緊張や不安感、怖さなどを感じながら感覚や感情を流していくことで緩めることをしてもよいと思います

 

このように自分の状態や、感じていることに気づくと、
交感神経優位でピリピリしている状態が解かれていきますから、

なんとかやれるかなとか、
大丈夫かもとか、
これまでだってやってこれたしとか、
自然な形で自分を勇気づける思いなどがわいてくるでしょう
自分を無理して納得させなくてよいのでなおラクです
(私たちは自然なのが一番好きですし、ラクだっていうこともちゃんとわかっています)

もちろん
気になる事柄、いつも頭から離れないことがあるのは、
パニック発作の不快で怖い体験の記憶があるからなわけですから、
この発作で受けたショック(どんな感情や感覚を経験したのか、どんな思いを抱いたのか)を解放していく
といことが必要になってくるでしょう。

根本的に解消をしていく「本丸」はこちらなのですが、

とはいえ、それらに取り組んでいくにしても、
緊張が張り詰めた状態で取り組むのはきついです

いつも私に主体性がある状態、
どうしたいかは私が決める、

という

スタンスで取り組める方がラクでしょう

そしてそれは、

私がどういう状態なのかに気づけていることから

始められるでしょう

 

さぁ 気づいて、、、、
深呼吸~
そして「緩み」から自ずとでてくる自然な動きに信頼をよせてみましょう

 

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パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー
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◎「【オンライン】パニック発作、予期不安から解放されるためのパニック障害セミナー
2020年1月18日(土)13:30~16:30
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飛行機恐怖にEFT~その科学的な検証からわかったこと~

2019年11月28日

私がセッションで使う心理療法の一つであるEFT(感情解放のテクニック)

今回、飛行機恐怖に対するEFTの効果について、新たなリサーチ結果がでました
https://psyarxiv.com/s3hce/
PDF版はこちら

感情を感じること+タッピングのコンビネーションであるEFT
EFTによって気持ちが落ち着いたり、落ち着くにしたがって緩んだ認知が自然に起きたりするのですが、

それが、EFTによって、脳内で何が起きているからなのかというのを検証した研究であり、
神経生理学的な観点からもEFTの働き、効果が示されたリサーチといえます

EFTについて初見の方は、

EFTは、解消したい感情や感覚を感じながら、体の経絡(つぼ)を刺激することで、
不安やイライラ、気持ちの落ち込み、トラウマや、不快な記憶、身体症状を、早いスピードで解放することができるセラピーです。

イギリスでは医療機関にてうつや不安症の治療に使われてもいます。
◎EFTについてさらに詳しくはこちら:http://jmet.org/

【研究要旨】
磁気を使ってミリ秒単位で脳の働きを見ることができるMagnetoenchephalography (MEG)を使っての研究だそうです

このMEGによって、Directに(直接に)ニューロンの活動を測ることができるそう

そして、今回の研究は、MEGを使ったEFTの効果検証という点で初めてのケースで、

EFTを使う前と使った後のニューロンの活動をモニターしたものだそうです

結果として、ニューロンの活動の変化を通してわかったのは、
EFTによって、
恐怖反応と関連がある神経活動が減ること、
と同時に、ストレスとなる刺激に対する、前頭部(前頭葉)の働きが高まっていること
ちなみに、この前頭部(前頭葉)という部位は、大脳辺縁系での反応を調整する働きをもつ場所でもあります

大脳辺縁系と前頭部について付け加えると、

大脳辺縁系は、無意識の感情を左右する部分であり、
帯状回、脳弓、偏桃体、海馬がある場所です

ここでは、感情的な学習をする場所でもあり、
自律神経の活動とも深く関わっている部分でもあります

前頭部(前頭葉)は、大脳皮質の中でも約30%を占める最も大きな部分で、
理性的な判断や行動に関わる中枢部的な役割をしている場所です

ここが、健康的な状態であると、不安や恐怖感がでたとしても調整ができるのですが、
疲れてくると偏桃体での過活動を抑制できなくなり、不安・恐怖のサイクルに陥りやすくなってしまう、
ということが起こります

 

ということで、
今日は、飛行機恐怖にEFTがなぜ効くのか?を
科学的にセラピーのメカニズムを明らかにしていて、
その上で効果の検証がされているというのが、
嬉しく、みなさんにも共有させていただきました。

 

今日も最後までお読みくださりありがとうございます!

