こんにちは!
5月の最後の週末は、
インテグレイテッド心理学を提唱されている溝口あゆかさんの「インテグレイテッド心理学講座」でした。
参加者の方々のアシストをする係として参加してきました。
この講座に参加するのは何回目だろう・・・数えきれないぐらい参加していますが、そのたびに入ってくる部分が違って、いつも気づきを得ます
心のしくみついて解説しているインテグレイテッド心理学ですが、いつも講座の中で盛りあがる箇所がいくつかあるのですが(笑)、
その一つが、
「自分を悩ませているテーマについて、事実と解釈に分けてみよう!」
というエクササイズです
ちなみに私たちは、1日に6万以上の思考が流れると言われていますが、その思考の中には、事実と自分の解釈とが交ざり合っている、ことにあまり気づいていません
で、このエクササイズの目的は、いかに私たちが普段自分の解釈を「事実」として捉えて、物事、状況を見ているのか(インテグレイテッド心理学では、「投影」といいます)
を意識するためのもの、なのです~ (*^^*)
で、事実とは、実際に起きたこと、実際に起きていること、を指します。
「子供が部屋の片づけをしてくれない」
これは、「解釈」です
では、
事実は、「子供がゲームをしている」(例えばですが)
です。
「友達のA子が相談にのってくれない」
これも「解釈」です
事実は、例えば、
「私が『最近上司と上手く行ってなくてさー』と言った。
A子が、『今はちょっと忙しいから、今度話聞くね』と言った」
です。
この事実を、
「友達のA子が相談にのってくれない」
と解釈しているわけですね
こんな風に私たちは、事実(実際に起きたこと、起きていること、ありのまま)を、様々に解釈をして、それをあたかも事実のように捉えているなーと改めて思うのです。
お気づきだと思いますが、
ポジティブな解釈はハッピーにさせてくれるからいいですが、
解釈がネガティブなものであって(例えば、「A子が相談にのってくれない」など)
それを「解釈ではなく事実だ」と信じてしまうと、
これはとたんに苦しくなってしまいます
(A子に話を聞いてもらえない、さみしい私ストーリーがまたたく間に広がっていきますよね)
もちろん、私も御多分に漏れずやっていました
どんなだったかを話しますと、例えばですが、
私はずーと何がしたいのかがわからずにいた人なのですが、
だから、就職活動も真剣にできず、
そんな中、就いた仕事について、「適当にお金をもらえるところで落ち着いてしまった」
という思いを抱えていました
そしてこういう思いを抱えていること自体あまり気づいていなかったのですね
うっすらと後ろめたい感じや、劣等感としては感じていた、というぐらいです
そんな私に、
「どんなことをされているのですか?」
「今どんな仕事しているの?」と
だれかが聞いてくる、もちろん相手は単なる興味、関心で聞いているだけなのに、
でもその言葉はありのままには聞こえず、
私の耳にはまるで、
「適当なところに落ち着いたんでしょ?」
「手を抜いてた生き方しているね」
と言われているように響くわけです
そして、
傷つけられた!もう誰とも会いたくない!
などと人間関係を難しくさせていたものでした・・・
「解釈」は、これは、「私」の「解釈」なのに、
自分の解釈だと思わずに、
どれだけ生きづらさの悪循環にはまっていたことでしょう!
トホ ホントこういうこと一杯やってきました・・・トホ
今だって、あっという間に
自分の解釈から生まれるストーリーを作り出して、そこで苦しくなってしまったりもします。
でもそういうときは、「事実はなんだっけ?」
と立ち止まるようにしています(*^^*)
立ち止まれるようになると、
解釈は私がしている解釈だよね、と一旦ひと呼吸が入れられるので、
ストーリーへの引っ張られ方がずいぶん違うのです
ところで、この解釈が生まれるには、
この解釈を生み出す解釈が私のこころの深いところにあるのです。下支えしている解釈ですね
それは、私のこの例ですと、例えば、「私は、世間知らず」などといった自分についての思いなどです。
セッションでは、こういった思いをこころの深いところに探っていく、ということをしていきます(普段は全然気づいていないので、深い部分にあった思い(例:「私は世間知らず」)から物事を判断・解釈した結果、表層の解釈(例:「適当なところに落ち着いたんでしょ?」、「手を抜いてるね」)
が生まれていたんだな、それで苦しくなってたんだ、という理解につながるのです)
話がいろいろあっちこっちしましたが、・・・
こういった
事実をありのままに見えなくする・解釈する(投影する)ことがそもそもどうして起きるのか?
といったことを、
全人類がもつ心のしくみはこういうものなんだよ、と、
真実そのものをまとめたものが
インテグレイテッド心理学であり、
インテグレイテッド心理学講座では詳しく解説しています。
私がこの心のしくみを知ってよかったなと思うのは、
よく「答えは自分の中にあります」といった言葉を聞きますが、
生きづらさからラクになるには、
自分の中に見つけていくのはいろんな本や、ちまたにあふれている情報からもわかっているけれども、
そもそも心がもつメカニズムを分かっていなかったから
機械の設計図なしに、
修理をしようとしていた感じだった感じですね 笑
それが、全員に共通している心という設計図を得られて、
(それも誰かの説とか流派ではなく、真実ベースの設計図で)
自分を見つめていく、ということができやすくなった
ということだと思います。
「事実と解釈に分ける」の方に話を戻しますが、
「事実と解釈に分けてみる」というのは、
苦しみと映っているものが今あるとしても、
そこからありのままは何なのか?
そして、
そこから「ありのまま」に見せなくさせているものは何なのだろう?の視点に向けることができます
それは、
外に答えを求めたり、誰か(何か)のせいにすることの終焉であり、
自分を見つめていく、という向きに、そのベクトルの矢印を自分へ向けてくれる瞬間でもあるのです♪
それは、生きづらさから自由になるプロセスのための、第一歩をでもあります
今苦しいとしたら、
自分を見つめていきませんか?
その一歩として、
事実と解釈に分けてみる、これおススメですYO!♡
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日程:2018年7月28日(土)、29日(日) 2日間
時間:12:30~18:30頃
参加費:4万8千円 /再受講:3万円
(お申込み時にお席確保のため、参加費の内、5千円をお支払いただきます)
場所:東京都中央区晴海(最寄り:都営大江戸線勝どき駅)(詳細はお申込み時にご案内いたします)