深呼吸して~ 自分にやさしく♡

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何が投影されているのだろう?~トンネルが怖い~

2019年11月23日

こんにちは!
都内は冷たい雨です~
実家の母と話ましたら、快晴だとのこと、日本は長いな~!

さて、これまでも私たちは、潜在意識にある思いや感情を通して世界を見ている、
そして、それらは潜在意識にあるため普段は気づいていない、
そんな心のしくみがあるんだよ、
ということを度々このブログでも書いてきていますが
今日もその辺りのテーマで行ってみようと思います(*^^*)

パニック障害でよくあるのが、
狭いところが苦手、暗いところが苦手というのがあるかと思うのですが。
例えばトンネルなどみなさんはどうですか?

あるクライアントさんは車でトンネルに入っていくことが怖く、できれば車の運転をしたくない、
でも車がない生活は日常に支障をきたすので、困っている、と
出口が見えない長いトンネルは特に避けたい、と

この時クライアントさんの眼には、
いわゆるコンクリートでできてる建造物とか、
半円形の立体空間とは映っていないのですよね

この空間になんらかの「解釈」が「投影」されているので、
結果として「入っていきたくない」「怖い」という反応が起きている
ということです

*いつも私たちは、トンネルが反応を起こしていると考えてしまいますが、
「トンネルへの解釈」が反応を起こしている、ということです♪

では、どうやって反応を起こしている解釈を見つけていくかですが、
この解釈は私たちの潜在意識にあって、

なので、その潜在意識の中で、
この空間をどうとらえているのか?
例えば、心の中では、この空間にどうされそうと思っているのか?
自分はどんな存在になってしまっているのか?それはなぜなのか?
を探っていきます。

そしてこれらに導いてくれるのは、
体感であったり、感情だったりするのです。
体感や感情が潜在意識への入り口と言われるのはそのためです
私たちの体と意識ってつながっていてすごいなと思います(*^^*)

話を戻して、
探っていくときに、トンネルにどうされそうか?その時にどんな体感がでてくるか?などを引き出していくのですが、
そうしていると、
自然と、自分では全く忘れていた記憶が浮上してきたり、
トラウマの経験がでてきたり、ということが起こります。
(繰り返しになりますが、この記憶やトラウマにある思いや感情を通して、トンネルの空間を見ている。
結果として、トンネルが苦手、避けたい、怖いという反応が起きている、ということです)

 

例えば「おしつぶされそう」(トンネルは生き物ではないので、押しつぶしてはこないはずなのに、心の中ではこういうイメージになっているということです)
「私はおしつぶされて小さくなっていなきゃいけない」など….

そしてここには感情もくっついています。
例えば、怖いとか、怖い以外にも、悲しいとか悔しいとか、、、

このクライアントさんの場合は、
それらを感じていると、家族関係が荒れていた時期があって、その環境の中で、小さくびくびくと我慢しながらいた記憶がでてきました
家族も怖い
でもそういう家族を自分が持っているいるということを誰にも知られたくない

ご本人もまさか現在のトンネルへの反応と、この幼少の経験とが関係があるとは思っていらっしゃらなかったですが、感情や感覚が一致しているという点において納得感がおありです。

ここが、私たちの潜在意識ってすごいなと思うところなのですが、
未完了だったり、切り離してしまった感情や思いを解消させたいと、
現在、起きていること(見えていること、反応していること)の中に現れてくるのですよね

傷ついていた私の心、
我慢していて閉じ込めた本当の私の思い、
それらに気づいてほしい!
それらを聴いて!
自然な形に戻らせて!
自分らしさに還らせて!

 

トンネルに怖さを感じないような様々な方法、ツールを用いたとしても(音楽を聴くとか、アファメーションをするとか、自分は大丈夫と言い聞かせをしたりとか、これらはもちろんサポートにはなると思いますが)
すっきりしないのは、
反応を引き出すこれらの声、思い、感情が潜在意識にあるためです

根本的に、反応がなくなるには、
心の中でどのようなイメージ、ストーリーとなっているのかを、感情、感覚を頼りに探っていく、
そして、イメージの中にある思いや感情を受容したり、解消したりすることが鍵♡、
ということが以上からもわかるかと思います。

今このクライアントさんは、トンネルに投影をしている
幼少期の家族関係で傷ついたご自身の経験の癒しに取り組んでいらっしゃいます。
マトリックスリインプリンティングやフォーカシングなどのセラピーを使ったりしています)

どうしてトンネルが怖かったのかも、今、納得感がありますので、
(ワケがわからず怖がっていた状態(この時って無力感をすごく刺激されてなお嫌だと思います)ではもはやない)

そういう意味でも、
何が反応を引き起こしているのかを心に探る、というのは、
力をご自身に取り戻しながら向き合っていけるので、
癒しが「苦行」にならず、
癒しのスピードアップもサポートしてくれますね

ということで、今日は、

◎反応を起こすのは、トンネル(状況、物事)ではなく、
それらへの解釈であること

◎その解釈は潜在意識にあって、普段気づいていない、ということ、

◎そしてそれら気づけていないものにリーチさせてくれるのは
感情や感覚であること(これらを状況、物事に投影されている)

◎これらを解消すれば、投影が変わる(トンネルへの反応がでなくなる)、ということ

でした~(*^^*)

 

今日は長くなってしまった
最後までお読みくださりありがとうございます!

深呼吸して~ 自分にやさしく♡
暖かくしてお過ごしくださいね

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ブログ 不安なときの対処方法 心のしくみを理解し安心をとりもどす

なかなかラクになりません~自分の感情や感覚とどんな風につきあっていますか?~

2019年11月10日

こんにちは!
即位の祝賀パレードも秋晴れの中行われたようですね(*^^*)

さてさて、普段、自分の感情や感覚とどんな風につきあっていますか?

例えば、私の中には“厳しい人“がいて、

結構の割合で批判をしてきます
「そんな思いを持つのはよくない」
「それは大人げない」
「そんなことを感じていないで(思っていないで)もっとやれ!まだまだ足りない!」
「成長していないじゃないか」
などなど・・・

あるいは、
「こんな不安感があるというのは、私がおかしいからじゃないのか?」
「いつになったらよくなるのだろうか?このままがずっと続くのではないか・・・」
「あの時もっと早くに対処をしていたらよかったかもしれない」

という自分への自己批判や分析をする声もあるかもしれません

でも、これらも、
私の中の厳しい人と同じで、
実際に感じていることに抵抗している、という意味では、同じです。

厳しい人にあおられることで、焦りが倍増したり、
自己否定の思いでモヤモヤしてきたり、だれかや調子がよかった時の自分と今の自分を比較する思いが走ったりして、苦しみとなってしまいます

このように、
実際に感じていることに抵抗すると、
実際に感じていることは置き去りのまま、
抵抗から始まる物語や妄想(完全に自分が作っているのですが、、この物語や妄想の中の思いはあふれてきますし、一緒に感情もありますから、すごくリアルにも感じてしまって、なおさら抜け出せなくなってしまう、という悪循環。。。😭)が膨れ上がりますし、

抵抗すると緊張が生まれますので、
どうにかしなければいけない(今起きていることを否定)思考一杯になってしまいます
(焦りがでたり、比較が走っている時はこうなっているはずです)

本当は今経験してる思いや感情がどうして生まれているのか?を見ていきたいのに、
悪循環の牢獄に自分を閉じ込めてしまうことになってしまうでしょう

この悪循環の苦しみから抜け出るには、
実際にあるもの(感情や感覚)に戻って、
それらにオープンになること、
あることを認め、受けとめることだなーとつくづく思います

本当は不安、
本当は怖い、
億劫だと思っている、
胸がなんとなくモヤモヤしている、

厳しい声が指揮棒をふってバッシングするのではなくて、
今本当は感じていること、経験していることをありのままに受け入れていく

そこから自分自身との対話が始まり、
それらの感情や思いを生みだす声を見つけていけることでしょう
なぜ不安なの?
どうして億劫なの?何を怖がっているの?
たくさんの声が待っていることでしょう

悩んでいる友人に耳を傾けることができるように、
自分自身の中で起きていることに
抵抗、否定ではなく、
何を感じている?
何を言ってもいいよ
どうしたの?と肩を貸してあげれるといいですよね

心の中の嵐、牢獄から自由にさせてくれるのは、
厳しさや、自己批判ではなく、正直さやオープンさ♡

Bill Withersの「Lean on」
まさに、肩を貸すよ、聴かせてのスタンスだなと思いながらきいています(*^^*)

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます

深呼吸して~ 自分にやさしく♡

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思考で一杯のとき~実際に起きていることに目を向けてみよう~

2019年11月1日

こんにちは!

11月に入りましたね!2019年もあと2か月だなんて

さてさて、いきなりですが、
思考活動で忙しい時って、以下のようになっていたりしませんか?

 

どうしたらいいのか?という解決を求める思考がわいたり、
これはあっているのか?間違っているのか?という答え探し思考になったり、
分析をしてむりくり納得できる思考を持ち出してきたり、
関心が周りではなく、自分にばかり向いたり(私は大丈夫だろうか?私はいつもこうだ、私は周りに受け入れられているのだろうか、など)
意識が過去や未来に向いていて、後悔の思いや不安、夢想の思い(ファンタジー)に頭が占められていたり

 

このような思考の渦にはまっている時は、
必ず、体の感覚は感じにくくなっているでしょう
体はここにあるけれど、
本当の意味では実体性を失って、
あたかもヴァーチャルな体のように存在してしまう

なので、
思考と同時に本当は感情や感覚も感じているはずなのですが、
実際に起きていること(体感や感情)から離れれば離れるほど、
そのギャップが大きくなって、
思考や、イメージの世界の中になお埋没していってしまいます

その思考のストーリーやイメージがネガティブであれば、
それらがずーと頭に走り続けると、交感神経を刺激しますから、
結果として、不安が高まったり、苦しみが増していってしまうでしょう

ということで、今回はそんな時に、思考優位な状態から、体の感覚に戻していけるエクササイズをご紹介します♪
〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。

1.楽な姿勢で座る、もしくは横になって始めてみましょう
呼吸に意識をもっていく時間を少しつくります

そして、体の感覚に意識を向けて、よくその感覚を探ります

2.自分の体のサイズ、形、重さに意識を向けてみます
シンプルに、しかし、よーく、自分の体の感覚に意識を向けてみます
自分の体のサイズや、形や、重さなどを感じてみるというのでもよいでしょう

意識を向けることで、気づいていなかった小さな感覚に気づくかもしれません
あるいは、これまでコンタクトすることが難しくて、意識されなかった感覚に気づくかもしれません

 

また、例えば、両足の感覚が同じかどうかを探ってみてもよいでしょう
片方の足の感覚は、もう1本の足の感覚と同じでしょうか?どうでしょうか?

ぼわんとはっきりしない感覚かもしれません
重い感じでしょうか?
浮かんでいるような感じでしょうか?
沈むような感覚かもしれません

お腹の辺りはどうでしょう?
何か生き生きとした感じがあったりするかもしれません

上半身から下半身へと感覚を探ると場所によって、違いがあるでしょうか?

右と左ではどうでしょう?

体の真ん中から、端に意識を向けていくと感覚は変わるでしょうか?

このように、体の感覚に意識を向けていると
頭の中を駆け巡っていた様々なストーリー、思考が落ち着くのを感じると思います
それにもただ気づいています

 

体の感覚が変わっていくとしたなら、あるいは変わらないとしたらその変わらない感じを、ただ感じます

無理に変えようとか、操作しようとかはせずに、ただ、体の感覚とともにあってみましょう

途中、呼吸も忘れないようにしてくださいね

ご自分でもういいなと感じたら、終わりにします
〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。〇。

実際に起きていることは
いつも良いとか、悪いとか、を超えて、
ただ、起きているだけ

そして、それを感じたり、気づいていることは、
思考の中に埋没していた状態から、
純粋な経験者に戻してくれますね

 

そのとき

自分の心の中のいろいろなものが開いていく
気づいていなかった思いが浮上してくる
本当の声、
~それは、声なき声かもしれないし、
ずっと我慢していた声かもしれないです~
それらが声を発したり、

そんな動きを見せてくれるでしょう

 

自分の中の動きとつながっているという感覚は
自分との一致感を感じますから
安心感ももたらしますね

そして、
ここからの判断は、
自分にとってしっくりなものだったり、
選択も、意識的なそれになるでしょう

思考に埋没した状態から、
意識的な行動、生き方に導いてくれるのは、
実際に起きていることに目を向けたとき

 

思考で一杯になった時は、体の感覚に♪

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます

深呼吸して~ 自分にやさしく♡

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感情のケア~ストレスが心臓の形を変える~

2019年10月26日

こんにちは!

今日は、循環器の医者であるSandeep Jauhar氏のTEDトークのクリップが流れてきたのでシェアしたいと思います~

 

動画のSandeepさんは、
心臓病の原因を
心臓の機能だけからみるのではなくて、
感情的なストレス(「心理社会的な要因」と彼は言っています。例えば災害だったり、ライフイベントだったり、一人の人間をとりまく様々な心理的な要因)を
心臓に関わる問題の原因の中心に置くというパラダイムに移行する時期に来ていると主張しています
(The American Heart Associationでは、まだ感情的なストレスを心臓病のリスク要因として挙げていないそう)

医療界ではまだ心臓を臓器のひとつとしての捉え方だけをされていて、そういった中で、人を全体的な存在として捉えて治療をしようと訴えています

スピーチの中で心臓と感情の関係の説明をされているのですが、
ストレスにさらされたり、失恋や大切な誰かが亡くなったことによる悲しみによって、
心臓は急激に弱まり、たこつぼのような形に変化するそうです
これを「たこつぼ心筋症」と言うそうで、
2004年に起きた新潟県中越地震の被災者の方を検証した例も挙げられているのですが、
震災によって、この「たこつぼ心筋症」の症状の増加がみられたとのこと

このたこつぼ心筋症は、数週間の間にもとに戻るそうですが、
たこつぼのような形になっていると、その期間中に、心臓麻痺や、命にかかわる不整脈、さらに死の可能性も高まるそうです。

 

また、人に対しての別の実験で、
食事や運動だけでは、心臓病予防には十分ではなく、
ストレスマネジメントをしていた方がより予防に効果があるという結果もでているそうです

 

私たち哺乳類は、社会的なつながりの中で安心安全を感じることができる種である、と言われていますが(ポリヴェーガル理論)、その点ともマッチする実験として、

ウサギを使った実験で、
高コレステロール食を与えられているウサギの中でも
実験者から話しかけられたり、愛情を注がれたり、遊んでもらったりしたウサギのグループは、そうではないウサギのグループに比べて、60%も大動脈の病気の確率が低かったとのことです

 

一方で、心臓と感情の関係を研究しているハートマス研究所というアメリカの機関があるのですが、
心臓は、体の中で一番強力な電磁場を作り出していて、
脳の60倍、磁場的に5000倍強力であり、エネルギー的に他者とコミュニケーションをとっており、
感情も心臓の電磁場を通して体中に伝わっている、
といったことを科学的に実証をしています

 

このように、ストレスマネジメントや感情のケアが体の臓器やその機能との関係においても大事だなと改めて思いますし、
人をとりまく社会、環境、ライフイベント、ライフステージの中でのケアを心からも体からもしていくというのが統合的なケアにつながるなと思います

また、「ストレス」と一言で言っても、
ある状況をAさんは何とも感じないけれども、Bさんにとってはストレスと感じるということもありますよね
人によって反応が違うのは(ストレスと感じるか感じないかは)、その人の心の中のあり様が違う、ということです。
そういう意味でも、
なぜ私はこんな風に反応するのだろう?と自分に視点を向けて、ケアをしていく、
それが本当の意味でのストレスマネジメントになりますね

 

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ブログ 不安なときの対処方法 心のしくみを理解し安心をとりもどす

不安感をなんとかしたい、感じることにOKなんてだせないと感じるとき

2019年10月22日

こんにちは!

前回の記事では、何もかもが不安なときは、その中身を整理したり、書き出したりすることで、落ち着きますよ、自分に力が戻ってきますよ、ということを書きました。
それはなぜなら、私たちは気づいていなかったり、きちんと意識されていないものに振り回されるという心のしくみを持っているからでしたね。

 

さて、今日のテーマなのですが、
症状や状態がある中、あるいはそれらと向き合っていく際に、
不安感を感じる自分にOKをだせない!ということってないでしょうか?

 

OKをだせない時や、不安感を何とかしたいと思っている時って、

例えば、
①どうやったら良くなるのかが気になって、方法を探し始める
誰かの体験談とか、この方法やこの薬がよかったよ、などなどの情報を読みまくったり、探し始めたり・・・

また、前回の記事でも触れましたが、
②例えばカウンセラーさんや治療家の方の助けがないとだめだと思ってしまったり

③不安を感じる私はだめで、友達や家族からは理解されないとか、置き去りにされるような感じがして、孤独感を感じてしまったり

「なんでそんなに不安なの?大丈夫だよ」なんて言われたりしたら、
きっと、この言葉は「理解されていない」と刺さる言葉として響いてしまうことでしょう
(相手は単に思いやりから言った言葉だったかもしれなくても・・・)

 

ちなみに、これらの行動や反応が、よい、悪いということを言っているのではなく、
これらの行動や反応を通して、
自分の中で、不安をOKしていない部分があるんだな、
という振り返りができるよ、ということです

 

 

さて、話を戻して、

とりあえず例としして①から③を挙げてみましたが、
私たちの心は構造的なつくりを持っているので(ある感情の下には、それを支えているさら別の感情がある)、
これらの行動、反応を引き起こす感情が、心のさらに深いところにあって、それらが刺激されている
ということでもあります。

それらを考えてみると
ここには、
大丈夫と思えない自信のない不安定な感じ、無力感があることがみえてくるでしょう

どこか自分の中に「無力な私がいる」ことになっている
そしてそれが刺激をされている・・・

それは、

何か過去に例えば、「生きる術を知らない無知な子」と思い知るような経験をしたのかもしれないですし、
何かを前に、弱さを味わったり、力を明け渡すような経験をしたのかもしれないです
←ここは、「無力感」をよく感じていく中で(フォーカシングやEFTなどが使えます)、
自然と記憶がでてきたり、自己イメージがでてきたりするのです

 

さて、もう一度、心のしくみに戻るのですが、
私たちは、否定しているとき(否定するということはその存在を信じている、ということでもあります)、
それを絶対に感じないように頑張ります。例えば、感ぜずにすむものを外に求めにいったりします

なので、
①から③のように
情報を探し回ったり、
助けをすごく求めたり、
誰かに理解してもらわないと困ると思ったり

ということが起こるわけですね

 

ですが、否定があり続ける間は、これらをずっとやっていないといけなくなります
与えられる時はよいですが
必ずしも与えられない、得られないことも起きるでしょう
それによって、焦りがでたり、さらに不安感を感じたり、孤独感を強めたり
と二次的な苦しみにもなってしまうでしょう
苦しみ倍増です😢

 

ここまで長く語ってきましたが、
そういう意味で、本当の意味でラクになっていくには、
そもそも①から③といった反応を生み出す無力感への否定を解いていくこと
(具体的には、
「生きる術を知らない無知な子」との対話や受容や、
弱さを味わったり、力を明け渡すような経験の癒し(その時の感情の解放、受容)を行います)

それがひいては、
不安感を受け容れていけることになり(OKを出せるようになり)、
不安感から自由になっていける

ということになるでしょう♪

いつだって、
自分の中にある感情・感覚、思いに
気づいて、
受け容れていくこと
それが
苦しみから自由になっていく道筋になりますね

 

※無力感のへの否定を緩めるのにセラピー(心理療法)(特に感情や感覚にアプローチするもの:例えばフォーカシングやEFT、マトリックスリインプリンティングなど)が使えますよ♪

 

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ブログ 不安なときの対処方法 心のしくみを理解し安心をとりもどす

何もかもが不安なとき

2019年10月21日

こんにちは!

パニック障害、不安症、恐怖症などにつきものの「不安感」
私が大きなパニック発作を経験したのは、2005年3月なのですが(それ以前にもあったのですが、この時のものがすごく自分には大きかったです)、
それ以来というものいてもたってもいられない
本を読んだり音楽を聴いたりしようとしても集中できない
とにかく何もかもが不安

そんな状況になりました

程度の差はあれ
例えば先週大きな台風がきましたが、
ソワソワとなんだか不安という状態になった方もいらしたのではないかと思います

 

私たちは、整理がされていないもの、ちゃんと意識されていないもの、に振り回される、
という心のしくみをもっています

 

漠然と不安、と思っていると、
不安の中身が整理されていない状態になるので、
不安感の量が増えるにつれて、思考も活性化します
これらの思考は、冷静に考えると、合理的ではなかったり、現実的ではないものなのですが、
一旦活性化した思考は忙しくまわり始め、
さらに不安感を高めるという悪循環に陥っていきます。。。

整理されないから漠然が漠然を呼び、モヤモヤ満載となっていく流れですね

 

また思考が活性化して、不安感が増大している時は、体も巻き込んでもいるからの反応とも言えますね
安全か危険かを監視している偏桃体も私たちを守るために、危険な目に逢わないように、
アラート状態に入ります。自律神経は、交感神経優位の緊張状態になっていきます。
本当は危険がないのに、健気に体が対応をしようとします

緊張状態が続くわけですから、モヤモヤ満載と相まってなお疲れますね

 

心の状態はどうでしょうか?

整理されずに、漠然と不安な時って
自分からは力が奪われている状態でしょう

この時って無力感が一杯ですから
自分で決断がしにくくなったり
誰かの助けがすごく必要になったり

依存的な行動になります
さらに、悪いことに、この無力感をずっと感じていたくないので、
相手や状況に怒りや不満を感じるということも起きてしまいます

(無力感を投影して(問題のすり替えを起こして)、相手、状況を攻撃し始める)

整理されていない、意識されていないとここまで物事が複雑になってしまう
生きづらくなってしまいますね

 

さ~、力を取り戻しましょう
私の中に力を戻しましょう
そのまず第一歩は整理すること
何が不安なのか、何を心配しているのかを
*書き出してみるのもよいかもしれません

「不安」から自分に力を取り戻せると
体も緊張モードから力強さがある緩みモードに変わるでしょう

自分にとってまさに「自然」な状態ですね

自然な状態から、
漠然とあった不安な思考が、現実的か、単なる妄想かの吟味もクリアになるでしょうし、
どうしたいのか
現実的な視点から何ができるのか
といった地に足のついたアイデアや思考も自然と浮かぶことでしょう
誰かや何かに変な依存ではなく、自分に責任がもててもいるでしょう

自分が舵取りをしていて、
無理がない流れの中にいる時って、私たちって本当に気持ちよさを感じられますよね
だって、それが自分らしさであったり、
もともとの私たちの本質に近いものなのですから

 

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